2012年7月22日日曜日

露頭情報:No.563;芦別市滝里町 滝里湖

国道38号 秋紅橋パンケテシマナイ沢上流数箇所に枕状溶岩露頭があるようだ。出典は、「北海道大学理学部紀要Series 4,岩石鉱物分野」に掲載された論文”basalt and Dolerites in the Sorachi-Yezo Belt, Central Hokkaido, Japan”(英文)と言っても露頭情報だけなら図表だけでも大丈夫。薄片を造ろうなどと思うのなら頑張って読みましょう。 この「303頁 第1図:北海道中軸帯地質図,304頁第2図:パンケテシマナイ川(沢)ルートマップ;枕状溶岩露頭情報在,312頁 ”Pillow lavas of the lower Sorachi Group”,315頁 第4表:玄武岩質枕状溶岩の成分組成による分類表等が掲載されている。
北海道立地質研究所公開地質図解説には、(下富良野;04-007)44頁~:枕状溶岩の項、本図幅内で枕状構造の良く見られるところ「ルベシベ支流の上流,パンケテシマ,ペンケテシマ両沢の一部」と書かれているので参照する事。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=432644&l=1421959

露頭情報:No562;鴨川市石原採石場跡地:殆ど残っていないらしい!

鴨川地域の地質: Ⅳ.新第三系・Ⅳ.2.安房層群・Ⅳ2.2.1.古房層・2)鴨川玄武岩,9頁 第2図:鴨川図幅地域地質総括図,61頁 第44図:嶺岡山地稜線部に枕状溶岩として産する鴨川玄武岩;嶺岡山地中央部高さ315mの三角点付近
62頁 第45図枕状溶岩として産する鴨川玄武岩等の画像があるが、61頁の鴨川玄武岩の項目に「それぞれ東西に伸びた3列」の分布の内、3番目の「嶺岡産地南側で,新屋敷から曽呂川に沿って西に向かい点々と分布するもの」の一つ。
数年前に通り掛かったので入りかけたが雑草が茂り過ぎていて諦めた。季節を選ばないとね!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=350517&l=1400417

露頭情報:No.561;鴨川市吉尾平塚

恥ずかしながらこんな場所に在るのに私はまだ此処を確認していない。
文献ではあまり取り上げられていないと思うが、自衛隊の愛宕基地(年に1回公開される)の北側にある360m峰から東側にある神社方向に下り、道半ばで二股に分かれる道に挟まれた高まりがその露頭の位置。雑草で見えにくいかもしれない。岩体は二つ、更に分岐南側の道を注意深く下れば小岩体の露頭に出会えるかも!蛇紋岩もあります!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=350712&l=1395933

露頭情報:No.560;飯能市白子地区:チャートの崖を見間違えた場所

枕状溶岩を探し始めた頃には、なんでも枕状溶岩を疑わせる構造が在る様に見えて、日本中が枕状溶岩で出来ている様な妄想に駆られる事も無かったが、電車から眺めた風景の中には少々気になる風景がある。
此処のチャートの露頭は、電車からチラリと見えて、しかもこの高麗川の河床には方々に枕状溶岩があるので、一瞬、枕状溶岩の崖だ!と思った。
機会が無く暫く放置していたが気になって行ってみたら、河川敷には明らかに枕状溶岩の破片が在るのだが、崖はチャートだった。他に間違える人もいないだろうが自戒の念を込めてご案内しておきたい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=355320&l=1391632
この近くの本物の枕状溶岩露頭は東吾野駅付近が良いだろう。下記を参照下さい!
http://akashi1945.blogspot.jp/2010/05/1_11.html