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2012年4月14日土曜日

露頭情報:No.512;海部郡牟岐町水落


出典は岩石鉱物科学第29巻。掲載論文に「四万十帯北帯に分布する現地性玄武岩の希土類元素組成とその起源に関する示唆」があり、この中に露頭情報が記載されている。
176頁:溶岩流基底部で枕状溶岩のインターピローを黒色頁岩が埋めて・・,177頁:図2 地質図,180~181頁:表1;全岩化学組成。等
玄武岩は現地性と考えられているおり、四万十帯北帯南縁部・牟岐累層・泥質岩中に挟在しているとされる。露頭位置はこの付近か?海岸に下る道は付近で探すしかないか!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=334049&l=1342756
他に参考になりそうな文献に、ネット検索で入手可能なものを列挙すれば

◎現地性緑色岩含有層に伴われる赤色頁岩の起源について:後期白亜紀牟岐累層を例として 論旨
◎四万十帯北帯に分布する現地性玄武岩の希土類元素組成とその起源に関す示唆
◎徳島県南東部の四万十帯北帯に分布する沈み込み帯型緑色岩
◎MORBか沈み込み火成活動か 浅木・吉田論文への討論
◎MORBか沈み込み火成活動か 宮下・松尾への回答
◎上部白亜系牟岐累層(四国東部)中のin-situ緑色岩類の産状とその意義
◎四万十帯北帯に文鵜する現地性玄武岩の希土類元素組成とその起源に関する示唆

2012年2月6日月曜日

露頭情報:No.456;那賀郡木沢村大用知


出典は「2004年台風10号による豪雨で発生した徳島県南部那賀川流域の斜面崩壊」論旨
此処には「もっとも大規模な崩壊で,土砂の流下距離2km,比高500m,崩壊幅300m 程度である.崩壊深は数m と薄い.地質はほぼ緑色岩からなる.滑落崖が2 つ認められ,東側の滑落崖は高角の節理に沿ったくさび状崩壊,西側の滑落崖は枕状溶岩の角礫化した風化部が剥落したと推定される.今回の崩壊堆積物の下位には,マトリックスが褐色化した古い崩壊堆積物が認められる.この堆積物中に含まれるチャートや石灰岩の岩塊(径3~5m)は,今回の崩壊の対岸の尾根起源と推定される.これらの石灰岩・チャートの岩塊の一部は,今回の崩壊土砂に巻き込まれて流下した.ここでは2 名の方が犠牲となった。」と記されている。また「緑色岩分布域で発生した斜面崩壊は,もともと自破砕状を呈する枕状溶岩が風化によりブロック化・角礫化していたため,強度の低下と透水性の増加を招いたことが地質的素因と推定される.」と結ばれている。
尚、本件については2005年に徳島大学総合科学部自然科学研究 第19巻49-61頁に「2004年台風10号に伴う豪雨により徳島県那賀川流域で発生した斜面崩壊の地質・地形的特徴」が公表されており、51頁に「第1図 坂州木頭川周辺(旧木沢村)における斜面崩壊の分布」図が示されている。木沢村では枕状溶岩の存在は既に記載されている。
当初、露頭位置(崩壊位置)を論旨に掲載された「大用知」から下記としたが、論文記載の詳細図ではこの地点と「六郎山:標高1287.3m」との中間の渓谷が正しいと思われる。但し、論文に添付された画像から崩壊地の傾斜は急でありアクセスは容易では無いと思われる。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=335024&l=1341646

久し振りに露頭情報をUPする事が出来た。データは3個のエクセルファイルに主要部分とネットで入手可能な文献リストとネット情報のアドレスに別けて保存しているので、これをテキストファイルに書き換えるだけなのだが、念の為最新情報を確認しながらなので、結構手間が掛かるのです。
これまで公表したデータも全く読まれていないものも多いのだが、なんとか全部のデータを公表しておきたいと考えて居ます。ゆるりと御付き合い下さい!

2012年1月15日日曜日

露頭情報:No.432;那賀郡那賀町沢谷


出典は地質学雑誌第82巻第3号に掲載された「四国東部秩父帯中の沢谷緑色岩コンプレックスの化学的性質」。この183頁には「熔岩にはしばしば枕状構造が観察される。その枕内の気泡の濃集位置,枕の垂れ下がり方,火砕岩中の級化層理・・逆転していない。」とある。
露頭位置は大体下記だと考えて居る。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=335203&l=1341625

2011年11月19日土曜日

露頭情報:No_296_海部郡海陽町皆ノ瀬

出典は「四国内火成岩の岩石学的研究と教材化」。この論文には多くの関係露頭が記載されているが詳細な記述が無い事が多く露頭位置を特定出来ません。
この露頭は地名からと国道沿いに在るとの事から下記ではないかと見当を付けています。

2011年9月19日月曜日

露頭情報:No_220;徳島市八多町八多川

徳島市消防団津田分団のHPに「さまざまな散策日記」のコーナーがあり地質情報が含まれていましたが、いつの間にか見る事が出来なくなってしまいました。場所はこの付近です。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=335924&l=1343019

2011年9月4日日曜日

露頭情報:No_185;吉野川市高越鉱山

日本地質学会西日本支部会報:No_76-17に「徳島県高越鉱山付近における枕状溶岩の Mineralogy と Chemistry」が掲載されている。但し、この資料はまだ入手出来ていないので詳細は不明。でも鈴木尭士氏の論文なので間違いはない筈ですね。鉱山の位置は下記付近らしい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=340119&l=1341322
吉野川市の観光案内に「こうつの里」の案内地図がありました。鉱山跡に、勤労者の為のレクレーション施設を作ったのだそうです
http://shikoku-net.co.jp/tokushima/kankou/yoshinogawashi/yoshinogawakankoutizu.htm

2011年7月23日土曜日

露頭情報:No_115;徳島県佐那河内村天一神社石垣

資料は「地学のガイド 徳島県」だが、この神社の石垣について触れられた資料は結構存在する。場所は下記らしい。有名な場所なのかYahooの地図にも神社名が記載されている。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=335859&l=1342728
例えばこのHPにはこの神社の石垣と上流に在ると言う枕状溶岩の露頭についても触れている。
http://space.geocities.jp/yazapie/nikki07.htm
上記に記載されている「府能谷の枕状溶岩」はこの次のNo_116。
尚、地質ニュース1973年に「三波川~みかぶ帯の緑色岩類 その形式と変成作用」が掲載されている。

露頭情報:No_116;佐那河内村府能谷

この露頭についての資料は「地学のガイド 徳島県」場所はこの附近らしい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=335847&l=1342502
前のNo_でも紹介した下記のHPにも紹介されている。この方のHPはトップに入れないので、イレギュラーだけれど“nikki”の後の数字を適当に入れ替えて時々覗かせていただいている。目次:インデックスを作ってくださればと思うのはこっちの身勝手かな?
http://space.geocities.jp/yazapie/nikki07.htm
参考文献に「玄武岩中の希土類元素の分布」がある。日本大学文理学部の研究紀要(1986)らしい。
他にも徳島大学自然科学研究第23巻3号73-81頁に「四国中央部,西石原地域における御荷鉾緑色岩類の地質構造」(2009)等がある。

2011年6月27日月曜日

露頭情報:No_084;徳島県那賀町坂州


基本情報は「地学のガイド徳島県」那賀町坂州(さかしゅう)発電所前河床らしい。
場所はこの附近で良いのでしょう。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=334919&l=1341803
かなり有名な場所らしく下記が参考になりそう。地質ニュース第229号1-18頁;地向斜玄武岩 ③フィールドからラボへ 地質学会論旨:四国東部秩父帯中の沢谷緑色岩岩体の枕状溶岩 徳島大学総合科学科自然科学研究第19巻19-29頁:四国東部の南部黒瀬川帯上部三畳系寒谷層と坂州不整合:層序,堆積層,フォーナ 同第21巻77-88頁:徳島県那賀川上流に分布する地すべり地形的特徴 画像はある博物館の展示品:木沢村の枕状溶岩としてあったので同じ場所かな?と思うのだが、写真は拙かったかな・・・でもこの立体形状を別の溶岩が埋めている様を想像するのは面白くて、つい・・・

2011年6月24日金曜日

露頭情報:No_078;徳島県牟岐町

露頭位置はこの附近を想定
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=333930&l=1342406
この附近には玄武岩の露頭が多く存在し、その成因に関しては議論も多い。 論文としては、直接この露頭を示すものではないが、「岩石鉱物科学」第29巻175-190頁の「四万十帯北帯に分布する現地性玄武岩の希土類元素組成とその起源に関する示唆」がある。他にも同じく「岩鉱」第93巻に3つの議論が掲載されている。
「徳島県南東部の四万十帯北帯に分布する沈み込み帯型緑色岩」
「MORB か沈み込み火成活動か 浅木・吉田論文への討論」
「MORB か沈み込み火成活動か 宮下・松尾への回答」
また、これに先立ち、1992年には地質学雑誌第98巻第9号に「上部白亜系牟岐累層(四国東部)中の“in-situ”緑色岩類の産状とその意義」が発表されている。何れも興味深く、また、無償でネット経由で入手可能なのでお勧めする。正直私には両方ともどちらが正しいのか?

露頭情報:NO_075;徳島県朝生郡

南寿宏さんの「四国内の火成岩の岩石学的研究とその教材化」と言う修士論文に多数の露頭情報が記載されているのですが、実は公開された情報が具体的では無いので正確な露頭の位置が判らない情報が沢山あります。データNo_004, 076, 077, 078, 123, 124, 296, 316, 328, 330, 等がその例です。教材化を目的とした論文ならばもう少し詳細を明らかにしても良いのではないかと、探していますが露頭情報は見付かりません。ご本人は室戸ジオパーク構想に関連してご活躍の様子なので、ジオパーク活動の中で明らかになっていくと嬉しいですね。処でこの露頭はこの附近かな?と思っています。川向こうの百合谷にも露頭が有る様です。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=334956&l=1342925