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2012年3月3日土曜日

露頭情報:No.476;米水津村小浦南海岸


出典は「鹿児島大学理学部研究紀要」に掲載された「大分県佐伯地域に分布する四万十層群の海底地すべり堆積物」(1986)
114頁 第2図に地質図。113頁 地質各論、(1)正常堆積層 色利層:塩基性熔岩は色利北方,小浦南方,鶴御崎に分布するが,小浦南方では400m以上の厚さを有する。」と記載されている。
露頭はこの付近を想定。現在は佐伯市に入るらしい。「米水津」は「よのうづ」と読む。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325505&l=1315940

2012年2月8日水曜日

露頭情報:No461;玖珠町町田牧場への林道沿い


ここは水中自破砕溶岩と偽枕状溶岩の露頭。
出典は鹿児島大学理学部紀要に掲載された「大分県玖珠盆地南東部の地質」この59頁:第3図;玖珠盆地の地質図。 62頁の第7図に「宝泉寺層と小園熔岩層(偽枕状溶岩)の関係;宝泉寺層を整合で覆い、ASO-4 火砕流堆積物に不整合で覆われる。数箇所で水中自破砕の産状を示す。」と記載されている。
豊後中村から久住山へ向かう道のやや西側。万年山(はねやま)や湧蓋山に近い。昔は随分とこの付近を歩いたものだが、当時は全く知りませんでしたね!場所はこの付近の林道沿いの様です。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=331128&l=1311143

2011年12月21日水曜日

露頭情報:No.382;佐伯市蒲江,愛宕山


出典は「蒲江地域の地質」この Ⅲ.3.2. 槙峰層の項に、「第21頁:(1)上下限を低角度の断層で境され,槙峰層の泥質岩層中に挟まれる大規模な塩基性岩で厚さ500m以上に達する.⇒第22頁:(1)のタイプの塩基性岩は主に枕状構造を持つ玄武岩溶岩と塊状の溶岩及びドレライトから構成される.
鏡山・森山・深島・津島畑山・愛宕山の各岩体が(1)のタイプに相当し,それぞれの山頂部を構成している.最大層厚は鏡山岩体で500m,森山岩体で450m程度と推定され,途中に頁岩や赤色頁岩を挟む。枕の重なり方から判断して,地層の逆転は認められない.走向方向に追跡すると,短距離で上下限を境する断層が接近するため塩基性岩も消滅する.」と記載されています。
詳細な露頭位置は判っていませんがこの山中に枕状溶岩を含む付加体の露頭が在る事は間違い無いでしょう。山頂の位置は
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=324805&l=1315439
地形図には登山道の記号は記載されていませんが、照葉樹林に挟まれた眺望の良くない登山道は在るようです。探すのは結構大変そうな山です

2011年12月3日土曜日

露頭情報:No.327;佐伯市米水津宮浦丸研ノ鼻西方

出典は「鶴御崎地域の地質」。ここに「槙峰層 塩基性岩には玄武岩溶岩,玄武岩質凝灰岩,ドレライト及び斑レイ岩が識別される。南西隣の蒲江地域におけるように規模と産状から次の3タイプが認められる。  (2)上位あるいは下位にもチャートや赤色頁岩,緑色凝灰岩を伴い数km連続するもの⇒丸研の鼻西方や鶴御崎の急崖に現れた巨大な露頭で確認出来る。500m以上にわたって連続している。」と記載されている。
丸研ノ鼻は1/25,000 地形図等では特定出来なかったが、環境庁自然保護局からの海域生物環境調査報告書(1994)の調査区域図に調査区番号217として示されていたので間違いないと思われる。
米水津は「よのうづ」と読む。場所はこの付近だが歩く事が出来るのか?

2011年11月12日土曜日

露頭情報:No_278:佐伯市横島北部

残念ながら詳細な露頭の位置は示されていないが、大きな島では無いので渡りさえする事が出来れば、露頭は簡単に調べる事が出来るでしょう。
「日豊海岸地域の地質」の30頁にはこの様に書かれています。「10.横島・沖黒島・屋形島・深島の地質構造 (1)横島 色利構造線より北方にあり、浦代帯に属する。・・塩基性の火成岩類は変輝緑岩と変玄武岩である。横島で特筆すべき事は。みごとな枕状溶岩があることである。島の北側にあり、直径が30~50cmの枕状溶岩が多数露出している。約30度の傾斜を持ってチャートと境を接している。・・・  32頁:採集岩石の特徴 参照 33頁 図4:横島北西部の枕状溶岩写真」
「島」なので、対岸の米水津あたりから漁師さんにお願いして船を出して頂かなければ渡れない雰囲気です。
島の場所はhttp://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325508&l=1320245 
久し振りに「露頭情報」を再開出来ます。頑張って出来る限り早い時期にこのブログを終える様にします。

2011年9月24日土曜日

露頭情報:No_229;佐伯市米水津間越

この出典は5万分の1地質図「鶴崎地域の地質」だが、位置情報は余り確かでは無い。四万十層群槇峰層。
取り敢えず間越(はざこ)付近の192m峰に座標を置いたが、この一帯を歩いてみなければ判らない。近くに「ワルサ山」と言う名称の264.7m峰が在るが、こんな地名は枕状溶岩的である。
枕状溶岩の分布地域は台風の時に山崩れや地滑りで名前が上がりやすい。アテにはならないがこの付近一帯を探せば分布はしている筈であると言う程度の位置情報。この地域は他には文献に出会っていない。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325623&l=1320218

露頭情報:No_227;佐伯市波当津浦南西

出典は5万分の1地質図;蒲江地域の地質。同様に槇峰層。このⅢ.3.2. 槙峰層に「13頁 第13図:蒲江地域の構造区分図。 25頁 第22図:蒲江町波当津南西の塩基性岩の柱状図」が掲載されている。
場所はこの付近を想定している。河床の方が確立は高いかもしれない。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=324432&l=1315121
地質図が手に入らない(難しい)場合は産総研のHPから「地質図のホームページ」 http://geodp.gsj.jp/geomap/ 
を開いて、オンライン地質図からこの地域の地質図を確認して下さい。この地域の枕状溶岩分布を調べた時には地質図のカラーコピーが許可されていなかったので位置情報を正確にチェック出来なかった。
勿論、素人が全国の地質図を揃える事なんて出来る事ではないので、産総研の地質図ライブラリーに休暇を取って通い、地質図を閲覧しながら作成したメモに頼って自宅で位置の推定をしていました。一応、国内の1/50,000地質図は全冊目を通しました。今はオンライン地質図が使えるし、つくばに行けばカラーコピーも1枚70円だが許可される。高い様にも思えるがコンビニでのカラーコピーが申し合わせたように1枚80円より良い。以前よりもっと正確に位置確認が出来る様になった。位置情報の見直しをしようと思った時期もあるが、私の場合はもともと露頭を歩く事が目的で全国の分布を調べる事が目的ではないので、660件の情報の見直しは必要ない。旅行計画を練る時に再チェックしている状況です。不確かな情報で申し訳ないが、こんなマイナーな枕状溶岩をやってみようと思われる方々はこの程度の情報からでも探し出せるだろうからご案内している。「枕状溶岩」と言うと物好き!分野だが、「付加体地質学」や、「日本列島の地史探求」ならメジャーに浮かび上がれるかも!          

2011年9月20日火曜日

露頭情報:No_223;佐伯市小蒲江南方

出典は5万分の1地質図「蒲江地域の地質」この「Ⅲ.3.2.槇峰層」の中に、「22頁 第22図:槙峰層におけるチャートと塩基性岩の産状(蒲江町小蒲江南方海岸)「塩基性岩は玄武岩溶岩及び同質凝灰岩,粗粒玄武岩・斑れい岩からなり,・・・塩基性岩は主に枕状構造を持つ玄武岩溶岩と塊状の溶岩及びドレライトから構成される.鏡山・森山・深島・津島畑山・愛宕山の各岩体・・・それぞれの山頂部を構成している.最大層厚は鏡山岩体で500m,森山岩体で450m程度と推定され,途中に頁岩や赤色頁岩を挟む。枕の重なり方から判断して,地層の逆転は認められない.走向方向に追跡すると,短距離で上下限を境する断層が接近するため塩基性岩も消滅する.」
場所はこの付近を想定。道路は無さそうなので天候の安定した引き潮の時にトライしてみて下さい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=324727&l=1315420

露頭情報:No_224;佐伯市小向南方(柱状節理)

出典は5万分の1地質図「蒲江地域の地質」前項同様に「Ⅲ.3.2.槇峰層」の項目。「24頁 第25図:チャート及び赤色岩を伴う塩基性岩の柱状節理」同じ槇峰層でありながらこちらは柱状節理なので、比較するのに興味深いかとリストアップしたもの。場所は下記を想定。佐伯市は海岸線の露頭が殆どなので余程潮位に注意しないと観察出来そうにない。他の露頭ポイントも同様だが高波や波浪などにも十分注意して歩いて下さい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=324734&l=1315505

露頭情報」No_222;佐伯市福網代南東方

出典は5万分の1地質図「佐伯地域の地質」この「槙峰層」に関する記述の中に「写真:48頁 第52図:槙峰層の枕状溶岩の産状(蒲江町福網代南東方)写真左上が上位 53図:槙峰層の枕状溶岩とその上位に重なるチャート・泥岩(蒲江町福網代南東方)」がある。露頭スケッチ有。場所はこの付近だろうか?前にもご案内しているがこの付近には露頭が多い。下記の地形図周辺にも「江武戸鼻」や「下り松鼻」にも露頭情報が在る。
 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325108&l=1315718

2011年9月15日木曜日

露頭情報:No_214;佐伯市鶴見汐吹鼻

5万分の一地質図「鶴御崎地域の地質」の「四万十累層 槙峰層」の項に「 第16図:槙峰層の塩基性岩とチャートからなる海岸の急崖 第17図:槙峰層の塩基性岩とその上位に重なる層状チャート(第16図のクローズアップ)枕状構造を持つ玄武岩溶岩の上に整合にチャートと赤色頁岩が重なる。」と書かれている。露頭位置はこの付近と思われます。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325606&l=1320350

露頭情報:No_210;臼杵市野津町水地付近

「犬飼地域の地質」に「27頁 Ⅶ.2.鎮南山層:備後尾東方から清水原を経て蕨野南方まで北東-南西方向に分布。泥質基質のメランジェからなり塩基性火山岩類・砂岩・チャート・石灰岩・珪質泥岩の大小さまざまな礫・岩塊・岩体を含む。・・塩基性火山岩類は枕状溶岩(第15図)・ピローブレッチャ・塊状熔岩・ハイアロクラスタイトからなる。塩基性火山岩類からなる最大の岩体は,幅150m,長さ2.5kmに達する。」と書かれています。想定露頭位置は「水地」南方とされていたので下記を想定した。
産総研からネットで公開されている地質図から追っていくと、もう少し南の「清水原:そうずはる」に近い、この付近の方が確立が高いかもしれない。この付近は「鎮南山層:Cn」が分布している。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=131.717111&latitude=33.014683
露頭を探される場合は、少なくともネットで公開の地質図を良く参照して出掛けて下さい。

2011年9月13日火曜日

露頭情報:No_204;東彼杵郡波佐見町二ッ岳東部山麓標高300m付近

この露頭もNo_203 の露頭情報と同一文献からの情報。「Ⅲ 枕状溶岩とハイアロクラスタイトの産状と構造 ⇒ 4 弘法岳玄武岩類の枕状溶岩類(65頁),65頁 第12図:東彼杵郡波佐見町二ッ岳周辺の弘法岳玄武岩類に発達する枕状溶岩の産状,66頁 第13図:弘法岳玄武岩類枕状溶岩の断面」地質時代は、鮮新世~更新世 弘法岳火山岩類。露頭位置はこの付近だろう。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=330605&l=1295052

2011年8月27日土曜日

露頭情報:No_177;米水津村松切鼻対岸の押出ノ鼻北西

参考文献は「1/5万 鶴御崎地域の地質」の「四万十累層 槙峰層」関係の記載を参照。18頁 第20図:槙峰層の枕状溶岩の産状(米水津村押出ノ鼻北西) 第21図:第20図のクローズアップ 19頁 第22図:槙峰層の枕状溶岩中の枕の周囲を埋めた方解石 等が記載されている。
詳細の記述は無いが露頭位置は下記付近と考えられる。詳細は資質図を参照ください。
 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325422&l=1320035

露頭情報:No_176;佐伯市尾浦

参考文献は「大分地質学会誌1996年No.2: 大分県南部四万十帯中の枕状溶岩」。3頁 蒲江町北方の尾浦においては、下位から枕状構造をもつ玄武岩溶岩、玄武岩質凝灰岩・赤色泥岩あるいは凝灰岩とチャートの互層・・・移り変わる関係が報告されている。4頁 第1図:枕状溶岩の典型的な形態と特徴」等が記載されている。
残念ながらこの露頭については詳細な情報が記載されていないので、下記付近を調べてみるしかない。
  http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325160&l=1315820

2011年8月26日金曜日

露頭情報:No_175;佐伯市鶴見町中越

参考文献は「大分地質学会誌1996年No.2: 大分県南部四万十帯中の枕状溶岩」。7頁 第2図:県南海岸部における枕状溶岩の露頭ポイント。
「大分県佐伯地域に分布する四万十層群の海底地すべり堆積物」 にも同様の記載有。具体的には、「鶴見町中越:地点⑤: さらに東へ行くと道路脇に暗緑色の幅5mほどの岩体があり、枕状構造がはっきり確認出来る。更に東へ行くと枕の裂け目から噴出した熔岩が直径8mほどの柱状になって居るのが観察出来る。」とある。露頭付近の地層は「四万十帯・蒲江亜層群・槙峰層或いは中越層」。従って露頭位置は下記付近と想定する。
 http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325603&l=1320031

露頭情報:No_174;佐伯市米水津松切鼻

参考文献は「大分地質学会誌1996年No.2: 大分県南部四万十帯中の枕状溶岩」この7頁 第2図:県南海岸部における枕状溶岩の露頭ポイント。6頁 各露頭における枕状溶岩と付随する岩石 4.米水津村松切鼻」がある。
具体的には「地点④灯台の土台となっている塩基性岩にも枕状構造がみられる。」と書かれているので、露頭位置は下記と思われます。尚、この地点の地層は「四万十帯・蒲江亜層群・槙峰層」
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325358&l=1315944

2011年8月25日木曜日

露頭情報:No_172;佐伯市楠本

資料は「日豊海岸地域の地質(論文)」露頭所在地については佐伯市(旧蒲江町)楠本:地点② 蒲江町の楠本湾の南岸、小金地域の海岸に2箇所の岩礁がある。干潮の時には渡れる・・表面は黄褐色を呈し貝殻が付着しているが・・・」とある。
地層は「四万十帯・蒲江亜層群槙峰層」。露頭位置は恐らく下記付近と思われます。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325010&l=1315712

露頭情報:No_173;佐伯市江武戸鼻

この露頭については「大分地質学会誌1996年No.2: 大分県南部四万十帯中の枕状溶岩」。第7頁 第2図:県南海岸部における枕状溶岩の露頭ポイント 6頁 各露頭における枕状溶岩と付随する岩石 3.蒲江町江武戸鼻
具体的には「江武戸鼻の神社から出て北向きに歩いて50mほどの所から200mほどの連続露頭が・・・」と書かれているので、露頭位置は下記を推定している。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=325051&l=1315739

露頭情報:No_171;佐伯市蒲江浦

大分県佐伯市には多くの露頭があります。
資料は「日豊海岸地域の地質(論文)」大変多くの露頭情報が記載されている。この露頭は「30頁 10.横島・沖黒島・屋形島・深島の地質構造 (4)深島 (2)深島の塩基性火成岩類:東の浜では枕状溶岩が認められる。・・深島では直径が5~10cmの枕状溶岩が多く小型である。熔岩の破片からなるマトリックスの部分が多くなったピローブレッチャへと移り変わっていく。」とある。
「蒲江地域の地質」:22頁も参照の事。露頭の含まれる地層は「蒲江亜層群槙峰層」。露頭の位置は下記付近と思われます。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=324320&l=1315542
この資料はインターネットでは閲覧出来ないかもしれない。小生は産総研の地質情報センター内にある図書室で閲覧しコピー(有償)を作成した。
大分県には興味深い地質が多く存在する。