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2011年12月18日日曜日

露頭情報:No.374;下仁田町茂垣 稲含山-黒内山

2012年5月20日追記
最近入手した「下仁田自然学校文庫⑤下仁田町と周辺の地質」第31 稲含山の項には、
1.茂垣峠~大鳥居:稲含山の登山口になる茂垣峠や、峠から大鳥居までの林道・登山道には緑色の御荷鉾緑色岩類が顔を出しています。・・・峠の北西、茂垣の沢には緑色岩の中に枕状溶岩の露頭が見られます。と記載され画像もあります。この書籍は旧青倉小学校跡に解説された資料館で購入が可能です。(確か1200円だったと思います)

ここは興味深い岩石が分布していて、なんとか行ってみたいと考えて居るが実現しないまま月日が過ぎている。数年前は火山の友人たちとoff会を企画したが直前に腰痛の再発で中止してしまった。
最初に出会った文献は、日本地質学会第111学術大会講演 論旨:「関東山地下仁田地域ヒスイ輝石岩体の地質構造と岩石学」。此処に「蛇紋岩を伴わない。上下判定が可能な部分がある。」と書かれている。他にも興味深い文献が存在して関係文献を参加予定人員分用意までしていたんだが残念。当時調べた文献は下記 いずれも記述は簡略過ぎて露頭の正確な位置を示すものは無い。
関東山地跡倉ナップ,緑色岩メランジュ中の角閃岩塊のK-Ar年代
関東山地北縁部小川町~神泉村地域の緑色岩メランジェ
関東山地黒内山超塩基性岩体の自然鉄 論旨
関東山地三波川帯黒内山超苦鉄質岩体の跡倉ナップへの帰属 論旨
関東山地三波川帯西縁部より発見されたヒスイ輝石を含む岩石について 論旨
露頭はハッキリしないがこの付近を探すつもりだった。一人では無く5-6人もいれば結構面白いものが見られたのではないかと思って居る。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=361042&l=1384951
稲含山はこのやや南。名無しの1112mが黒内山。鞍部に在るらしい・・・

2011年12月10日土曜日

露頭情報:No.350;神流町小平地区の河床

譲原地すべり資料館に小粒の枕状溶岩の断面を示す標本が展示されている。
この資料館には他にも附近の緑色岩のボーリング資料が保存されている。神流川を遡るには丁度良い休息場ともなるので、見学をお勧めする。膨大なボーリングサンプルを見るだけでも価値が
る。


資料館は、下記です。小生が見学した時期には、常駐職員が居られましたが、現在は予約をしないと見学出来ない様ですね。ご注意下さい!
露頭と目される場所は

2011年11月17日木曜日

露頭情報:No_293;桐生市萱野峠

桐生市には何度か通っているが此処はまだ歩いていない。
何れ、アカネコさんにご案内頂こうと呑気に考えていたのだが、詳細を確認する事が出来ないまま、お会い出来ない方となってしまった。
場所は、お聞きした内容から桐生市萱野峠入口付近。楚巒山楽会HPに萱野山或いは萱野峠の項が在る。 恐らく桐生市梅原にその昔あったと言う「きのこホテル」傍から萱野山(1/2500地形図では無名の568.3mからの登り口附近に露頭があると思われます。楚巒山楽会の萱野山についての頁は
http://akanekopn.web.fc2.com/yama/kayanoyama.html
地形図で行くと多分この付近ではないかと考えています。この地形図の中心から斜め右下に灰色の四角が見えますが、これが「きのこホテル」かな?と思って居ます。

2011年10月12日水曜日

露頭情報:NO_268;南牧町磐戸橋下流

偶然に露頭情報を手に入れる幸運に恵まれる事が有る。火山性陥没地とされる群馬県の「本宿」陥没地の地質図等の資料を産総研・地質調査総合センターの図書室で閲覧した。頼りない知識と情報で「日本火山の会」で、一緒に露頭を探して巡りませんか?と呼びかけて手探りの「変成岩」巡検を開始した時に、下仁田でお会いした方に、南牧村教育委員会が発行したリーフレットのかすかなコピーを頂いた。事の顛末は日本火山の会のOff会の記録に記載している。題して「三波川・御荷鉾・変成岩を観察する会」と大きく出た。その3回目がこの「第二回下仁田・本宿OFF会」
http://kazan-net.jp/off/0804shimonitaoff2/0804shimonitaoff2.html
此処は2度も通過していながら気付かなかった。露頭を探すときはめぼしい場所を歩くべし!である。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=361004&l=1384339
現在は左岸の細い道も通じたようだ。橋の下流側は両岸共に枕状溶岩があるので、両方を見ると岩相が様々で興味深いと思う。このブログでは2009年9月13日から18日に画像が掲示されています。
この付近には他にも塩之沢他に露頭が有るようなのだが、その後の調査は及んでいない。参考文献は“Geology of the Nanmoku area”残念ながらネットでは手に入らないと思います。

2011年10月10日月曜日

露頭情報:No_266;桐生市村松沢

桐生市内のアクセスが良い露頭です。詳しくはNo.264を参照して下さい。場所は下記付近です。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu2.html?b=362611&l=1392017
但し、殆ど足元にしか見えないので、落ち葉を掻き分ける雰囲気で探さねばなりません。
トンビ岩から吾妻山に登り、尾根を歩いてこの沢に下るコースが良いと思いますが、尾根に下る道標を見落とさないようにご注意を!急な沢を下ってやや傾斜が緩くなった辺りを探してください。

露頭情報:No_264;桐生市吾妻山トンビ岩

桐生市の山大好き人間さん達の山情報HP「楚巒山楽会:そらんさんらくかい」地質の話(2)からご教示を頂いた。「一緒に桐生の山を歩きましょう!露頭をご案内しますよ!」と仰って頂き、幾つかの露頭画像も頂いたのだが残念な事に山で急死された事を後日HPで拝見した。2010年3月9日からにこの付近の露頭画像を置いています。3月29日からの村松沢は少々判り難い露頭だが、トンビ岩に行かれたなら序に足を伸ばして村松沢から下ると良い。尾根道から急な坂を下りた沢の合流点付近の足元を探す事。露頭場所はこの付近。以前は小型の枕状溶岩が道に沿って多く観られた様だが中々出会えなかった。チャートと溶岩が興味深い場所です。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=362541&l=1391955
トンビ岩から吾妻山までのコースは登山者と言うより散歩の達人たちが多い。近郊から車で来られて丁度良い駐車場が在る事が幸いしている様です。岩を調べていると次から次へと上り下りする皆さんが質問されるので、その御説明に手間が掛かるかもしれませんがそれもまた楽しいものです。岩の外側の表面を見るとこの岩が枕状溶岩に分化していく蛇口の様な部分だと理解出来ます。チョット遠回りの女道にも大きな岩が有ります。
楚巒山楽会の「あかねこ」さん、「極楽とんぼ」さんとお会いしたかったが叶わぬ夢となった

2011年10月1日土曜日

露頭情報:No_246;神流町東御荷鉾山~投石峠・林道沿

最初に知ったのは、どんな資料か判らなくなってしまったけれど、場所は御荷鉾変成岩で有名な東西御荷鉾山。神流川沿いの万場高校付近の露頭と比較観察するには良い現場。但し、堆積面が垂直に向いているので判別し難い。
日本火山の会のOff会の記録をご覧下さい。
http://kazan-net.jp/off/0708mikabooff/0708mikabooff.html
神流町のHPにも簡単な記載があります。県の調査で東南東へ1.5kmに及ぶ範囲の山側の法面がこの場所。
http://www.town.kanna.gunma.jp/home/local/bunkazai/19.html
私のブログでは2009年10月20日から万場高校付近を、30日からこの露頭をご案内しています。火山の会のOff会の折に撮影したものです。場所はこの付近、カーブの場所なので車に注意が必要。誰もいないと思ってか結構な速度で走ってくる。他にも露頭は多くあるようなのでこの林道や登山道を歩く時はぜひどうぞ!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=360851&l=1385549

露頭情報:No_247;片品村戸倉

崖の斜面が急すぎて危険なのでお勧め出来ないけれど一応ご案内。上流のダム付近からボートで下る事が出来れば観察には良いだろうが、アマチュアには無理でしょう。
出典は「片品帯、戸倉オフィオライト岩体」。この「134頁:第1図;戸倉オフィオライト岩体地質図,137頁:第3図;片品川 戸倉-戸倉ダムルートマップ」が記載されてる。この附近の森林・渓谷に入域する場合は尾瀬林業との関係に注意!類似文献に「上越帯,戸倉オフィオライトの変形構造-特に玄武岩質岩と泥質岩の混在様式について」もあります。最初の文献はネットでは入手出来なかったので、地質調査総合センターの3階図書室で閲覧した。もう一つはネットで入手可能です。鳩待峠へのバス乗換場所付近にも在る筈なのだが、河床に下る道は立ち入り禁止だったので民家にお願いして河床まで下ってみた。場所はこの付近から更に上流側。ルートマップを参照下さい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=365013&l=1391447
2009年11月5日から数枚の画像があります。

2011年9月30日金曜日

露頭情報:No_242;枕状溶岩ではない「亀甲石」上野村堂所

全く成因が異なる「亀甲石」なのだが、時々「枕状溶岩」を「亀甲石」と呼ぶケースがあるので、念の為リスト入りさせた。石灰質ののジュールである。現地では乱掘されて殆ど見る事も出来ないらしい。群馬県立自然史博物館には実物が展示されている。
産地は異なるが(確か屋久島産)深田地質研究所の講堂手前のロビーに展示されている。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=360521&l=1384331

2011年4月14日木曜日

露頭情報:No_015;小野上温泉岩井堂

利根川から渋川で分かれる吾妻川が渋川と中之条との境に差し掛かるあたりに「小野上温泉」が在る。JR小野上温泉前を過ぎ国道353号線が緩やかな右カーブを描いた先に左手に大きなみやげ物屋さんがある。混雑していない時には此処に駐車させて頂く手も在るが中々難しい。この裏手の河原に露頭が有る。駄目な時はもう少し上流の橋を対岸に渡り、運動公園から双眼鏡で観察するしかない。
この露頭に関する資料は、「日曜の地学 群馬の自然をたずねて」 第18項 小野上の河原(岩井堂)(98頁)を参照。この頁に図18-1:小野上の河原案内図、次の頁に 図18-2:まくら状熔岩の断面(写真)が掲載されている。ネットで参照出来る資料としては 
http://sound.jp/compass/kiroku/991127.html
日曜地学ハイキング 第333回 「小野子山火山の噴火史をさぐる」(土台をつくる海成層と湖成層 の部分を参照)に詳しい。地団研の関係行事記録としては珍しく詳しい資料を掲示していると思いましたら、参加された方の個人的HPの様です。但し、最近10年くらいは更新されていない。
この中では、「玄武岩質を枕状溶岩、安山岩質のものを偽枕状溶岩(シュードピロウ)と記載されているが、それでは、流紋岩質のものは何と呼ぶのだろうか? 地団研らしい!と言ったら叱られるかな?」湖の底で噴出したのは間違い無さそうなので、岩質はともかく意味が違う!枕状溶岩の事を普通に「枕状溶岩」として良いのではなかろうか?
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=138.89713888821&latitude=36.558986317361
画面下の分類ラベルラベル「群馬、露頭画像」からこの地域の画像へどうぞ!

2011年4月13日水曜日

露頭情報:No_014:川原湯温泉久森トンネル

地名を誤記していました。小森⇒久森トンネルです。上流から眺めた画像を追加しました。川沿いの遠くに小さく見えるのがこのトンネル。手前は巨大岩脈。
八ッ場ダムが完成したらすっかり水没してしまう所だったが、幸いにもダム建設は殆ど中止の方向なので、残る可能性が高いが、ダムの完成を見越してインフラ整備のためにダム完成時の湖面より高い位置に道路を整備したので、この露頭へのアクセスは悪くなる可能性は高い。
この地域では、「昇竜・臥竜」岩脈が有名なのだけれど、其処からやや下流にこの小さな露頭がある。国道の短い小さなトンネルが枕状溶岩の岩体を貫いているので、のその外側に枕状溶岩の構造が見えるがかなり観察は難しい。
日曜の地学シリーズ・群馬の自然をたずねて: 20.吾妻渓谷(102頁)の107頁からに吾妻渓谷の説明の最後尾において触れられている。
文献は、例えば「八ッ場ダム訴訟関係資料」:第三紀中新世以降、特にダムサイトよりも上流側で、久森岩体、尾坂岩体等の貫入が見られた。第四紀更新世(第四紀とは、第三紀鮮新世に続く地質時代であり、約180万年前~1万年前を更新世、それ以降現在までを完新世という)に至っても、不動沢岩体、白岩沢岩体等の貫入が見られた(甲D5の1・19p)。特に久森岩体、不動沢岩体、白岩沢岩体、等はkm単位の大きさの巨大な岩体であり、貫入した地層に亀裂や断層をいくつも発生させることになる。
この記述から想像の羽根を広げると水中に噴出した岩脈が枕状溶岩になったらしい。勿論、貫入岩脈が枕状溶岩を作る事は珍しい事では無い。
1/25000 地形図ではここ。「久森トンネル」がその岩体。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=363255&l=1384146
2009年10月10日から15日までに4枚の画像と1枚の巨大な岩脈の画像を紹介しています。

2010年3月31日水曜日

群馬県桐生市村松沢(3)

前の画像からもう少し奥に入った場所の石垣です。これは枕状溶岩に間違いないでしょ!中央の大きな奴と、そのやや右下のものです。やや右下のものは、急冷縁の様なものが岩の右下方向に見えませんか?この沢には間違い無く枕状溶岩が分布して居そうです。

2010年3月30日火曜日

群馬県桐生市村松沢(2)

神社から村松沢に向かう途中の奥まった場所に数軒の家が立ち並んでいます。その内の幾つかは恐らくこの附近の河原殻持ってきたであろう岩石で石垣を築いています。この石垣は比較的小型の転石を積んでいますが緑色岩が殆どです。枕状溶岩と判るような形状のものはそれ程見当たりませんが、一番上の段に詰まれた比較的大きな岩にはひょっとしてそうかも知れない!と思いませんか?

2010年3月29日月曜日

群馬県桐生市村松沢(1)

トンビ岩よりももう少し先の「八坂神社」の先から「村松沢」を経由して吾妻山に登るコースが有ります。八坂神社の先で人家が無くなったあたりに熊用の檻なんかが在って一瞬どきりとします。是非「楚巒山楽会:そらんさんらくかい」のHPでコースを確認して歩いて下さい。勿論、トンビ岩から吾妻山に登りこの「村松沢」経由で下ってもそれ程の時間が掛かる訳でもありません。今回はこの村松沢の枕状溶岩のお話ですが、まず目に付くのがこの様なチャートです。
実にこの附近の山腹にはチャートが広く分布しています。

2010年3月22日月曜日

群馬県桐生市トンビ岩周辺(11)

山頂の直ぐ近くの稜線に位置するチャートです。スケールとの対比でお判りかと思いますが、何れも弓なりに曲げられています。恐らく地山の変形によりクリープ現象が進行しているのだと思います。余り見られない風景です。

2010年3月21日日曜日

群馬県桐生市トンビ岩周辺(10)

これもスケールが無くて申し訳在りません。実はもう一枚、チャートの画像が有ります。これは山腹での画像ですが、山頂付近のチャートは大きく変形しています。その比較の為にこの画像をUPしました。明日の画像をご覧下さい。
尚、その後もう一度枕状溶岩の画像に戻る事になります。

2010年3月20日土曜日

群馬県桐生市トンビ岩周辺(9)

どんなものでも同じ事ですが、チャートも見る方向によって随分表情が異なるものです。これは層状のチャートの層に平行な面の表情です。桐生は確かマンガンが採掘された場所ですから、このチャートにもマンガンが含まれている筈です。

ブログの更新が出来なかったこの3日間山口県に出掛けていました。長い間秋吉台周辺で枕状溶岩を探していますが、最近やっと確かに存在すると記載した古い文献を見掛けたので、具体的な露頭位置の情報を求めてその可能性が在りそうな場所を僅か半日だけでしたが歩いてみましたが空振りでした。でも、美祢市の歴史民俗資料館の展示に良いヒントを見出したので、秋にはなんとか友人の民宿に宿泊して近くの露頭を探そうと考えます。

2010年3月16日火曜日

群馬県桐生市トンビ岩周辺(8)

寄り道序に登山道のあちこちで見る事の出来るチャートを少し見て頂きましょう。トンビ岩から山頂に掛けてはこのチャートがそこかしこに分布しています。恐らく山がチャートで出来ている為に侵食から免れたのではないでしょうか?
17日から19日まで出張を利用して秋吉台方面を少し歩いてきますので、3日間更新が出来ません。お許し下さい。

2009年11月10日火曜日

群馬県片品村戸倉片品川河床(6)

これは枕状溶岩ではなさそうだが・・
小さな転石だから、この附近に分布するのか?もっと上流なのか?不明だが、面白い岩相を見せる小岩片。
スケールの硬貨は22mm。黒系の恐らく粘板岩だろうと思われる部分の境界を見ていると「剪断」を受けたものがそのまま固着しているように思える。残念ながら、素人の悲しさと言うより勉強不足でこのような時に夫々の岩質が見分けられない。上流には黒色頁岩が分布して居る事が文献にも記載されている。
この附近の地層がこれほどに剪断と高圧を受けて居る事の証。小生はあまり見た事が無い岩相なので掲載。
戸倉附近の画像はこれで終わり。さて次は何処の露頭に行きましょうか?やはり群馬県を歩きますか!

2009年11月5日木曜日

群馬県片品村戸倉片品川河床(1)

最初の画像は両岸が切立つ片品川の渓谷風景。
意外な場所にも枕状溶岩が在る。等と言っても、大体これだけ多くの場所に枕状溶岩が存在していた事さえ知らなかったのだから、全てが「意外!」とも言えるのだが、今回は尾瀬につながる片品川の戸倉附近。
蛇紋岩の至仏山への入口でもある。
但し、少々アプローチに難が在り過ぎて危険なので、観察場所としてはお勧め出来ない。
地図を見ながら迷ったが、行って見なければ状況が判らないので、一応、5月の連休に岩鞍高原で水芭蕉を見がてら駄目元とペンションに泊り水芭蕉を楽しみ、戸倉まで足を伸ばしてみた。戸倉には尾瀬入山のバス・タクシーへの乗換用大型駐車場があるが、附近から片品川の河床に下る事が出来ない。全体が尾瀬林業の管理区域らしい。多分今頃はバスセンターが出来上がっている附近から降りようとしたが制止されたので、下流の民宿にお願いして裏から河床まで下りてみた次第。
緑色岩となった転石の枕状溶岩とピローブレッチャを含む岩体が幾つか観察された。文献によるとかなり典型的な形状の枕状溶岩が分布しているらしい。 
データNo.247. ウオッ地図のアドレスはhttp://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=365013&l=1391447
参考文献は、「片品帯,戸倉オフィオライト岩体」著者は佐藤昇氏と小松正幸氏の共著。137頁に「片品川・戸倉~戸倉ダムルートマップ」が掲載されている。1985年。
他にも「戸倉オフィオライト」で検索すると論文要旨が幾つかみられる。
冬の渇水期にゴムボートでも使って戸倉ダム下流から下りながら観察したのだろうか?他にも何箇所か川沿いの道路から河床に下ろうと試したが、急傾斜過ぎて道路から河床に下る事は出来なかった。河床を遡る事も出来ない。