出典は「赤石山地北部四万十帯、鷲住山周辺の枕状溶岩の産状」日本地質学会(1976)論旨。
露頭位置に関する詳細な記述やルートマップは含まれて居ない。
「主として枕状溶岩とこれに関係した火山性物質を含んだ堆積物を原岩とし・・地層は非対称で軸部に断層が発達した背斜構造をとり・・・西翼側は層厚90m、東翼側は約600mであって、それぞれ8枚と39枚の枕状溶岩が識別できる。 前進する枕状溶岩によって下位の地層が引き摺られ褶曲している例も在る・・供給源は東翼側からであろう」と掛かれている。
取り敢えず座標は鷲ノ住山(1534m)の山頂に置いたが、「野呂川」沿いに塩基性岩が露出しているので川沿いに露頭が在る可能性が高い。詳細情報が発行されても良さそうな講演者が並んでいるが、詳報らしい論文には残念ながら出会えていない。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353850&l=1381818
原則更新を停止します。 このブログは地質の素人の現70歳の素浪人が、地質図・論文・websiteを閲覧して露頭情報を収集し、その情報と主に足で稼いだ露頭画像を御紹介してきたブログです。素人故の恐れ知らずで取り組んでしまいましたが、残る人生の短さと現在の体力を歩き残した露頭の余りの多さとを天秤に掛けるとそろそろ「撤収」を考える時期だと思い至りました。 火山カメラの映像をUPしてまでこのブログを維持するのも如何かと思い至りましたので、このブログの更新を停止する事と致しました。 枕状溶岩関連記事についてはそのまま残そうと考えています。2年程度の心算で、2009年9月8日に始めたこのブログがここまで続けられるとは思って居ませんでした。 長い間お付き合い頂き有難う御座いました!
2012年8月16日木曜日
2012年7月9日月曜日
露頭情報:No.554;南高麗群早川町新倉:広河原付近の内河内川河床
出典は地質学雑誌,第96巻,第3号,に掲載された「瀬戸川帯北部の変成ピクライト玄武岩類」181-192頁(1990)。182頁に掲載の第1図:瀬戸川帯北部新倉附近の地質図。また184頁:第2図「塊状,非変成の変成ピクライト玄武岩の露頭スケッチ」或いは186頁:第1表:ピクライト玄武岩類および玄武岩類の全岩化学組成,192頁の第Ⅰ図版 b) ピローブレッチャの産状 等を参照下さい。「広河原」下流の「第一図」の“X”地点河床。座標地点よりやや下流の地点かもしれない。川と林道は玄武岩層と斜交している。地質学雑誌は全て無償で公開されているので必ず読んで下さい
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352910&l=1381808
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352910&l=1381808
2012年3月11日日曜日
露頭情報:No.494;市川三郷町 四尾連湖
出典は千葉大学教育学部研究紀要に掲載された論文「閉塞湖の存在条件に関する研究」この論文中に、「確定した訳では無いが近くには枕状溶岩の分布が有る」との記載有
甲府地域の地質13頁に「四尾連凝灰角礫岩層:四尾連湖周辺に発達し、両輝石玄武岩・・稀に枕状溶岩を形成」とあるので、間違いないらしいが少なくとも湖の周囲にはそれらしい露頭は見られない。少々甘く見てこの湖の観察時間に余裕を持たなかったので湖の周囲をさっと回っただけなのだが、見付けられなかったので、再訪するしか無さそう。「峠に岩壁が在った様な気がする」とは、出会った人に聞いた情報。崩壊地形に形成された湖だと考えれば、湖の周囲と南側尾根を歩いたのは失敗で、四尾連峠から大畠山方面を歩くべきだったかもしれない。
湖の直ぐ傍までは車で行けるが駐車場は有料。市川三郷には枕状溶岩が広く分布している。崖を見たら要観察である。http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353147&l=1383102
下の図は、南側尾根に在る崩壊寸前の神社付近に在った凝灰角礫岩。他にも斜長石の斑晶が目立つ岩石露頭が在ったが、形状は枕状を示していない。
2012年2月8日水曜日
露頭情報:No.464;身延町(旧中富町)後山川(早川水系)流域:砂防公園
2010年7月にこの付近を歩いた時に、この砂防公園を探したのだけれど残念ながら判らなかった!
出典は、「後山川における土石流対策及び砂防公園建設について」と言う文章。「平成11年6月29日から30日の大雨により,南巨摩郡中富町に位置する1級河川後山川の上流部で高さ100m幅60m,堆積土砂量11万m3の大規模な土砂崩落が発生した・・・発生源附近では貴重資源である火山ガラス、柱状節理、溶岩流、自破砕熔岩が発見された。」とある。
資料には概略地図が添付して有り、駐車スペースも有る様に計画図が描かれているのだが、この方面の道路が細くてこその先に在るとも思えず撤退した。
「遅沢化石公園(砂防教育公園):火山ガラス・海底溶岩流:崩落現場の烏森山凝灰角礫層には、自破砕熔岩「緑色凝灰岩(グリーンタフ)が存在し、当時県内では初めての「火山ガラス」が・・・」と書かれており興味深かったのだが残念。
想定している場所は下記だが曙川から北北東に分岐している後山川をもう少し遡った場所らしい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352623&l=1382460
2012年1月9日月曜日
露頭情報:No.427;下部町甲斐常葉
出典は「静岡大学地球科学研究報告 4(1979)」に掲載された「山梨県下部周辺地域の新第三系の地質,特に剪断褶曲について」
或いは山梨県環境科学研究所の富士山研究 第2巻(2008)所収の「富士山の基盤としての西八代層群の火山岩類の岩石科学」
下部町甲斐常葉 栃代川河床(「下部町の自然環境」によれば「左岸」常葉玄武岩層)に分布する「橄欖石玄武岩 帯緑暗紫色」で、「新第三系・西八代層群・古関川塩基性火山岩層」に属する。
後者の文献では2-3頁に関連記載が多い。露頭位置はこの付近を想定している。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352708&l=1382916
2012年1月7日土曜日
露頭情報:No.421;鰍沢町十谷(じゅっこく)山王東方
出典は静岡大学地球科学研究報告,10: 山梨県西部・巨摩山地南部の地質(1984)。この36頁に記載の「Ⅰ.高下ブロック I-1.十谷火山角礫岩 37頁 表2;地質年代比較表」等がある。
中期中新世・高下ブロック・十谷火山角礫岩について此処では「本層は安山岩の角礫岩を主体とし,凝灰岩,玄武岩溶岩,安山岩熔岩を挟在する。・・・玄武岩溶岩は本層の下部に挟在し,無斑晶で気泡を持つ,鰍沢町山王東方には枕状熔岩が露出する。」と記載されている。
「山王東方」は地域として広すぎて特定出来ないが、地質図等から下記付近と想定した。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352942&l=1382450
尚、場所は異なるがアクセスが比較的良いと思われた十谷温泉の「大柳渓流公園」を探索した折の記録を下記などに置いているので参照下さい。ラベルの「山梨、露頭画像」から入ってください。
http://akashi1945.blogspot.com/2011/03/9.html
尚、この地域の水中火山岩類については英文の論文だが、「南部フォッサマグナ巨摩山地に分布する中新世水中火山砕屑岩類の堆積層」が地質学会誌1999年552-573頁に掲載されている。ネットで閲覧可能。
2011年12月13日火曜日
露頭情報:No.365;富士河口湖町本栖湖湖岸
富士火山の定観噴火の際の青木ヶ原溶岩が本栖湖に流入した際に形成されたもの。
出典は「火山 第2集 第13巻: 水中自破砕溶岩」。126頁 自破砕熔岩の生成機巧(構),富士山北西麓に広がる青木が原熔岩は安山岩質玄武岩でその表面はアア熔岩に特徴的な性状を示す。・・・ところがこの熔岩はその北西端で湖水中に流れ込んだ事が記録に残っており、・・・最近の数年間に湖面が1~2m低下したので熔岩が水中に流れ込んだ部分が現在の湖面近くに露出している。」と書かれている。
精進湖の枕状溶岩と同様、参考文献は、金沢大学の海野進教授による「富士火山巡検ガイド」に詳しい。
この枕状溶岩については久野久先生のフィールドノートにも記載されている。
尚、定観噴火と青木ヶ原溶岩については山梨県環境科学研究所の富士火山(2007)に掲載された「富士火山定観噴火と青木ヶ原溶岩」に詳しい。
2011年9月11日日曜日
露頭情報:№_197;身延町大磯小磯
この露頭情報も「地学のガイド 山梨県」170-176頁には「地学のガイド 山梨県 図18-1:四尾連湖・六郷付近の案内図(C) 図18-4:三沢川沿いの案内図 図18-5:まくら状熔岩(写真)」が掲載されている。
場所はこの付近と思われます。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352937&l=1383155
地層は御坂層群高萩累層。岩質は多孔質玄武岩だそうです。この付近一帯が玄武岩とその砕屑岩で、北側からの小さな渓流に少し入った場所に枕状溶岩が在るようです。この一帯は枕状溶岩が多い地域ですね。
この付近は「南部フォッサマグナにおける海洋性島弧多重衝突テクトニクスの地質学的検証」なども参考資料になるでしょうか。
場所はこの付近と思われます。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352937&l=1383155
地層は御坂層群高萩累層。岩質は多孔質玄武岩だそうです。この付近一帯が玄武岩とその砕屑岩で、北側からの小さな渓流に少し入った場所に枕状溶岩が在るようです。この一帯は枕状溶岩が多い地域ですね。
この付近は「南部フォッサマグナにおける海洋性島弧多重衝突テクトニクスの地質学的検証」なども参考資料になるでしょうか。
露頭情報:No_198;中富町峡南橋付近
資料は「地学のガイド 山梨県」だが詳細は中々判らない。現地に足を運んだがそれらしい露頭が見えないのでその後も参考資料を探していたら、鉱物収集の記録から露頭位置が少しずれていたらしい事に気付いたが、その後機会が無く残念ながら確認出来て居ない。
修正した位置は下記。但し、両側を川に挟まれているので私有地を通らずに行けるか?どうかな?鱗硅石やセラドン石が取れるらしい。と言う事はメノウなども採集できるでしょうね。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352900&l=1382718
修正した位置は下記。但し、両側を川に挟まれているので私有地を通らずに行けるか?どうかな?鱗硅石やセラドン石が取れるらしい。と言う事はメノウなども採集できるでしょうね。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352900&l=1382718
露頭情報:No_196;三つ峠・達磨石
「地学のガイド 山梨県」に掲載されていた情報ですが詳細は不明です。此処には「達磨石の石碑付近から地形が急に険しくなっています。地質に関心の有る人なら誰でも「断層でもあるのかな」と思うほど大きく変化しています。此処から上は川口累層で、三つ峠山頂まで続きます。安山岩~玄武岩質の角礫凝灰岩が主で所々で角礫は大きくなり、噴火の激しさを物語っています。又、地層の厚さが700m以上もあり、登山する事によりその火成活動のエネルギーの大きさが実感として判ります。この地層には、枕状溶岩流や、ガラス質のきれいな緑色凝灰岩もみられます。」と書かれています。
従って、達磨石付近に枕状溶岩が在ると判断した次第で、達磨石そのものが枕状溶岩か否か?は不明です。場所は下記を参照下さい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353222&l=1384916
尚、この付近の地質と枕状溶岩の存在についての資料を他には入手していないが、山梨県環境科学研究所の2007年の研究報告に含まれる「富士山の基盤の地質と地史」には、三ツ峠付近の地質に触れています。この資料はネットで入手可能です。この山の山行記録が沢山あるので、その中の画像を調べてみたが、一枚にそれらしき画像が在るが画像が小さすぎて判定出来ない。少なくとも「達磨石」は枕状溶岩ではなさそうです。
従って、達磨石付近に枕状溶岩が在ると判断した次第で、達磨石そのものが枕状溶岩か否か?は不明です。場所は下記を参照下さい。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353222&l=1384916
尚、この付近の地質と枕状溶岩の存在についての資料を他には入手していないが、山梨県環境科学研究所の2007年の研究報告に含まれる「富士山の基盤の地質と地史」には、三ツ峠付近の地質に触れています。この資料はネットで入手可能です。この山の山行記録が沢山あるので、その中の画像を調べてみたが、一枚にそれらしき画像が在るが画像が小さすぎて判定出来ない。少なくとも「達磨石」は枕状溶岩ではなさそうです。
2011年9月3日土曜日
露頭情報:No_184;下部町長塩
基本的には、何度も登場する資料だが「地質ニュース456号:私の推薦する天然記念物・中部地方の枕状溶岩」がその出所です。他には地質学会の講演要旨らしいのだが「西八代層群中の玄武岩質水中火山の復元」と言う資料がある。此処には「・・・山梨県西八代郡下部町を中心とする西八代層群の分布域西部において溶岩・火砕岩類の層相解析を行い、主に玄武岩よりなる水中火山の復元を行った。・・・
古関川累層において、南北約1.5km東西約3km,高さ250+mの玄武岩質水中火山体の復元が出来た。(以下略)」と記載されている。
著者は異なるが山梨県環境科学研究所からの富士山研究第2巻(2008)に「富士山の基盤としての西八代層群の火山岩類の岩石化学」があり、その3頁に地質図が在る。正直な話この論文はあまり良く拝見していない。
「水中火山」の位置は把握していないが下部町長塩はこの付近です。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352751&l=1383008
古関川累層において、南北約1.5km東西約3km,高さ250+mの玄武岩質水中火山体の復元が出来た。(以下略)」と記載されている。
著者は異なるが山梨県環境科学研究所からの富士山研究第2巻(2008)に「富士山の基盤としての西八代層群の火山岩類の岩石化学」があり、その3頁に地質図が在る。正直な話この論文はあまり良く拝見していない。
「水中火山」の位置は把握していないが下部町長塩はこの付近です。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352751&l=1383008
2011年9月1日木曜日
露頭情報:No_183;精進湖東岸(訂正追記有)
久野久先生が陸上溶岩と水中に流入した溶岩との違いを観察するために訪れた露頭としても有名なのだが、水位の低い冬場にはこの付近を走る勇気が無くて夏場になんとか見る事が出来ないか?と望遠レンズを振り回しているが、今のところ収穫はない。
久野久先生のフィールドノートには写真が貼り付けて在ったと思う。足元が悪いがこの付近に行くのが良さそうだが?進入出来るのかな?
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352918&l=1383631
火山 第2集 第13巻 第3号の「水中自破砕溶岩」(1968)を参照して下さい。127頁に青木が原溶岩が本栖湖に流れ込んだ際の、陸上溶岩と水中溶岩の両方の画像があります。
110903:文献の紹介に抜けが在るのに気付いたので追記します。
日本大学文理学部自然科学研究所紀要 No.39(2004)pp.175-198 に「富士山青木ヶ原玄武岩質溶岩の表面形態」と言う論文が掲載されています。(小生のご案内する文献は特記以外はネットで自由に入手出来るものです。表題で検索する為に著者名は記さず論文表題のみを記載しています。)
この182頁に「5.4 Type-D(水底溶岩)」の項目があり、次頁の「図2 青木ヶ原溶岩流における溶岩表面形態の分類」に水底溶岩の分布領域が示されています。
著者がほぼ同じなので内容は重複しますが、山梨県環境科学研究所 富士火山(2007)のp.303-338に「富士火山貞観噴火と青木ヶ原溶岩」が掲載されており、309頁に同様の分布図が掲載されています。
久野久先生のフィールドノートには写真が貼り付けて在ったと思う。足元が悪いがこの付近に行くのが良さそうだが?進入出来るのかな?
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352918&l=1383631
火山 第2集 第13巻 第3号の「水中自破砕溶岩」(1968)を参照して下さい。127頁に青木が原溶岩が本栖湖に流れ込んだ際の、陸上溶岩と水中溶岩の両方の画像があります。
110903:文献の紹介に抜けが在るのに気付いたので追記します。
日本大学文理学部自然科学研究所紀要 No.39(2004)pp.175-198 に「富士山青木ヶ原玄武岩質溶岩の表面形態」と言う論文が掲載されています。(小生のご案内する文献は特記以外はネットで自由に入手出来るものです。表題で検索する為に著者名は記さず論文表題のみを記載しています。)
この182頁に「5.4 Type-D(水底溶岩)」の項目があり、次頁の「図2 青木ヶ原溶岩流における溶岩表面形態の分類」に水底溶岩の分布領域が示されています。
著者がほぼ同じなので内容は重複しますが、山梨県環境科学研究所 富士火山(2007)のp.303-338に「富士火山貞観噴火と青木ヶ原溶岩」が掲載されており、309頁に同様の分布図が掲載されています。
金沢大学、海野進氏の作成された資料に「富士火山巡検案内」があります。この中に精進湖・本栖湖の溶岩についての説明が有ります。とても参考になる資料です。
露頭情報:No_181;悪沢岳
この露頭は既にご案内した赤石岳周辺の情報で、地質ニュース456号の「私が推薦する天然記念物・中部地方の枕状溶岩」に掲載されている。
従って、露頭情報:156,157,158,159,160,等(110818掲載)と隣接した一連の露頭である可能性が高い。
地質ニュースの記載が大まかなので、詳細の露頭位置を特定出来ていない。最近の体力の低下を考えると私がこの付近の露頭に行ける可能性は殆ど無いようだ。
尤も、枕状溶岩の事を少し真面目に調べてみようと考えたのが、病後のリハビリで何とか医師の見立てを裏切って余命を勝手に伸ばし始めた時期だったから、当然今よりも体力が無かった訳で、残念だなー!
従って、露頭情報:156,157,158,159,160,等(110818掲載)と隣接した一連の露頭である可能性が高い。
地質ニュースの記載が大まかなので、詳細の露頭位置を特定出来ていない。最近の体力の低下を考えると私がこの付近の露頭に行ける可能性は殆ど無いようだ。
尤も、枕状溶岩の事を少し真面目に調べてみようと考えたのが、病後のリハビリで何とか医師の見立てを裏切って余命を勝手に伸ばし始めた時期だったから、当然今よりも体力が無かった訳で、残念だなー!
2011年8月18日木曜日
露頭情報:No_159&160;赤石岳西河内沢と赤石沢
何れも地質ニュース456号の「私の推薦する天然記念物-中部地方の枕状溶岩」の記載から抽出。従って詳細な露頭位置は良く判らない。
地質図をよく確認して歩きましょう。地質図はネットで確認できますよ!
地質図をよく確認して歩きましょう。地質図はネットで確認できますよ!
露頭情報:No_157;芦安村北岳南尾根
地質ニュース第456号に「私の推薦する天然記念物・中部地方の枕状溶岩」が掲載されている。詳細は不明。場所は山梨県中巨摩郡郡芦安村北岳尾根。場所は
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353846&l=1381342
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353846&l=1381342
2011年8月17日水曜日
露頭情報:No_150;甲府市左右口トンネル・サカリ沢橋
精進湖と甲府市を結ぶ国道358号線。左右口トンネルの入口下を流れる沢にこの露頭が在るらしい。場所は下記と思われる。トンネルの入口に短い橋が有り精進湖に向かう側に狭い駐車帯らしきものが在ったが、車が止まっていて諦めた。この下を流れるのが「地学のガイド 山梨県」に記載のある沢だと思う。その先の信号を右折して県道に下った沢沿いに細い道が在るようだが、この附近は他にも露頭が実に多くて此処には入っていない。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353231&l=1383539
日陰山・左右口峠と芦川流域は枕状溶岩を主体とする玄武岩質溶岩から出来て居るのではないかと思われるほどにこの附近は露頭が多い。「枕状溶岩」とは書かれていないが、下流に巨大な枕状溶岩の岩壁があり、素晴らしい眺めを満喫出来る。双眼鏡の準備をお勧めする。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353231&l=1383539
日陰山・左右口峠と芦川流域は枕状溶岩を主体とする玄武岩質溶岩から出来て居るのではないかと思われるほどにこの附近は露頭が多い。「枕状溶岩」とは書かれていないが、下流に巨大な枕状溶岩の岩壁があり、素晴らしい眺めを満喫出来る。双眼鏡の準備をお勧めする。
2011年7月29日金曜日
露頭情報:No_131;鰍沢月見橋
「地学のガイド 山梨県」174-182頁附近に情報がある。この川の流域には結構見所が在る。
場所はこの小丘。かなり風化しているので余りお勧めしないが、間違いなく枕状溶岩。むしろ上流の鹿島の方が、駐車も出来るし一応堤防上から小道が繋がって居るので、観察もし易い。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352954&l=1382657
一応、天然記念物。画面を下にスクロールすると「山梨、露頭画像」があるのでここから参照して下さい。
場所はこの小丘。かなり風化しているので余りお勧めしないが、間違いなく枕状溶岩。むしろ上流の鹿島の方が、駐車も出来るし一応堤防上から小道が繋がって居るので、観察もし易い。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352954&l=1382657
一応、天然記念物。画面を下にスクロールすると「山梨、露頭画像」があるのでここから参照して下さい。
どうせなら鹿島等の露頭の方が枕状溶岩の流れの構造も判るのでお勧めします。
露頭情報:No_128;甲府市日陰山右左口峠
右左口峠は「うばくちとうげ」と読むらしい。現在は左右口トンネルがあるので、旧林道は閉鎖されているとの事。日陰山とその南の芦川流域は豊富な露頭がある。
旧林道の恐らくこの附近に旧中道町の天然記念物の看板があるらしい。但し、閉鎖されていると言う情報も有るので無理しなくともこの付近には多数の露頭があるので、そちらをご覧ください。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353316&l=1383548
画面を下にスクロールすれば「山梨、露頭画像」のラベルがあります。これをクリックして下さい。
旧林道の恐らくこの附近に旧中道町の天然記念物の看板があるらしい。但し、閉鎖されていると言う情報も有るので無理しなくともこの付近には多数の露頭があるので、そちらをご覧ください。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353316&l=1383548
画面を下にスクロールすれば「山梨、露頭画像」のラベルがあります。これをクリックして下さい。
2011年5月3日火曜日
富士山周辺 海底火山の痕跡を旅する
4月30日から5月の2日までの3日間。此処千葉県柏から790km程のドライブをし、富士山周辺を反時計周りに回って枕状溶岩の露頭を訪ねました。
主要な目的地は1日1箇所。
4月30日は甲府の南で精進湖の北。市川三郷町の芦川流域。この川の流域には枕状溶岩の露頭が数多く、特に「観音城」は規模も大きいので再訪し少し画像のデータベースを増やしておこうと考えたもの。規模にはやはり圧倒された。
画像は精進湖と甲府を結ぶ国道358の露頭。芦川沿いの県道36号への分岐(信号有)の甲府側のカーブにあるので観察は危険(今回車を反対側の空所に移動するタイミングが悪く対抗車両から罵声を浴びせられた!反省!)この下の露頭はモルタル吹き付けで消失!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=353201&l=1383448
5月1日は雨だったので(この日は白馬附近で数名の遭難者が出たほどの悪天候)半ば諦めて山梨・長野県境の野辺山電波天文台を見学。午後に少し天気が良くなる兆しが見えたので、短い時間だったが市川三郷町の標高1117.6mの大畠山にある「四尾連湖」を訪問。残念ながら泥岩しかなさそうだと思われたが、やっと風化した緑色岩を発見。雨に降られてこの山の中を歩くのもしんどいので途中で諦めた。薄片でも作ってみるか!此処は前日の芦川からそれ程の距離でもないので可能性はありそうなのだが、地滑り関係の論文で「らしい」情報が有っただけ。富士川を下りながら対岸の露頭を望遠レンズで撮影。(何故か左岸に露頭が多い)
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353146&l=1383102
5月2日は丹沢湖。昨年の1月に「枕状溶岩磨き隊」・「玄倉枕状溶岩探検隊」の方々が磨き上げて下さって、丹沢湖東部の玄倉(小菅沢)にある露頭。枕状溶岩だけで無く興味深い岩石も散見!神奈川県立命の星・地球博物館の「自然科学のとびら」2010年6月号の表紙を飾っている。
http://nh.kanagawa-museum.jp/tobira/16-2/tobira61_1kadota.pdf
丹沢は千葉県からでは(若い頃ならまだしも)中々行き辛い場所。
東京に出て来た20歳の頃に、当時の友人が丹沢に惚れ込んでいて、教職の勤務先もこの山を歩き易い場所にと当時の住まいだった新宿から玉川学園を選び、良く誘われたものだが当時の小生は東北の火山一辺倒だったのでとうとう歩く機会が無いままだった。場所は下記、アクセスはとても良い。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352508&l=1390444
主要な目的地は1日1箇所。
4月30日は甲府の南で精進湖の北。市川三郷町の芦川流域。この川の流域には枕状溶岩の露頭が数多く、特に「観音城」は規模も大きいので再訪し少し画像のデータベースを増やしておこうと考えたもの。規模にはやはり圧倒された。
画像は精進湖と甲府を結ぶ国道358の露頭。芦川沿いの県道36号への分岐(信号有)の甲府側のカーブにあるので観察は危険(今回車を反対側の空所に移動するタイミングが悪く対抗車両から罵声を浴びせられた!反省!)この下の露頭はモルタル吹き付けで消失!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=353201&l=1383448

http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353146&l=1383102
5月2日は丹沢湖。昨年の1月に「枕状溶岩磨き隊」・「玄倉枕状溶岩探検隊」の方々が磨き上げて下さって、丹沢湖東部の玄倉(小菅沢)にある露頭。枕状溶岩だけで無く興味深い岩石も散見!神奈川県立命の星・地球博物館の「自然科学のとびら」2010年6月号の表紙を飾っている。
http://nh.kanagawa-museum.jp/tobira/16-2/tobira61_1kadota.pdf
丹沢は千葉県からでは(若い頃ならまだしも)中々行き辛い場所。
東京に出て来た20歳の頃に、当時の友人が丹沢に惚れ込んでいて、教職の勤務先もこの山を歩き易い場所にと当時の住まいだった新宿から玉川学園を選び、良く誘われたものだが当時の小生は東北の火山一辺倒だったのでとうとう歩く機会が無いままだった。場所は下記、アクセスはとても良い。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352508&l=1390444
2011年4月19日火曜日
露頭情報:No_020;市川三郷町三帳地区
山梨県三珠町三帳地区。現在は市川三郷町になってしまった。多分この附近だろうと思う場所は下記!コピペでどうぞ!残念ながらこの場所は2往復したが見落としてしまった。その代わり他の露頭を見付けた。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353148&l=1383354
もう少し上流なのだろうか?参照していた山梨地学会のHPはアドレスが変わっていた。其処には「三帳地区を過ぎ3つほどカーブを過ぎた左手の道路沿いに、枕を横にした様な岩石が入り混じっている・・・」と画像付きで描かれている。左右トンネル側から走るのか?川下から上流に向かって走るのか?それが問題なのだ!
http://www.ypec.ed.jp/webkyou/chishitsu/asigawa.htm
それにしても、この場所が判らないのに、芦川に沿っては枕状溶岩の露頭が多い。圧倒される枕状溶岩の露頭もこの附近に在る。
昨日は南房総で、ピクライト玄武岩、アルカリ玄武岩、蛇紋岩、曹長石、斑レイ岩、斑レイ岩礫を種とした火成岩礫を含む礫岩、へそ石等と玄武岩に掛かる滝などをめぐって久し振りの楽しいフィールドを過す事が出来た。
2011年5月3日追記:4月30日に再度この附近を歩いたがやはりこの露頭は残念ながら気付かなかった。但し、国道からこの県道に分かれる交差点から三帳地区までの区間には、モルタルの吹き付けで失われた場所も多いが、崖の自然面には実に枕状溶岩の露頭が多い。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353148&l=1383354
もう少し上流なのだろうか?参照していた山梨地学会のHPはアドレスが変わっていた。其処には「三帳地区を過ぎ3つほどカーブを過ぎた左手の道路沿いに、枕を横にした様な岩石が入り混じっている・・・」と画像付きで描かれている。左右トンネル側から走るのか?川下から上流に向かって走るのか?それが問題なのだ!
http://www.ypec.ed.jp/webkyou/chishitsu/asigawa.htm
それにしても、この場所が判らないのに、芦川に沿っては枕状溶岩の露頭が多い。圧倒される枕状溶岩の露頭もこの附近に在る。
昨日は南房総で、ピクライト玄武岩、アルカリ玄武岩、蛇紋岩、曹長石、斑レイ岩、斑レイ岩礫を種とした火成岩礫を含む礫岩、へそ石等と玄武岩に掛かる滝などをめぐって久し振りの楽しいフィールドを過す事が出来た。
2011年5月3日追記:4月30日に再度この附近を歩いたがやはりこの露頭は残念ながら気付かなかった。但し、国道からこの県道に分かれる交差点から三帳地区までの区間には、モルタルの吹き付けで失われた場所も多いが、崖の自然面には実に枕状溶岩の露頭が多い。
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