2011年4月16日土曜日

東北太平洋沖地震:15;3月28日以降の時系列分布を追加(5)

気象庁HPの「毎日の地震」が3月27日分の公表以降すっかり更新を忘れたらしい!毎日、余震や誘発地震その他の地震に揺られている身には辛い。と言っても判ったからと言って「オマエなんだよ、データ出したら地震予測でもするのかい!とか、鎮める事が出来るのかい!」と開き直られたら、スンマセン!としか言いようが無いが、知りたい!と言う訳で、防災科学技術研究所のHPで「メカニズム解」のリストから震源情報を無理やり引っ張り出して気象庁のデータは27日まで、その後は「メカニズム解」からと言う本来全く目的も内容も異なるデータを無理やり接続したのがこのグラフ。
http://www.hinet.bosai.go.jp/AQUA/aqua_search.php
取り敢えず、大きな地震がどんな地域にどんな時系列で並んでいるのか?雰囲気ぐらい判るだろうと言う実にヤケッパチのグラフなのでその積りでご覧頂きたい!勿論、気象庁の新しいデータが出てきたら可及的速やかに補正してこのブログに掲載します。

露頭情報:No_017;下根知農村公園

下根知農村公園の一番奥に露頭が在ります。
この露頭の位置は1/25000地形図で下記
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=365809&l=1375237
国道148号線を日本海に向って走り、根知駅を通り過ぎて最初の右折に入り根知川に沿って走るとフォッサマグナ露頭に入る交差点を過ぎて左手に仁王堂の集落に向う橋が見えたらその交差点を左折。橋を渡ると公園と言うか?駐車場の様なものが在るので、一番奥まで行くと細い水路の先に泥に汚れた様な露頭があります。多分、苔が生えてしまっているのだと思う。狭い水路だけど崖の面には取り付けない。仁王堂集落の手前。
ブログでは2010年1月17日から24日まで8枚の画像をご案内しています。
最後の画像が放射状の柱状節理の画像。崩壊防止の鉄骨と金網がもう少し大きく全景を見る事が出来る様に作られていれば良いのにセンスが悪い。フォッサマグナミュージアムの説明にある「世界最大の枕状溶岩」と言うのはフイーダーダイクの中に出来た放射状の柱状節理というのが正しいのでは無いか?。尚、農業公園だけでなく、柱状節理のある道路沿いにも良く見ると枕状溶岩らしいものがある。画像が無いのも寂しいので既にUPしている画像だが露頭の状況を再掲示します。

2011年4月15日金曜日

露頭情報:No_016;須坂市井上

この附近には比較的露頭が多いらしいが余り確実と思える情報が無い。勿論、この露頭は私も確認しているが残念ながら何度が横を走り過ぎて諦めかけた時に、道路脇に車を寄せて此処が判った。
場所は1/25000地形図でコピペで下記
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=363757&l=1381641
この露頭の尾根筋の「妙徳山:1293.5m」の中腹にも露頭が在るらしいのだが、場所がハッキリしないので歩いていない。長野市大柳の露頭も同じ妙徳山の山麓なので、この付近一帯が昔の海底火山だったりして・・・
勿論、根拠は全く無い。
参考資料としては、ネットで「長野県理化学会 地学部会編 の長野県の地学>長野県地学ガイド>北信地方>井上の枕状溶岩」
http://www2.ueda.ne.jp/~moa/inoue.html
この画像でお判り頂ける様に、ここの溶岩は大変に細い、しかも隙間が多いので夏場の観察はお勧め出来ない。雑木がとても多いので、写真も旨く取れなかった。駐車スペースは露頭が丁度カーブに近い場所に在るので確保し難い。露頭は私が立ち寄った時には小さな公園風に整備されていてその前に少し空き地が在ったのだが、縁石が邪魔でそのスペースに潜り込む事は出来なかった。この露頭を紹介している「長野県の地学」は大変に参考になるHPなので、トップは下記です。
http://www2.ueda.ne.jp/~moa/index.html
このブログでは2009年12月14日から16日にご案内し、17日には大柳の露頭画像をご案内しています。

2011年4月14日木曜日

東北太平洋沖地震:14;震源附近の断層破壊の移動

気象庁の地震データが3月27日分から公表が止まったままなので、最近見つけた「断層破壊の移動」と言うアニメーションをご紹介。コピペで!
http://www.seismology.harvard.edu/index_jpn.html
日本語で書いてあるが、実はハーバート大学に居られる石井水晶氏の論文らしい。この画像の下に在る「3月11日14:46から25分以内に起こった地震についてのもうすこし詳しい説明は」をクリックするとまあご覧下さい!
http://www.seismology.harvard.edu/index_jpn.html
お鯰様ばっかりに頼っていてはいけないらしい!
尚、石井水晶(みあき)氏のHPにはスマトラ沖の巨大地震の際の震源移動の動画もあります。すごい距離を一気に駆け抜ける地震なのですね。今回の東北太平洋沖地震とは全く様相が異なり興味深いですね。
http://www.seismology.harvard.edu/

鯰様 お願い!地震を鎮めて!

相変わらず余震が多い。多いと言うより多過ぎる!それに茨城県と福島県の県境とか、銚子附近とか・・・これまでそんなに地震が多くなかったと思える場所で多い。地震の揺れには慣れてきているが、精神的に疲れてきた!画像は利根川と江戸川が分岐する関宿の博物館のお庭に棲息していた「お鯰様?」エエーイ!この際、神頼みジャ!

露頭情報:No_015;小野上温泉岩井堂

利根川から渋川で分かれる吾妻川が渋川と中之条との境に差し掛かるあたりに「小野上温泉」が在る。JR小野上温泉前を過ぎ国道353号線が緩やかな右カーブを描いた先に左手に大きなみやげ物屋さんがある。混雑していない時には此処に駐車させて頂く手も在るが中々難しい。この裏手の河原に露頭が有る。駄目な時はもう少し上流の橋を対岸に渡り、運動公園から双眼鏡で観察するしかない。
この露頭に関する資料は、「日曜の地学 群馬の自然をたずねて」 第18項 小野上の河原(岩井堂)(98頁)を参照。この頁に図18-1:小野上の河原案内図、次の頁に 図18-2:まくら状熔岩の断面(写真)が掲載されている。ネットで参照出来る資料としては 
http://sound.jp/compass/kiroku/991127.html
日曜地学ハイキング 第333回 「小野子山火山の噴火史をさぐる」(土台をつくる海成層と湖成層 の部分を参照)に詳しい。地団研の関係行事記録としては珍しく詳しい資料を掲示していると思いましたら、参加された方の個人的HPの様です。但し、最近10年くらいは更新されていない。
この中では、「玄武岩質を枕状溶岩、安山岩質のものを偽枕状溶岩(シュードピロウ)と記載されているが、それでは、流紋岩質のものは何と呼ぶのだろうか? 地団研らしい!と言ったら叱られるかな?」湖の底で噴出したのは間違い無さそうなので、岩質はともかく意味が違う!枕状溶岩の事を普通に「枕状溶岩」として良いのではなかろうか?
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=138.89713888821&latitude=36.558986317361
画面下の分類ラベルラベル「群馬、露頭画像」からこの地域の画像へどうぞ!

2011年4月13日水曜日

露頭情報:No_014:川原湯温泉久森トンネル

地名を誤記していました。小森⇒久森トンネルです。上流から眺めた画像を追加しました。川沿いの遠くに小さく見えるのがこのトンネル。手前は巨大岩脈。
八ッ場ダムが完成したらすっかり水没してしまう所だったが、幸いにもダム建設は殆ど中止の方向なので、残る可能性が高いが、ダムの完成を見越してインフラ整備のためにダム完成時の湖面より高い位置に道路を整備したので、この露頭へのアクセスは悪くなる可能性は高い。
この地域では、「昇竜・臥竜」岩脈が有名なのだけれど、其処からやや下流にこの小さな露頭がある。国道の短い小さなトンネルが枕状溶岩の岩体を貫いているので、のその外側に枕状溶岩の構造が見えるがかなり観察は難しい。
日曜の地学シリーズ・群馬の自然をたずねて: 20.吾妻渓谷(102頁)の107頁からに吾妻渓谷の説明の最後尾において触れられている。
文献は、例えば「八ッ場ダム訴訟関係資料」:第三紀中新世以降、特にダムサイトよりも上流側で、久森岩体、尾坂岩体等の貫入が見られた。第四紀更新世(第四紀とは、第三紀鮮新世に続く地質時代であり、約180万年前~1万年前を更新世、それ以降現在までを完新世という)に至っても、不動沢岩体、白岩沢岩体等の貫入が見られた(甲D5の1・19p)。特に久森岩体、不動沢岩体、白岩沢岩体、等はkm単位の大きさの巨大な岩体であり、貫入した地層に亀裂や断層をいくつも発生させることになる。
この記述から想像の羽根を広げると水中に噴出した岩脈が枕状溶岩になったらしい。勿論、貫入岩脈が枕状溶岩を作る事は珍しい事では無い。
1/25000 地形図ではここ。「久森トンネル」がその岩体。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=363255&l=1384146
2009年10月10日から15日までに4枚の画像と1枚の巨大な岩脈の画像を紹介しています。

2011年4月12日火曜日

露頭情報:No_013;宮崎県森谷谷

この露頭のある滝の名前が、「森谷谷の谷滝」なのか「森谷谷の観音滝」なのか、今ひとつ判然としないのだが場所的には多分この附近だろうと思う。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=324051&l=1314056

南九州大学高谷研究室HPに「宮崎地学百景」があり、この中に露頭画像がある。
http://takayalabo.web.fc2.com/hyakusen/hyakusen.html
今の所、これ以外に露頭情報は得られていない。

2011年4月11日月曜日

露頭情報:No_012;鳥羽市安楽島

ここの露頭位置はハッキリしない。手懸りは三重県高等学校理科教育研究会・地学部会の「三重の地学」http://www.e-net.or.jp/user/okudam/
HPの中の「岩石・鉱物・地質」をクリックすると、「巡検報告」が開き、この第1項「鳥羽・安楽島」を開くと場所不明だが「枕状溶岩」の露頭画像がある。
2005年以降全く更新がされていないあるHPに表題だけ「鳥羽安楽島・小涌園の枕状溶岩(準備中」とあり、中身は記載されないままのものがある。この二つの「情報」から此処かな?と思うのが下記!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=342845&l=1365158

この地域の地質については(場所は異なるが)緑色岩の存在を記載しているが下記資料があるが「枕状溶岩」の記載は無い。 地質学雑誌 94(1), 19-34, 1988-01-15 には「蛇紋岩メランジェ帯としての,志摩半島,五ヵ所-安楽島構造線」(フリーアクセス)
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003023887
尚、鳥羽市ではこの場所ではないが「大村島」の枕状溶岩が市指定の文化財となって居る。これについてはまた別に触れる。
尚、露頭情報の番号に特別な意味が無い。データを整理した順番に番号を付けただけです。

2011年4月10日日曜日

露頭情報:No_011;京北町芹生

この露頭の基本文献は「1/50000 京都東北地域の地質」 この地質図解説の Ⅲ.丹波帯 Ⅲ.3 Ⅱ型地層群  Ⅲ.3.2. 灰屋コンプレックス の項に「岩相:玄武岩質の塊状溶岩・枕状熔岩・熔岩角礫岩そしてハイアロクラスタイトを主体とする。鞍馬山周辺から芹生-芹生峠附近では塊状・および枕状熔岩が主でハイアロクラスタイトなどは少ない。・・・枕状団塊は径30-50cmで顕著な発泡が認められる事が多い。Hashimoto et al.(1970)は本図幅の鞍馬や貴船付近の緑色岩の化学組成からアルカリ玄武岩としている。」と書かれている。
場所は、京都府北桑田群京北町芹生(せりょう)集落の寺子屋橋から20mほど峠側。駐車余地は少ないが、橋を渡った直ぐの公衆電話附近に少しスペースがある。
京都貴船・鞍馬からの峠を一つ越えた場所と聞けば、素晴しいアクセスの様に聞こえるが、途中道路沿いに露頭を探そうかと思っても、急傾斜で離合の余地が殆ど無い狭い道で対向車にあったらどうして逃げようかと思うと途中で露頭を探す勇気など吹き飛んでしまいました。京都にアンナ悪路があるとは・・・貴船のある場所も真偽を確めようと思っていたが、貴船附近の余りの混雑と高価な昼食料金で、そりゃあ川の上での食事は清涼感溢れるものだろうが、庶民には縁無し、鞍馬神社前辺りが似合っている。しかも鞍馬なら石灰岩も枕状溶岩も確実に在る。
1/25000地形図では下記をコピペで
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=350927&l=1354505
ネットでは、京都府・レッドデータブック・地形地質自然現象にこの露頭情報が在る。
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/geo/db/soi0072.html
私のブログでは2009年9月25日から27日まで3枚の画像をご案内しています。
京都地学教育研究会HP
露頭クリック(大分前から試験公開中のまま)に露頭の目印となるカーブミラーの画像があります。なに、回りくどい事をしなくても橋の袂から歩けば直ぐ判る。
http://www.kcat.zaq.ne.jp/aaagq805/rotou/seri1.htm