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2013年12月16日月曜日

貴船神社 鼓岩

貴船神社の鼓岩。さて枕状溶岩なのか、そうではないのか?

2013年12月15日日曜日

貴船神社付近の枕状溶岩

久し振りの「枕状溶岩」ネタです。
奈良の屯鶴峯に凝灰岩石材の切出し遺跡を観に行ってきたのですが、調査の予定項目の一つが簡単に片付いたので、フット思い出して京都・貴船の貴船神社の鼓岩を観に行きました。
これは途中の川遊びの高級料亭の石垣に使っていた岩塊の画像をくるりと回転したものです。
時計方向にあと90度回転させるともっとはっきり判ると思いますが、このブログのソフトは回転角度に関しては中々言う事を聞いてくれないのでこのままでも判るでしょう。枕状溶岩が重なっている様子が良く判ります。「露頭」とは違うけどまあ何時でもここに行けば見えるので登録しておきましょう。問題は観察者が回転しない状態で気付くかどうか?ですね。結構他にも沢山在ります。
ここは大分前に、芹生の帰りに立ち寄ろうとしたのですが、大混雑で駐車できずそのままになって居ました。

2010年1月5日火曜日

京都 鞍馬寺(6)

これが枕状溶岩を見る事の出来る魔王殿への階段です。登りながら右手の崖を観て頂ければ、このブログでご紹介した岩達に合える筈です。
この画像に入っている範囲で出会えますよ!

2010年1月4日月曜日

京都 鞍馬寺(5)

これは鞍馬寺本殿横のお庭です。石灰岩で構成されています。この左手に魔王殿を経て貴船に続く階段が有ります。その階段横が枕状溶岩の露頭です。参詣客の邪魔にならないよう観察下さい。

2010年1月3日日曜日

京都 鞍馬寺(4)

鞍馬寺から貴船に抜ける道沿いの枕状溶岩は楕円形の外観は判るのですが、放射状節理の有る層が大変に薄いので少し判り難い様です。附近には石灰岩も分布している様で、奥の院の魔王殿附近は石灰岩の大地らしい。

2010年1月2日土曜日

京都 鞍馬寺(3)

参詣者用の単線ケーブルカーを降りて本殿に参詣する途中に見られる岩体で、苔と泥の汚れでハッキリしませんがこれも枕状溶岩ではなかろうか?と思っているものです。参詣者が多く、鞍馬寺の境内と有って表面をクリーニングする訳にも行かず、この様な場所での観察は疲れます。でも想像以上に多くの枕状溶岩を観察出来たこの鞍馬寺は、清滝方面の混雑と異なり、静寂の中での観察で気持ちがリフレッシュされる様に思いました。
私のデータNo.603.最近の登録です。参考資料は1/50000「京都東北地域の地質」丹波帯・Ⅱ型地層群・灰屋コンプレックス。岩質はアルカリ玄武岩らしい。

2010年1月1日金曜日

京都 鞍馬寺(2)

これも同じ階段で見る事の出来る枕状溶岩です。この様に放射状節理が全く判らないからと言って「単なる石」とは言わないで頂きたい。此処では参詣者が多くて画像を狙っていると参詣者の邪魔になってご迷惑を掛けるので、ゆっくりと構造の判り易い角度を探す事は出来ませんでしたが、結構沢山の岩が参道に顔を出しています。
30日から今日1月1日まで、静岡県焼津市の虚空蔵や伊豆半島仁科川上流の仁科層群そして富士山周辺をうろついて来ました。枕状溶岩の画像も200枚くらい撮影して来ましたので、このブログのネタも当分安泰です。
今年も枕状溶岩にお付き合い下さい。
2/20追記:今年分から毎月1日にインデックスを入れるます。
これまでの主要なテーマの開始日を下記に紹介します。
2009年 9月 8日:千葉県鴨川青年の家
2009年 9月11日:石川県能登町九里尻川河口付近
2009年 9月13日:群馬県南牧村磐戸橋附近
2009年 9月19日:茨城県北茨城市磯原うぐいす谷温泉
2009年 9月23日:京都市右京区北黒田町桂川
2009年 9月25日:京都市右京区北芹生寺子屋橋
2009年 9月28日:埼玉県曽沢川上流
2009年10月 1日:千葉県鴨川青年の家
2009年10月10日:群馬県川原湯久森トンネル
2009年10月16日:埼玉県皆野町浦山の蛇紋岩露頭
2009年10月20日:群馬県神流町万場高校附近・番外編三波川・御荷鉾の変成岩
2009年10月30日:群馬県神流町東御荷鉾山
2009年11月 3日:番外編:シールド工事
2009年11月 5日:群馬県片品村戸倉片品川河床
2009年11月10日:群馬県渋川市小野上岩井堂
2009年11月20日:長野県真田町菅平口
2009年11月26日:長野県上田市霊泉寺
2009年12月 5日:長野県上田市虚空蔵
2009年12月14日:長野県須坂市井上・大柳
2009年12月18日:神奈川県横須賀市平作
2009年12月24日:神奈川県葉山町水源地橋
2009年12月29日:京都鞍馬寺

2009年12月29日火曜日

京都 鞍馬寺(1)

西に飛んで鞍馬寺の枕状溶岩です。鞍馬寺から貴船に掛けては石灰岩と緑色岩の分布で知られています。これは鞍馬寺の本殿から魔王殿に向う参道の階段脇に見られる枕状溶岩です。枕状溶岩といっても放射状節理あまり良く見えませんが、境内には数箇所に緑色岩とか枕状溶岩の案内板が掲示されています。大部分は草木に覆われていますが、この階段脇は比較的良く見える状態です。
さて、今年の画像はこの画像で一段落。来年1月2日頃まで観察の旅に出掛けますので、数日間お休みとなります。

2009年9月27日日曜日

京都市右京区京北芹生寺子屋橋(3)

表面が苔に覆われて観察するには不適ですが、露頭の写真にスケールを入れる事が出来なかったので、敢えてこの小さな写真を入れてみました。
地質図幅の説明には「気泡が多い」と記載されています。
ここは、普通の露頭ならハンマーで新鮮な断面を出したい処ですが、貴重な露頭なので遠慮しました。
新鮮な露頭でも、気泡を観察するのは結構大変な作業だと思います。
昨日は、茨城県の笠間で稲田石の石切場を見る事が出来ましたが、ここで、最近切り出したと思われる石の壁に断層面が出ているのに気付きました。方解石が析出していたり、スリッケンサイドが見られたり、一部が真砂化していたり、壁に近付いてハンマーで叩きながら接していて始めて貴重な体験をしました。岩石の表面は実に豊かな情報源だな!と感じた一日でした。脱線しましたが、偶に、枕状溶岩以外の写真も入れるか?などと考えています。

2009年9月26日土曜日

京都市右京区京北芹生寺子屋橋(2)

Ⅰ型地層群とⅡ型地層群の違いや各地質図における地層群の対比について
は「京都西北部図幅」,「四谷図幅」或いは「西津図幅」等に詳しい。
この地域の「灰屋コンプレックス」は地質図によると「京北町芹生から京都市左京区静市そして岩倉附近に掛けて,幅3kmで,北北西―南南東から北東―南西走向をなして延長する」とされている。
露頭の一部,地質図やレッドデータブックに記載された部分とほぼ同一。
枕の断面形状を観察していると枕上部の円弧が所々内側に撓んでいる箇所が散見されるので、先に流れた枕が未だ固まり切れない、新たに流れてきた熔岩の重量に耐え切れるだけの強度を得る前に、次の熔岩が流れてきた事が想定される。

2009年9月25日金曜日

京都市右京区京北芹生寺子屋橋


この露頭は京都RDBにも記載されている京北芹生集落の傍、寺子屋橋を越えて直ぐのカーブにある。
車は橋を渡った芹生集落の案内看板&公衆電話BOX附近に駐車。
「京都東北部の地質」によると、Ⅱ型地層群・灰屋コンプレックスのアルカリ玄武岩系緑色岩類。古生代石炭紀。
残念ながら熔岩の断面は苔が生えていて余り良く観察出来る状況ではないが、枕と枕の境界ははっきりしており、この岩塊が少なくとも横転している事が判る。
鞍馬山周辺から芹生~芹生峠付近は特に塊状および枕状溶岩が主でハイアロクラスタイトは少ないらしい。貴船への峠道では他の露頭に出会えなかった。探す余裕も無かったと言う方が正解か?道路が狭すぎる。 データNo.011.  ウオッちずの座標は下記。

2009年9月24日木曜日

京都市右京区京北上黒田町桂川河床右岸

参照文献には記載されていないが、右岸側にもハイアロクラスタイトが分布し、中にはこの様に放射状節理を示す岩片も見られる。かなり風化していて脆い。他にはチャートが大変に多い。
地質調査所月報1993年727-743頁には「美濃-丹波帯の縞状珪質粘土岩とそれに随伴する緑色岩の産状」と題する「四谷地域の地質図」執筆者による報文が掲載されている。732頁に本露頭附近のルートマップ有。webで閲覧可能。
741頁 図版2に示された範囲は時間に追われ露頭に入る余裕が無かったのが残念。
京都北部~若狭湾附近には枕状溶岩の露頭が大変に多いのだが、今回は直前に急に思い立っての旅で、予約が取れた国民休暇村の場所で、コースを策定した為に位置的制約が多く、諦めた場所が多く心残りであった。何れ余裕を持って再訪したい場所だ。

2009年9月23日水曜日

京都市右京区京北上黒田町桂川河床左岸


桂川が上黒田でΩを上下逆にした形で折れ曲がった一番下の付近の左岸にこの露頭が在ります。左岸側の畑側はイノシシ除けのネット等があり近付けず、道路から降り易い右岸側から遠望するか、長靴の深いものを履いて渡河するかです。
尚、花脊峠を通る国道や芹生峠からの道路は急傾斜で車のすれ違う余地が無いので、坂道でバックで待避出来る自信の有る方以外にはお勧め出来ません。
岩の表面を清水が流れているので、光の当たり具合ではかなり見難い露頭です。写真は偏光フイルターを利用しています。
右岸側の河床ではハイアロクラスタイトが観察出来ます。花脊峠からの道路沿いにはチャートの露頭が幾つかありますが、車の離合を考えると観察している余裕は在りませんでした。
参考文献は「四ッ谷地域の地質」18頁 第11図に「京都府京北町上黒田附近のルートマップ」が記載されています。記載された露頭よりやや下流側にあります。記載された露頭ではチャートは見えますが、玄武岩質枕状溶岩は雑草に隠れて見る事は出来ませんでした。
小生のデータNo.263 ウオッちずの座標は下記
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=351220&l=1354432