2009年9月12日土曜日

石川県能登九里川尻川河口の軽石(2)

能登半島の九里川尻の露頭には放射状節理を持つ軽石が殆どですが、中に少数ですがこの様に気泡が一方向に並んでいるものも在ります。どのように出来方が異なるのか?興味深いものがあります。
尚、露頭の位置は水際なので満ち潮の時には辿り着けないかもしれません。南の砂浜からのアプローチをお勧めします。
又、小生が訪れた今年の8月の時点では一部にブルーシートが掛かっていたので、或いは吹き付けをされてしまうかも知れませんが、川向こうの運動公園傍にも観察出来る露頭が出来て居ます。露頭前に水路が在るので落ちない様にご注意下さい。 No.596(この番号は露頭情報データファイルの整理番号です)

2009年9月11日金曜日

石川県能登町九里川尻川河口付近

これは枕状溶岩では在りませんが、恐らく極めて珍しい放射状節理を持った「水冷軽石」です。
放射状節理に見えそうなものは、根室の車石を含めて全て「枕状溶岩」であるとする方々も居られますが、私はそれは違うと考えています。
このブログでは放射状節理・亀甲状節理・偽枕状溶岩・誤って枕状溶岩と思われているもの、私が勘違いしたもの等についてもご紹介したいと考えています。スケールは23mm。
No.596  露頭位置
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=372022&l=1371510

2009年9月10日木曜日

埼玉県横瀬町曽沢川上流

曽沢川を遡り、二の瀬橋の上流側袂から岩伝いに遡ると、途中にも沢山の露頭が有りますが、瀬に掛かるこの枕状溶岩の断面露頭に辿り着きます。急冷ガラス層も残る興味深い場所ですが、以前在ったというハイキングコースは崖が崩れて通行出来ないので、足に自信のある方だけにお勧めです。少し手前に落葉で足元が見えない場所が在り、私は危うく川に落ちる所をギリギリ助かりました。この手前の左岸では枕状溶岩の金太郎飴状節理(?)を観察出来ます。
丸山林道を更に登り芦ヶ久保方面に向かうと峠の手前左手に、大きな枕状溶岩の露頭が聳えています。
小生のデータNo.152 画像を大きなサイズに変更しました。

2009年9月9日水曜日

千葉県鴨川市青年の家の崖

鴨川青年の家本館前の広場に立つと正面に新屋敷の枕状溶岩の岩体が聳えています。
此処に行く時は是非双眼鏡を持参して下さい。
山頂部の熔岩は風の為か大変新鮮な雰囲気です。枕状溶岩が流れたという雰囲気がとても良く残っており表面も綺麗です。
肉眼だけではこの構造を良く観察する事は出来ません。
青年の家の構内には枕状溶岩の中を凹状に削り込んだ道があります。
受付で許可を受けて、構内も是非見学して下さい。

2009年9月8日火曜日

千葉県鴨川市青年の家_海岸線

恐らくこれが始めて出合った枕状溶岩です。表面の亀甲状の冷却節理,崖の中からスット出て来た様な形状がなんとも面白く,興味を持ちました。
千葉県鴨川市,鴨川青年の家の駐車場から海岸に下りた直ぐ傍にこれはあります。
久野久先生の「火山及び火山岩」の15頁にも触れられています。
小生の露頭データの No_001/612 です。
露頭位置: