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2009年12月17日木曜日

長野市大柳

ここは1/25000地形図「須坂」にも記載がある有名な場所で説明板には「長野県内では、最も地理的条件が良く・・」とは書かれているものの、残念ながら観察には適していない。画像も私はこの1枚だけである。大部分が民家の裏側に面して居るし、何の為に掛けられているのか判らない網が掛けられている。心無いマニアがハンマーから守ろうとしているのか?
私が訪ねた時には幸い住宅には誰も居ない状況であったが、夏場に窓を開け放した状態でこの露頭をウロウロされたらさぞ気分が悪い事だろうと思われる。駐車出来る様な場所も殆どない。これなら直ぐ傍の「須坂」の露頭の方が観察に適している。私のデータ No.035.

2009年12月16日水曜日

長野県須坂市井上(3)

この画像も雑草に覆われていて残念ながら露頭全体を見る事が出来ません。ここには直径5cm程度の小さな枕状溶岩が在ると画像で見ていたのですが、幾ら探してもこの雑草と雑木に阻まれて探し出す事は出来ませんでした。須坂市の露頭はこの画像で終わりです。

2009年12月15日火曜日

長野県須坂市井上(2)

井上の枕状溶岩は妙徳山(1293.5m)の山麓に有りますが、実はこの妙徳山の中腹附近にも枕状溶岩が分布していると言う「うわさ」があります。残念ながらあくまでも「うわさ」で色々なHPの画像を探してみましたが今の所見付かって居ません。尚、長野市大柳の枕状溶岩もこの妙徳山の山麓ですから、山腹に枕状溶岩が在る可能性は否定出来ません。
場所は http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=363757&l=1381641
小生のデータ整理番号は No.016.
画面左側に比較的見易い枕状溶岩が存在しています。噴出時期は現地の案内看板(須坂市教育委員会)によれば2000万年前の第三紀中新世だとの事です。尚、この看板には「丸子町大村川流域(町指定)」にも枕状溶岩が分布していると記載しています。丸子町は内村川流域の虚空蔵をご紹介しましたが、残念ながらこの「大村川」が何処に在るのか判りません。どなたかご教示を頂ければ幸いです。

2009年12月14日月曜日

長野県須坂市井上(1)

虚空蔵の露頭写真の1枚が何故か時々在るのですが90度反時計方向に回転してUPされるので諦めて、須坂市の露頭画像をご紹介する事にしましょう。
ここの枕状溶岩は非常に隙間が多い事と上部から粘土質土壌が供給される為でしょうか?雑草と樹木がどんどん繁殖してしまい、大変観察し難い状態になります。

2009年12月13日日曜日

長野県上田市虚空蔵(9)

用水路に沿った崖面に大きな断面が顔を出しています。残念ながらそれ程はっきりとした放射状節理が観察出来る訳ではありませんが、夫々にそれらしいぶぶんが有りますので、観察の練習(?)には良いかも知れません。

2009年12月12日土曜日

長野県上田市虚空蔵(8)

これはどうやら、枕状溶岩の断面ではなく表面を見ているようですね。枕状溶岩と枕状溶岩の間には急冷ガラス層なのでしょうか?少し異質なものが間を埋めている様です。

2009年12月11日金曜日

長野県上田市虚空蔵(7)

左岸の農業用水路の状況図。
無理に削岩しての導水路とは異なり、夫々の枕状溶岩の形状が旨く残った形で用水路が形成されているのが嬉しい。顔を出している夫々の枕状溶岩が、様々な岩相を示してくれるのもまた嬉しいものです。
このような自然の姿と人間の営みが旨くコラボレーションして・・・なのです。

2009年12月10日木曜日

長野県上田市虚空蔵(6)

この画像では中央部の枕状溶岩は右側に断面を覗かせているものは冷却節理が綺麗に見えていますが円形断面とその左側のものと二つの断面が組み合わさっている様です。手前がかなり急角度で下に向っていた状態で流れ下ったのでしょうか?

2009年12月9日水曜日

長野県上田市虚空蔵(5)

水路に平行な崖の面に出ている枕状溶岩です。
左側の1個は冷却節理がはっきりと現れていますが、放射状とは言い難いですね。その右手には縦に楕円のものが有ってこれは放射状節理が幾つかの面で現れています。右側の横長のものは断面ではなくて表面なのでしょう。一体この附近の枕状溶岩はどの方向に流れようとしたのでしょうか?

2009年12月8日火曜日

長野県上田市虚空蔵(4)

前の画像の左隅に入っていた部分を別に撮影したものです。眉毛形の溶岩の左にあるものは比較的流れた方向が判り易い気がしますが、他のものは流れの方向が判断し難いですね。予めかなりの傾斜が在る部分を流れ下った溶岩は画面上での上下の乗り越えが在ってもそれ以上に傾斜があったためか判断に迷う事が多い様です。一つ一つの形状にとらわれずに全体の流れ方向を見定めて下さい。

2009年12月7日月曜日

長野県上田市虚空蔵(3)

それでは枕状溶岩の観察に入りましょう。
これは比較的大きな画像サイズにしてみました。岩の表面の大部分が苔で覆われているので、岩石の細かな節理や斑晶の有無などはこの崖の部分の露頭では確認出来ません。右側(下流)には比較的枕状溶岩の形状が判り易いものが集まっていますが、上流側は反対に少々それらしき形状に欠ける様にも思えますが、部分部分を良く見ていくと結構面白い形状のものがあって、これはもう少し拡大して写真を写しておくべきだったかなと反省しています。この露頭の一番右側辺りからもう少し下流側まで部分的に撮影したデータがありますので、色々とご覧頂こうと考えています。

2009年12月6日日曜日

長野県上田市虚空蔵(2)

水面が光って見え難いがほぼ同一地点から河床上流側を見た画像。ガードレールは国道。道路下を通る小さな支流の附近に階段が有る。看板よりは上流。
見える範囲の河床の岩石は緑色岩なので、皆同じつながりだと考えて良い。

2009年12月5日土曜日

長野県上田市虚空蔵(1)

国道254号線がこの画像の上のガードレール。霊泉寺川が内村川に合流した少し下流。虚空蔵と言う古刹がある。上田から鹿教湯温泉に向って左側。虚空蔵の駐車場を利用させて頂き、参拝後少し上流に歩けば案内看板と河床に下る階段(画面の左側)がある。河床と道路下の広い範囲に枕状溶岩が露出している。右岸は農地から山林に続いていて分布は確認出来ない。河岸の露頭は苔が生えている。コンクリート構造物は農業用水路と思われる。右端では枕状溶岩をくり抜いて用水を通している。画面右下の岩体は美しい緑色。河床の岩体は流れに削られていて形は判り難いが苔がないので観察はし易い。ここの画像はかなり在るので10枚以上観て頂く積り。内村川に沿って広い範囲に分布しているのか?ゆっくり歩き回ってみたい気持ちも強いが中々出来ない。画像の範囲内では無いが附近には幾つが岩脈が有る。
下流の小屋坂大橋の下にも露頭があるが河床に降りにくいので推奨はしない。「虚空蔵」と言う地名の露頭は他にも静岡や長崎にもある。

2009年12月2日水曜日

長野県上田市霊泉寺(7)

斑晶のある岩の表面を拡大して見ました。表面が白っぽいのはこれが転石で細かい傷によるもので、岩そのものの色を示しているとは限りません。
斑晶は斜長石だと思います。
偏光顕微鏡で鉱物の同定の勉強を始めましたが全く進歩が無く、でも斜長石だけは直ぐに判るので最近は「斜長石」大好きになってしまいました。人生長いのだから諦めずにこつこつと学んでいこうと考えています。

2009年12月1日火曜日

長野県上田市霊泉寺(6)

これは転石なので、ここで取上げるのは筋違いかもしれないとは思うのですが、形状が見事に枕状溶岩の特徴を示しているので敢えてご紹介します。取上げる理由は表面に大変大きな斑晶(斜長石?)が見える岩が枕状溶岩の特徴を示す形状をしている事にあります。スケールの10円硬貨は23mm。斑晶は恐らく斜長石だと思いますが、溶岩にこれだけ大きな斑晶が出ると言う事は珍しい事だと思います。箱根溶岩でも斜長石の斑晶が見られるケースもある様ですが、これはかなり大きい部類に入るように思います。崖の露頭が既にご紹介したとおり、表面を詳細に確認出来なかったのが残念です。尚、別にやはり小型の細長い転石ですが、斑晶が全く入っていないものも有りましたので、その画像も別にご紹介します。

2009年11月30日月曜日

長野県上田市霊泉寺(5)

ガイドブックでは左岸側の山麓にあると書かれていましたが、実際には右岸側の水田の下の崖(3m程度?)にも枕状溶岩の露頭があります。水際のものが綺麗なのですが、さざなみの為に偏光フイルターが旨く使えず少し高い位置のものを撮影しました。

2009年11月29日日曜日

長野県上田市霊泉寺(4)

左岸の崖の大部分はこの様な雰囲気で苔や泥に覆われているので観察には少々不便な露頭である。苔や羊歯の類は注意してやれば綺麗に剥がす事が出来るが、その下には根っ子が張っていて、火山灰層と異なり結局観察には適していない事が多い。この様な場合は清掃するよりは流水の部分や反対側或いは範囲を広げて綺麗な露頭を探した方が早いと思う。
尚、この下流(内村川)の虚空蔵には観察に適した露頭があるのでそちらを推奨する。こればかりは実際に来て見なければ判らない!

2009年11月28日土曜日

長野県上田市霊泉寺(3)

霊泉寺川の左岸に見られる枕状溶岩です。この上から泥水が流れ下って来る為に泥と苔で表面は汚れていて、細かな表面の様子は判りませんが形状で充分枕状溶岩である事が判ります。
この枕状溶岩のある場所は浅田見山(1553.9m) からの尾根筋に当たりますが、下流の虚空蔵(別にご紹介します)の露頭からの距離は2km以内ではないかと思います。内村川には更に下流の和子大橋付近にも露頭がありますので、この附近の枕状溶岩の分布はかなり広い範囲に渡っているのではないかと思います。

2009年11月27日金曜日

長野県上田市霊泉寺(2)

左岸、ポットフォールから20m程度か?シート状溶岩と枕状溶岩が重なっている。こんな感じで河床の上30m以上まで積み重なっているのだろうか?或いはガイドブックの記載は伝聞で、「ポットフォールから下流へ30mの河床」が誤って伝わったのか?
溶岩の表面は苔や泥でかなり汚れているので、細かく観察されたいかたは大きなタワシでも持っていかれると良い。かなり下流から遡上してくるよりは、ポットフォールから膝附近までのズボンも濡れそうなのを覚悟して下った方が楽だと思う。

2009年11月25日水曜日

長野県真田町菅平口(6)


これは確証はありませんが、今度この附近を歩く時は何とか取り付くルートを探してみたいと思っている崖です。菅平口の枕状溶岩の露頭から少し菅平に向って登り、橋の附近から川沿いに少し下った場所で見かけました。残念ながら、崖の前に川が流れていてその方向からは取り付く事が出来ませんでした。黒い部分を見ていると枕状溶岩ではないかと思われてなりません。せめて三脚を据えてもう少し解像度の良い画像が得られたらと残念に思っています。
この画像で、菅平口の枕状溶岩の露頭紹介を終ります。上田市にはこの他にも枕状溶岩の露頭がありますので、次回は同じ市内の露頭です。11/26 画像が横転していたのを改善しました。結局原因不明で別の画像データと入れ替えました。