
原則更新を停止します。 このブログは地質の素人の現70歳の素浪人が、地質図・論文・websiteを閲覧して露頭情報を収集し、その情報と主に足で稼いだ露頭画像を御紹介してきたブログです。素人故の恐れ知らずで取り組んでしまいましたが、残る人生の短さと現在の体力を歩き残した露頭の余りの多さとを天秤に掛けるとそろそろ「撤収」を考える時期だと思い至りました。 火山カメラの映像をUPしてまでこのブログを維持するのも如何かと思い至りましたので、このブログの更新を停止する事と致しました。 枕状溶岩関連記事についてはそのまま残そうと考えています。2年程度の心算で、2009年9月8日に始めたこのブログがここまで続けられるとは思って居ませんでした。 長い間お付き合い頂き有難う御座いました!
2010年1月16日土曜日
茨城県袋田の滝周辺(11)

2010年1月15日金曜日
茨城県袋田の滝周辺(10)
2010年1月14日木曜日
茨城県袋田の滝周辺(9)
2010年1月13日水曜日
茨城県袋田の滝周辺(8)

2010年1月12日火曜日
茨城県袋田の滝周辺(7)
2010年1月11日月曜日
茨城県袋田の滝周辺(6)

http://sites.google.com/site/geonavipj/map
生瀬の滝に登る途中にもピローブレッチャが観察出来る場所が沢山在ります。又、滝の右岸に切立つ崖の様相も詳しく見る事が出来るので、夫々の体力に併せてゆっくりと登られるよう推奨します。出来れば双眼鏡が有るともっと沢山のピローブレッチャを観察できます。
2010年1月10日日曜日
茨城県袋田の滝周辺(5)
2010年1月9日土曜日
茨城県袋田の滝周辺(4)

久野久先生のフイールドノートにはもっと見事な放射状節理の画像が納められています。
ある博物館の展示には袋田周辺にも枕状溶岩が存在して居る様に書かれているので、具体的な場所をメールでお聞きしたのですが、返事は有りませんでした。
何故かトリミングを行った画像は90度回転して表示される事が在ります。この画像も回転してしまいましたが大勢に影響ないのでこのままとします。画像の説明を読み替えて下さい!
2010年1月8日金曜日
茨城県袋田の滝周辺(3)
2010年1月7日木曜日
茨城県袋田の滝周辺(2)
2010年1月6日水曜日
茨城県袋田の滝周辺(1)
2009年9月22日火曜日
茨城県北茨城市磯原うぐいす谷温泉(4)

小川の名前は「二ツ島川」。昔は水戸藩中山家神道無念流道場の跡地だと言うこの温泉は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」だそうですが、残念ながら入浴の機会は在りません。この地域のには海岸よりに幾つかの温泉がありますが、温度は低そうですね。
河原に乗り出している岩も枕状溶岩と思われますが、近づけませんでした。もう一度、出来ればこの付近の採石場らしき場所を中心に歩いてみたいとは思っていますが、中々機会がありません。
この磯原地域に関しては石炭関係の文献は色々と見付かりますが、ここの場所について触れているものが見付からずにいます。
2011年7月5日画像をやや大きなデータのものに変えました。写っている範囲は変えていません。
2011年7月5日画像をやや大きなデータのものに変えました。写っている範囲は変えていません。
2009年9月21日月曜日
茨城県北茨城市磯原うぐいす谷温泉(3)

これは枕状溶岩の表面です。右奥には既に紹介した熔岩の先端部が小さく見えています。表面を見ると礫岩の様な雰囲気が在ります。溶岩流の移動につれて割れた破片が表面に現れている状態と考えて良さそうです。
全体の雰囲気から旅館の庭石の一部として取り込まれている状態が判ると思います。
枕状溶岩の外側の表面は溶岩流によって様々です。ここの枕状溶岩の様に表面だけを見ると礫岩と思いたくなる様なものは比較的多いように思われます。
陸上熔岩との違いは下側の地山との接触面や上側の表面にクリンカー状の発泡痕が無い事がその特徴の一つだと思われます。
この画像の手前側が駐車場、右奥が温泉旅館の建物になります。
この露頭に関しては後1枚、この枕状溶岩と旅館の間を流れている小川の様子を明日ご紹介する事にします。
2011年7月5日:画像をヤヤ大きなものに変更しました。
2011年7月5日:画像をヤヤ大きなものに変更しました。
2009年9月19日土曜日
茨城県北茨城市磯原うぐいす谷温泉(2)

熔岩と下部層の接触面を拡大して見ました。10円硬貨が無くてやむ終えず500円硬貨をスケールにしました。直径26mmですね。背景によってスケールも変えなければ飛んでしまって判りませんよネ!
熔岩の直下でも焼けたような色合いにはなっていません。尤も、焼けて白くなる事もあるそうです。高原山の赤滝では勿論熔岩の厚みが違いますが、熔岩の下の層が真っ赤になっていてこれが名前の由来だと聞きました。この色合いは、銚子にある古銅輝石安山岩と大体同じ雰囲気です。古銅輝石安山岩も何れご紹介しましょう。
放射状節理も見えませんが、外側の表面を見るとやはり枕状溶岩なのだな!との特徴が顕れているような気がします。
茨城では変成岩では日立附近に二箇所ほど枕状溶岩の露頭がある様ですが未だ訪ねていません。
福島に近い「入遠野の官沢」には放射状節理の発達した枕状溶岩が在り、これはいわきの石炭化石資料館に収蔵されています。残念ながら本来の露頭は河川改修で失われています。バス停近くの畑の山側に露頭がないかと狙っていますが、今の所見付ける事が出来ていません。
2011年7月5日追記:画像をヤヤ大きなものに変えました。
2011年7月5日追記:画像をヤヤ大きなものに変えました。
茨城県北茨城市磯原うぐいす谷温泉

およそ枕状溶岩など在りそうにも無い場所なのですが、ここ磯原のうぐいす谷温泉には、枕というよりはシート状熔岩の雰囲気が強い熔岩の露頭があります。
残念ながらこの附近の火山性地質については参考文献が見当たりませんが、この熔岩の前には「枕状溶岩は新生代中新世第3期初期に噴出した熔岩です、太平洋側に多く流出しています。」(ママ)と書かれた看板が置かれています。
これはこの温泉旅館の駐車場兼前庭にありますので、撮影時にスケールを置く事が出来ませんでした。松葉の大きさから類推して下さい。
柔らかい未固結の細砂~粘土質に乗った為に下の地層が重量で変形しています。小川を挟んで奥に旅館の建物があります。小川の様子から鉄分の多い温泉です。周辺には熔岩の露頭は無いのですが、北西の新しい道路の現場には礫層の上に不整合で火山灰層が見られました。旅館のHPは下記。日帰り入浴は5250円(食事付き)で少々敷居が高そうです。尚、HPでは枕状溶岩については全く触れられていません。 http://www.uguisudani-onsen.com/
2011年7月5日追記:地質の専門家が現地を訪問し、これは枕状溶岩ではなくて「タマネギ状風化」であるとのご指摘を頂きました。タマネギ状風化をそれほど多く見た経験が有る訳ではありませんが、正直な話、まだ納得できていません。この頁を書いた時点ではブログのデータ容量にかなり厳しい制限が有り小さな画像を掲載しましたが、この際現地を観ていない方々の判断を頂ければと考えてヤヤ大きな画像に差換えると共に、庭園部分のほぼ全景の画像を追記しました。

数回、メールに観察した画像を添えて意見を交換させて頂きましたが、現状では枕状溶岩(あるいはシート状溶岩)で在るとの見解を破棄するに至っておりませんが、そうした意見を大切に受け止めて、再度現地に足を運び露頭を観察する機会を持ちたいと考えています。
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