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2011年5月3日火曜日

東北太平洋沖地震の時系列震源分布

早いもので3月9日の前震以来8週間が過ぎようとしている。最近は此処千葉県柏では大きな余震を感じる事は無くかなり安眠出来る様に成って来たが、地域によってはまだまだ余震に見舞われている。この様なグラフでこれ以上の長期間の地震分布を表示しようとするのは少々無理が在るようなのでひとまず区切りにしようと考えて居る。と言ってもマダ地震が終った訳では無いので、これからも時々興味深いデータを見た時はこのブログでも取り上げるかもしれない。
エクセルでのデータ処理は、仕事で凄まじいほどの機械装置の運転データを整理して有意のデータを取り出す為に半年以上終日係っきりの時期も在ったが、それも10年ほど昔の話。流石に今回はデータ量が多く疲れた。
気象庁の毎日の地震データをコピーしエクセルに貼り付け、データを区切り、演算しデータを取り出しその一部をこの様なグラフに整理する作業だ。
東経(137-145度)と北緯(34-42.5度)に収まるデータだけを取り出しても6500行程になってしまった。最初はマグニチュード1.0以上のデータを扱っていたが途中から3.0以上のデータに限って扱う事に方針を変えてしまった。
いまだに行方不明の方々が1万人を超えている。3月14日に三陸沖を漂う大量の漂流物の画像をNASAが紹介していたが、この中に被災者が居られるのではないかと気が揉めたが現実になってしまった様だ。
犠牲者の冥福を祈りたい。
間も無く66歳。こんな大災害の目撃者となるとは長生きをし過ぎたのか?とは思いながらも、素人仕事ながら地質に係ってしまったので、100万年単位の人生を夢見ているのだからさてこれからどんな事に出会うのか!

2011年4月25日月曜日

東北太平洋沖地震以降の震源分布4月25日現在

4月の21日にも同様なグラフを掲示しているが、気象庁の地震データ公開が大分進んだのでこれをグラフに組み入れてみた。余震はまだまだ収束していく様子が無い。
このブログの前の記事でも申し上げたが、震源地(震央)の分布に関しては海上保安庁のHPに3月31日までのデータに限られるが下記に興味深いデータが公表されているので興味のある向きは参照下さい。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/jishin/11tohoku/index.html#epi_all
また、各管区気象台において公開している最新の地震情報をご覧になるようお勧めします。例えば仙台の場合は下記に定期的な発表内容がpdfファイルで掲載されています。何れもクリックでは移動出来ないのでコピペで! http://www.jma-net.go.jp/sendai/jishin-kazan/j-week.htm
また、気象庁の気象統計情報のなかに http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/index.html
例えばhttp://www.seisvol.kishou.go.jp/auto/hypo/index0.html
最新の地震の分布情報が掲載されています。
4月11日の福島県の大きな地震に於いては、いわき市遠野町で断層が観測されている。この附近は枕状溶岩の露頭探索で何度か歩いている場所に近い。御斎所街道は変成岩の名所みたいな場所。
http://outreach.eri.u-tokyo.ac.jp/eqvolc/201103_tohoku/fukushimahamadoori/#FukushimaNo2

2011年4月21日木曜日

最近の地震

東北太平洋沖地震が発生以来、余震やら誘発地震、更には単独(独立?)の地震やら入り乱れて訳が判らない状態が続き、そんな地震の連続で睡眠が浅い状態が続くのか眠くて仕方が無い。気象庁の「毎日の地震」がやっと4月6日分まで公表されたので、そのデータを取り込んでグラフを更新してみた。7日以降は防災科研のAQUAメカニズム解の震源情報を使わせて頂いた。

4月25日追記:17日の項目にも追記したが、海上保安庁のHPに海底地形図に震源地をマッピングした震源情報が在って興味深い。私この資料は時系列に地震の発生状況を追ってみたもので、データの方向は異なるが、小生のこのつたない資料より遥かに判り易いのでご覧になるようお勧めします。アドレスは下記をコピペで!
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/jishin/11tohoku/index.html#epi_all
巧く入れない場合は、海上保安庁>海洋情報部>防災情報>東北太平洋沖地震>3月11日から14日までに発生した地震の震央分布 と 深さ60km以浅で発生した地震の震央分布:地震発生前後 です。

2011年4月17日日曜日

3月9日⇒4月16日 M4超震源の平面分布

地図無しで申し訳無いが、3月9日から昨日までのM4以上の地震の震源分布を描いてみた。下の時系列のデータと全く同じデータを使用している。M4以下を入れると重なり過ぎて何がなんだか判らない様に思えてこうしてみたのだがこれでナニが判るかと言えば素人にはマッタク判らないのだが、こんなグラフでも描いていなければ、余震だかなんだかの不安から逃げられない。青い記号は防災科研のAQUA解のデータから引用した。赤は気象庁の毎日の地震データからの引用。気象庁のデータの遅れはそう簡単に解消出来ないだろうと思っていたら今日は3月30日と31日のデータが出て来たので、夜遊びはこのデータの組込みでもやるか!
明日は久し振りにフイールドに出る。左手が捻挫らしく自由が利かないが、久し振りにハンマーを振るえるかと思うとなんだかほっとする。明日はピクライト玄武岩が目標だ!
なんだか?日々の閲覧状況を見てみたら枕状溶岩の露頭情報よりも地震関連の閲覧が増えてしまった。素人の地震情報(単なる自分本位のグラフなのに)検索して来て下さった方々!ゴメンナサイ!これは枕状溶岩のブログにチョッピリ地震について自分の興味を持った情報を引用したりしているだけなので、もっと専門家の情報をご覧下さい。

4月25日追記:海上保安庁のHPに海底地形図に震源地をマッピングした震源情報が在って興味深い。私のつたない資料より遥かに判り易いのでご覧になるようお勧めします。アドレスは下記をコピペで!
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/jishin/11tohoku/index.html#epi_all
巧く入れない場合は、海上保安庁>海洋情報部>防災情報>東北太平洋沖地震>3月11日から14日までに発生した地震の震央分布 と 深さ60km以浅で発生した地震の震央分布:地震発生前後 です。

3月9日⇒4月16日間:震源の時系列分布

気象庁HPの今日の地震データが31日まで公表されていたので下記に添付した画像を更新し、31日まで気象庁データとした。やはりホンの少しだけれど増えた。
気象庁から3月28日と29日の地震記録が公表されたのでデータを補正した。データ表示期間が思いの他長期間に亘り、M3クラスの地震まで表示すると真っ赤になるだけなのでグラフ表示から外した。M4-4.9の地震の累積数ですら1290を超えている。
M3以上の6時間辺りの地震発生数を追加。当初に較べると地震数は1/10には減っているが、相変わらず此処千葉県の柏市では良く揺れる。今朝の新聞によるとM5超が500個と書かれている。この統計では440回なので随分狂いがある事になる。M6超はピッタリあっている。気象庁のM5クラスのデータを再チェックが必要かも?最も気象庁HPでは「掲載してないものもある」と書かれて居るが・・・
尚、このデータの累積数には表示されていない部分のデータも北緯27-47度,統計137-150度の範囲が含まれており、で3月2日からカウントしている。東北太平洋沖地震の余震とも思えない地震(誘発地震?)も多いので表題を変更した。

2011年4月16日土曜日

東北太平洋沖地震:15;3月28日以降の時系列分布を追加(5)

気象庁HPの「毎日の地震」が3月27日分の公表以降すっかり更新を忘れたらしい!毎日、余震や誘発地震その他の地震に揺られている身には辛い。と言っても判ったからと言って「オマエなんだよ、データ出したら地震予測でもするのかい!とか、鎮める事が出来るのかい!」と開き直られたら、スンマセン!としか言いようが無いが、知りたい!と言う訳で、防災科学技術研究所のHPで「メカニズム解」のリストから震源情報を無理やり引っ張り出して気象庁のデータは27日まで、その後は「メカニズム解」からと言う本来全く目的も内容も異なるデータを無理やり接続したのがこのグラフ。
http://www.hinet.bosai.go.jp/AQUA/aqua_search.php
取り敢えず、大きな地震がどんな地域にどんな時系列で並んでいるのか?雰囲気ぐらい判るだろうと言う実にヤケッパチのグラフなのでその積りでご覧頂きたい!勿論、気象庁の新しいデータが出てきたら可及的速やかに補正してこのブログに掲載します。

2011年4月14日木曜日

東北太平洋沖地震:14;震源附近の断層破壊の移動

気象庁の地震データが3月27日分から公表が止まったままなので、最近見つけた「断層破壊の移動」と言うアニメーションをご紹介。コピペで!
http://www.seismology.harvard.edu/index_jpn.html
日本語で書いてあるが、実はハーバート大学に居られる石井水晶氏の論文らしい。この画像の下に在る「3月11日14:46から25分以内に起こった地震についてのもうすこし詳しい説明は」をクリックするとまあご覧下さい!
http://www.seismology.harvard.edu/index_jpn.html
お鯰様ばっかりに頼っていてはいけないらしい!
尚、石井水晶(みあき)氏のHPにはスマトラ沖の巨大地震の際の震源移動の動画もあります。すごい距離を一気に駆け抜ける地震なのですね。今回の東北太平洋沖地震とは全く様相が異なり興味深いですね。
http://www.seismology.harvard.edu/

鯰様 お願い!地震を鎮めて!

相変わらず余震が多い。多いと言うより多過ぎる!それに茨城県と福島県の県境とか、銚子附近とか・・・これまでそんなに地震が多くなかったと思える場所で多い。地震の揺れには慣れてきているが、精神的に疲れてきた!画像は利根川と江戸川が分岐する関宿の博物館のお庭に棲息していた「お鯰様?」エエーイ!この際、神頼みジャ!

2011年4月9日土曜日

東北太平洋沖地震:13;震源深さの時系列分布

気象庁の地震データは今日は1日分のみ追加公表でやっと先月23日分が出て来た。1日あたりの地震でータ数も103個程度なので、もう少しまとめて公表して欲しいものだ。公表されたデータを先日のグラフに追記したが目だった変化は無いので、深さ方向にはどのような変化が有るのか無いのか?グラフの形式を変えて時系列はそのままに深さ方向でチェックすると共に、発生件数の多いマグニチュード5-5.9の地震について深さを20km区切りで累積発生数をカウントしてみたのが上のグラフ。
目盛は基本的に深さ方向を“km”単位で示すが、折線グラフの深さ別m5-5.9の地震累積数に対しては当然“発生回数”。
浅いといっても2万メートルより浅い場所が流石に一番多いが、チョイト気に成るのが深度40km以深でのM5-5.9の地震が多少の変化は示しながら定常的に発生している事。早くもっと減少して欲しいものだ。データの公表ももっと速く出来ないのかな?
桜島の爆発的噴火も今年272回に達している噴火と合せると340回だ!

東北太平洋沖地震:13;東京電力HPに見る情報の閉鎖性

東京電力福島原子力発電所の事故に関連して、東京電力のHPをご覧になった事があるだろうか?ネットで原発事故の詳細を知ろうとしても、出典不明のブログや様々なマスコミ報道には接する事があるが、記事の表題から東京電力のHPにアクセスしようとするとは中々旨く行かない。つい、東京電力のHPに直接アクセスして、東京電力>原子力情報>福島第一原子力発電所>プレスリリースと見ていくと、項目別に整理された記事が並んでいると思うのだが、マスコミの記者連中は文句を言わないのか?殆ど同じ文言の表題がずらりと並んでいるばかりで、新聞なので報道された内容がこのプレスリリースのどの項目に書かれているのか全く判らない状態である。記者連中と東電がツルンで一般人がまともな情報にアクセスしようとするのを阻んでいるのか?などと思いたくなる。なんで、夫々のリリースの内容が判るように発表しないのか?どこぞの教育委員会のやり方と全く同じ!官僚の発想なのでしょうね。
一度、この画面を開いてご覧になりませんか?⇒この頁は消滅しました!

開いて驚くのは、何れも同じ文章が延々と続いて、新たに追加されたのは下線を引いた部分だけらしい。pdf3頁に対してたった2行が2箇所しかないなんてのもある。
地震後の緊急停止直後から冷却水レベルが低下していた事が発表されえていたとの報道が在ったので、時系列にどのような変動状況だったのか?知りたくて探してみたのだが、見付からない!

2011年4月8日金曜日

東北太平洋沖地震:12;震源の時系列分布(4)

気象庁の地震データ公表のペースが上がり、今日は22日までのデータが公開になりました。マグニチュード5以上の地震が想像以上に多いのに思いが至り、これまでのグラフにM5-5.9、M>6、(M5-5.9)+(M>6)の3本のグラフを追加してみました。青い線は右側スケール、左側は北緯を現しています。昨日の地震はかなり揺れが激しく何れ大きな余震が来るとは思いながら多少舐めていた処も有り驚きました。全体的な地震発生数は減っていますが、まだまだ大きな余震が辛いですね。

2011年4月7日木曜日

東北太平洋沖地震:11;震源の時系列分布(3)

気象庁の地震データ公開の速度が少し回復したようで、20日までの地震データが公開されましたので、時系列に地震分布を整理してみました。今回は南側の震源空白域が気になるとの発言が有り、北緯34度から40度までの範囲に広げました。折れ線は右目盛で6時間辺りの地震発生数です。尚、東経は137度以東のデータを3124をプロットしています。しかし何時までも余震が続きますね。千葉県でもまだまだ夜中は目が覚める事がありますね。

東北太平洋沖地震:10;水ガラス

高濃度汚染水の汚染水が海に流れ出したのを辛くも止めた「水ガラス」。この原料は実はオーストラリアから来ています。数十年前に公開された「渚にて」と言う核戦争で地球が放射能に汚染され、最後に潜水艦がオーストラリアに辿り着き生存者と廻りあう様な、細かい事は忘れてしまったが妙に印象に残る主題歌が今でも忘れる事が無いのです。先日、止水が成功した事を聞いて、フットその主題歌が口笛で出て来てしまった。
今回、止水に使われた「水ガラス」は、オーストラリア産の珪砂と塩(海水からの塩)と、秋吉台近くの石灰岩から出来ている化学製品なのです。
このブログは、「枕状溶岩」と言う地質学的にも極めてマニアックなテーマを扱うのがメインなので、今回活躍した「水ガラス」を、その生産現場の側に居る人間として地質学的に話題に取り上げさせて頂く。「水ガラス」の主原料は「珪砂」。日本でも伊豆半島の宇久須鉱山が国内最大の産地としてガラスの製造を下支えしたものだ。珪砂は水晶と同じものなので、トローリとした粘性の「水ガラス」に仕上げるには、高温で溶融するだけでは駄目です。
下記は㈱トクヤマ(旧:徳山曹達)殿のHPでその製造工程を示します。
http://www.tokuyama.co.jp/company/business/transform/soda.html
「ソーダ・塩カル製造フロー図」の右端の黄色の2番目に「珪酸ソーダ」とあります。これが水ガラスの元の固形物。珪砂とソーダ灰を高温で反応させる為、鉄の精錬を行う「平炉」の様な設備で確か1000-1200℃程度の温度で溶解・反応させます。これを、炉から細い溶岩流の様に静かに流しだしながら高温に耐える金属製のコンベアで、取扱いしやすい大きさに整形し冷却します。出来上がった半製品を「カレット」といいます。この工程は通常は見学が出来ませんので、当然写真を撮影する事も出来ないので残念ながら画像はありません。
「カレット」はこんな形状です。一つ一つは50x35x30mm程度の大きさです。

2011年4月3日日曜日

東北太平洋沖地震:9;原発汚染水の漏洩

自分の興味を引かれる地震関連の記事を記載していたら,何時の間にか本来の枕状溶岩の露頭に関する記事よりも、地震関連記事のヒット数が増えている。喜ぶべきか!がっかりする場面か!
福島原発で,高濃度に放射能に汚染された水が海に流れ出して居ると言う。今日は高分子吸水性樹脂を投入したらしいが結局効果は無かった様だ。漏水箇所が亀裂では無くて「孔」が開いている雰囲気なのが不思議なのだが・・・(110404追記:亀裂との事だが周囲からの漏水が見えないのが不思議。或いは初めから施工していたピットの排水孔ではないのか?ならば3B?他のケーブルピットに繋がっていれば1箇所を塞いでも他からの「排水」は止まらない。)。画像にスケールが無いので確かな事は言えないけれど,画像を見る限りは少なくとも100-200L/min程度の(時間当たり6-12立方メートル程度)の水量だと思われる。孔の径は平均口径で50mm程度だろうか?もっと大きいのだろうか?こんな流速で(0.8-1.6m/s程度?)の場合に,吸水性樹脂で効果が在る筈が無い!一体誰がこんな提案をするのだろうか?と思うと腹が立つ!と言っても後だしジャンケンでしかない。
随分昔の話だが,トンネル発進時に凄まじい水量の漏水が始まって一進一退。薬注で水を止めようとしても,ゲル状の固化材が細い水道(みずみち)から噴出してくるのを観ながら,排水ポンプ能力との戦いでシールド掘削機が水没するか?発進出来るかの瀬戸際で,発進縦坑の垂直の梯子を上がったり(待避),降りたりしていた事がある。
コンクリートを一時に大量に投入しても止水出来ないのは,粘性が無いから水道を止められないからだろうと思う。
ゼネコンはどうしているのだろう。シールド工事で行う裏込材のような水に強く粘性が適度に有り,初期強度が直ぐに上昇する様な材料を投入しなければ,この様な条件での止水は出来ないと思うのだが・・・所詮、ブログの遠吠えに過ぎないか!

2011年4月2日土曜日

東北太平洋沖地震:8:国内各地の放射線量データ

国内各地の放射線量データ
小生が週に1度は立ち寄る居酒屋には放射線量の毎日のデータがひょっこりと(?)置いてある。或る常連客が実は放射線関係の仕事をしていて、自宅に設置した(勿論、校正はキチントされている)の線量計で測定した値をグラフにして教えて下さるのだ。此処では放射線量や地質の真剣な議論が酒を飲みながら飛び交う。
処で、休館(5月一杯?)中の「日本科学未来館」のHPに日本全国の放射線量が掲示されている。2日前程度のデータと別にアーカイブには、3月22日以降の過去のデータもpdfファイルで公開されている。
http://case311.miraikan.jst.go.jp/home/pics/map
出来れば、幾つかの定位置で、時系列のグラフを表示してくれるともっと判り易いと思うのだが・・・
これは「地震・原発をよみとく」のひとつのコーナーです。
http://case311.miraikan.jst.go.jp/home
尚、原発の事故ログもありますのでとても参考になります。
この様な取り組みは、頼もしいですね。

2011年4月1日金曜日

東北太平洋沖地震:7;震源の時系列分布(2)


古いデータは削除しましたので
より新しいデータを参照下さい。

気象庁の地震データの公表が遅れに遅れています。
25日に掲示した震源の時系列の分布図その後の余震分布を取り入れて作成しようとしているのですが、今現在17日分までのデータが公表されただけなので、後が続きません。もう少しデータが欲しいです。
取り敢えず大きなマグニチュードの地震が気になるので、気象庁のHPから3月11-31日に地震情報を発表した地震のデータを取り込み、(当然数が少ないので、M5以上のものを19-31日分追記してみました。従って6時間辺りの地震発生数(右目盛)については中断しています。

2011年3月28日月曜日

東北太平洋沖地震:6;このデータをどう読みますか?

気象庁が最近公表したデータの中に興味深いものが在ります。
今回の「東北太平洋沖地震」の第28報です。コピペでご覧下さい。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1103/25b/kaisetsu201103251730.pdf
全文で21頁ですが、その15頁から18頁附近をご覧頂きたいのです。本震前後の地震活動状況が、マグニチュード別に3枚のグラフで表示されています。黒実線で示された「a領域」の地震が時系列に表示されていますが、何故か? 今回のフリップが発生した領域がその領域から外されています。18頁のマグニチュード6以上の図には、1年前から大型のしかも浅い地震の記録があります。
経験工学的な地震予知研究において、何故この様な地震が見過されてしまっていたのか?近代地震学の歴史が100年程度でしかないのに、1000数百年前の大津波の記録を読み解けないのと同様に、このデータは1000年後の日本において(その頃は、日本全土が放射能汚染で人類は生存していないかも知れませんが)「参考」になるのでしょうか?
素人の小生にはなんともコメントのしようがありませんが、皆さんはこのデータをどのように読み解かれるのか?明日は早朝から静岡方面への出張の為、ブログの更新が出来ないかもしれません。

東北太平洋沖地震:5;地球を3時間で回る地震波

京都大学防災研究所地震予知研究センターの今回の地震に関係する情報には、小生の興味を引くテーマがかなり多い。
下記はそのHP内の地震特集>ひずみ地震動 のコーナーですが、「ひずみ地震動」が東から西へと伝わっていく様子が描かれています。
http://www.rcep.dpri.kyoto-u.ac.jp/events/110311tohoku/morii/index.html
上記を開いて6枚目の画像が、地球を何周もする表面波のひずみ地震動記録だそうです。3時間+αで1周している様です。関西の逢坂山観測点でのデータです。
http://www.rcep.dpri.kyoto-u.ac.jp/events/110311tohoku/morii/rn_osk2.pdf

2011年3月27日日曜日

東北太平洋沖地震の情報:4 揺れの継続時間

25日に気象庁から「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震時に震度計で観測した各地の揺れの状況について」と言う資料が公表されています。五戸町から横浜までの震度5以上の地域で、震度4以上を観測した時間が130~180秒で記載されています。12頁のデータです。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1103/25a/kaisetsu201103251030.pdf

今回の地震では、防災科学技術研究所から岩手県から千葉県までの地震波形の相違が公表されています。これはこれで大変興味深いのですが、地震波形と実際の体感した揺れとの関係が疑問でした。
私は手賀沼に近い(古墳時代には手賀沼が広がっていた筈の)低湿地に在る公園を散策中でしたが、実にゆっくりと大地がうねり、マダ動いている、マダ揺れていると大変に長い時間をずっと感じていた様に思いました。

防災科学技術研究所の資料は、ホームのメニューから3月24日の情報公開から強震動の項に移動すれば波形が有ります。。但し、このブログを公開した時とは少し異なる頁構成です。
http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/topics/html20110311144626/main_20110311144626.html
東北関東大震災関連の情報については"All311"東日本大震災協働プラットホーム”がとても便利です。

2011年3月26日土曜日

東北太平洋沖地震の情報:3

東北太平洋沖地震の事が興味深く、様々なデータを自分で工夫してグラフを書いたりしていますが、いかんせん素人なので、中々知りたい事が判る状態にはなりません。

京都大学防災研究所地震予知研究センターHPに「中部地方北部から中国・四国地方における地震活動」と言うコーナーが設けられています。
近畿地方とその周辺部の地震活動についての解説があります。

USGS:アメリカ地質調査所の地震観測データを利用して同じく京都大学防災研究所の森さんが震源の破壊過程を動画で表現しているものがあります。なんとなく判った積りになれるので助かります。
“Results”の部分をご覧下さい。

森さんのHPには新燃岳の噴火画像が少しと地震関連の画像が沢山あります。