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2012年3月17日土曜日

露頭情報:No.499;福島県二本松市三雄山:偽枕状溶岩・詳細位置不明


出典は二本松地域の地質。この「Ⅴ.2.高玉層,高玉カルデラ,後カルデラ期流紋岩の偽枕状溶岩。」と記載が在る。「26頁 第20図:高玉層後カルデラ期の流紋岩の露頭写真;スケール右側に pseudo-pillow 構造が見える。また、大きな節理に対して垂直に細かい冷却節理が入っている。(二本松市三雄山)」の記載。露頭の位置は詳細不明。取り敢えず「三雄山」は下記。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=373413&l=1402145

2010年7月7日水曜日

福島県いわき市入遠野官沢(6)

その後、枕状溶岩の露頭は発見当時は「官沢」のバス停附近と官沢に在った事が判明しました。
現在ではバス停の前は畑地になっており、その周辺はこの様な結晶片岩の石垣で囲まれています。又、道路下の官沢橋は両岸をしっかり石垣で覆われているので確認する事が出来ません。調査が行われたのが1974年かその1-2年前の事だと資料の発行年代から伺えますが、護岸工事が行われたのも1974年(昭和49年12月竣工)と橋の碑文から判明しました。産総研の一色直記氏のこの地域の最初の報文は地質学雑誌第80巻第7号(1974年刊)に掲載された「阿武隈山地太平洋側の中新世枕状溶岩」だと思います。1/5万地質図「竹貫地域の地質」が発行されたのは1977年です。
後日、別項に在る様にバス停の南側に露頭が有る様ですが、再訪する機会に恵まれません。

2010年7月6日火曜日

福島県いわき市入遠野官沢(5)

これが展示品のもうひとつの画像。大きさは前の画像を参照して下さい。比較的放射状節理が良く発達しているが、10-15cm程度の厚みの部分で一端途切れている。冷却速度がこの附近で変わったと見てよいだろう。

2010年7月5日月曜日

福島県いわき市入遠野官沢(4)

この画像は市内のある博物館所蔵の枕状溶岩の画像です。この博物館で学芸員の方にお会いし、この展示品についてご教示をお願いしました。快く資料を後日送って下さるとのお話でしたが、残念ながらその後無のつぶてでした。ヒョットしたら博物館にこの画像の資料が残っていなかったのでしょうか?これだけの大きさの露頭が現在も在れば直ぐに判ると思うのですが、残念ながら3回通っても探し出す事は出来ませんでした。

2010年7月4日日曜日

福島県いわき市入遠野官沢(3)

枕状溶岩の画像は中々出て来ない!これは少し下がった場所に在った結晶片岩。なんせこの附近は御斉所変成岩のメッカ。この結晶片岩は偶々その風化の過程で円錐形に減ってしまったのか?丸い模様が面白くて写したのだが、結晶片岩の片理は興味深い。周辺の構造を見ていると円柱状の構造が在るような気がしてチョット新鮮な面を出してみたかったけれど、叩いた後に出て来るものが円柱状じゃなければ詰まらないと思って辞めにした。

2010年7月3日土曜日

福島県いわき市入遠野官沢(2)

断崖の少し手前にはこれはチャートだったと思いますが、クリープしている部分があります。非常に硬いチャートは時々この様にクリープして居る事が有ります。折れずに曲がってしまうのが不思議です。チャートが在れば枕状溶岩は近いと思ったので、前の画像の崖を何とかして渡りたかったのですが、落葉に隠れた丸太がもし折れたら!と思うと手掛かりの無い急な崖を渡る恐怖には勝てませんでした。

官沢の別稿に記載した通り、露頭は山の下のバス停のやや南にあります。ここまで登る必要は在りませんでした。

2010年7月2日金曜日

福島県いわき市入遠野官沢(1)

枕状溶岩探しは何時も順調と言う訳には行きません。ここの枕状溶岩は当初「入遠野官沢」と言う地名だけが判っていました。でも「官沢」の何処なのか?全く判りません。でもある事だけはハッキリしていました。立派な放射状節理が発達した画像もあるのです。有る事が判っているなら行くしかない!と思って、「官沢」が流れ込む「入遠野川」から探し始めました。両方とも護岸工事が終っていて石垣が組まれていて一番有りそうな場所は確認出来ないので、諦めて沢を登り始めました。この辺りは御斉所変成岩類で有名な場所です。左岸の登山道は途中砂防尾ダムで往く手を阻まれて右岸を登り直しましたが、何処まで行っても結晶片岩ばかりです。間も無く峠道に差し掛かる頃だな?と思った時に視界が開けてこんな風景が飛び込んで来ました。絶壁です。ナタで切った様な断崖に、枯葉で隠れていますが、丸太が一本通されています。流石にこの場所を通過する事は諦めました。
後日談:官沢のバス停から少し南に戻った辺りで探すと見事な露頭が在ると言う情報を伺った。探しに行きたいがままならない!信頼出来る方からの情報です。