2012年4月28日土曜日

露頭情報:No.522;最上郡真室川町大沢川上流明神沢中流


同じ山形県だが此処は「鳥海山及び吹浦地域の地質」が出典。但し、ここはハイアロクラスタイトだけかもしれない。
この「Ⅲ.新第三系 Ⅲ.4.大川層」の項に「18頁 第13図 大川層の岩相柱状図,大川層中の泥岩は石灰質有孔虫を産する」とあり、急冷縁を伴い水冷破砕された・・・(17-18頁)と記載されている。
鳥海山やその他の火山も、その御膝元にも枕状溶岩や水中破砕を示す溶岩が存在する事は、枕状溶岩を探し始めた頃には思いも浮かばなかった。まあ、地質素人全開なのです。
明神沢はこんな処にあります。http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=390122&l=1401108

露頭情報;No.521:最上郡戸沢村,最上川支流角川支流中沢川上流部


この情報の出典も「清川地域の地質」この「Ⅲ.新第三系 Ⅲ.1. 青沢層」に「7頁 第6図 清川図幅地域地質統括図,15頁 第11図 清川図幅地域北西部の地表で見られる青沢層の柱状図,」等が記載されているので、中沢川の項を参照願いたい。
川の場所は http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=384023&l=1400514

露頭情報;No.520:最上郡戸沢村三ッ沢川上流部


出典は「清川地域の地質」。この「Ⅲ.新第三系 Ⅲ.1. 青沢層」の項。7頁 第6図 清川図幅地域地質統括図,15頁 第11図 清川図幅地域南西部の地表で見られる青沢層の柱状図,を参照下さい。
場所は一応こんな場所を想定。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=384140&l=1400402
最上郡戸沢村 最上川支流 角川支流 三ッ沢川上流部。一応川沿いの林道らしきものは地形図に示されている。 

露頭情報:No519:酒田市田沢川滝無沢


出典は清川地域の地質。この図幅地域内にはこの他にも数か所露頭の存在が考えられる。
解説書の中の「Ⅲ.新第三系 Ⅲ.1. 青沢層」には「7頁 第6図 清川図幅地域地質統括図,15頁 第10図 清川図幅地域南西部の地表で見られる青沢層の柱状図」が在る。この「田沢川南支流」
がどの支流を示すのか不明だがここでは下記のポイントを想定してみた。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=384948&l=1400406
他にも地形図に描かれた支流は在るし、描かれていない支流も在る筈なので、後は地質図を見ながら沢を上り下りするしかない。この川の北側には与蔵峠がある。この付近には青沢層が広がっているので、在るのは間違いないのだ!等と言っても始まらないか!

2012年4月19日木曜日

露頭情報:No.518;岩内郡共和町本村国富トンネル旧国道沿いの崖


出典は「日本地質学会北海道支部:北海道地質百選」国道5号千国富トンネルの粗粒玄武岩,地図・露頭状況写真有;下部に柱状節理有。
地質百選のアドレスは 
http://www.geosites-hokkaido.org/geosites/site0378.html
4枚目の画像に枕状溶岩が掲載されている。クリックで拡大できます。地質百選のTOP頁は
http://www.geosites-hokkaido.org/index.html

露頭情報:No.517;静岡市葵区高山


静岡市「葵区」は実に広い!出典は前項同様「清水地域の地質」。此処は瀬戸川層群。 この「Ⅳ.瀬戸川層群 Ⅳ.2.高山衝上体」の項に、17頁:第8図;瀬戸川帯南部の地質図,18頁:第9図;「清水」地域の瀬戸川帯地質図,22頁:最下位の玄武岩溶岩は高山付近にのみ分布し、一部に枕状溶岩を伴う。」と記載有。
これも高山の山頂付近の座標を示すので、地質図を頼りに調査するしかないですね。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=350304&l=1381904
尚、この地域における玄武岩については古い文献だが静岡大学から公開されている「瀬戸川累層群中の超塩基性岩 (II) : 静岡市美和高山のピクライト玄武岩」がある。基は「地学しずはた. 21, p. 15-17」。16頁に分布図が在り高山の東側斜面から南側斜面に掛けて分布している事が記されている。
この露頭部分はかなり傾斜がきつい部分なので調査は厳しそう。南側の林道がぎりぎり分布地域に接しているかもしれない。

露頭情報:No.516;静岡市葵区大岳~天狗岳間


出典は清水地域の地質。この「Ⅳ.瀬戸川層群 Ⅳ.1.大岳衝上体」のこ項に、17頁:第8図;瀬戸川帯南部の地質図,18頁:第9図;「清水」地域の瀬戸川帯地質図,19頁;(3)超塩基性-塩基性岩類,20頁:塩基性岩は主として玄武岩からなり、一部に枕状溶岩を伴う。鏡下での観察によると斜長石を含む無斑晶玄武岩を主とし、少量の単斜輝石斑晶やガラスを含む事がある。斜長石はしばしば針状や骸晶等の急冷構造を示す。」と記載されている。
大岳(1108.7m)から天狗岳(大岳の南:1026m)に掛けて分布する玄武岩で長径10m~1.5kmの岩体として存在するようだ。
場所は詳細不明の為取り敢えず大岳の座標を記す。地図上では南の天狗岳に向かう登山道は記されていないが・・・http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=350906&l=1381643