2009年11月16日月曜日

群馬県渋川市小野上岩井堂(6)

少し大きな画像でここの枕状溶岩の表面を見て頂きましょう。これは、右岸側の公園から河床に降りた処にあります。礫岩の様なブロック状の岩塊が折り重なって居る様に見えますでしょうか?考えようによっては水冷破砕された「ピローブレッチャ」の塊とも思えない事はありませんが、これでも溶岩の表面です。恐らく、急冷したガラス質層は既に風化等で失われています。一つ一つをもし取り出して見る事が出来れば、非常に硬い礫状になって居る事が判ります。
もっと小型の枕状溶岩として水中に流れ出したとしたら、恐らく急冷層の固さに負けて、流れる事が出来ない様な状態で在ったと思われるのですが、溶岩の大きさが少々大きかった為に表面の固化した層をも巻き込んで破壊しながら流れ進んだものと思われます。ここの枕状溶岩の表面形状をもう一点とおそらく枕状溶岩の断片と思われるものを一点ご覧頂こうと考えています。

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