銚子の古銅輝石安山岩を「枕状溶岩」と呼ぶのは正しくは無いのだが、久野久先生が1968年に「火山」に発表した「水中自破砕溶岩」の論文の中に、「玄武岩質溶岩が水中を流れると、枕状溶岩を形成することは広く知られている。・・・・・日本その他環太平洋火山帯仁普通な安山岩や石英安山岩溶岩が水中を流れた場合には、どのような構造を呈するかについては、殆ど報告されたものが無い」として「山梨県富士山麓,静岡県伊豆半島,神奈川県箱根,大磯地方,千葉県銚子,茨城県袋田」などで溶岩の産出状況を調査された事が書かれている。従って、銚子の「古銅輝石安山岩」も「少なくとも水中を流れた可能性が高い」と考えここで紹介する事にした次第です。
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