地質学会誌の1999年第8号に“Faces analyses of Miocene subaqueous volcanoclastics”(南部フォッサマグナ巨摩山地に分布する中新世水中火山砕屑岩類の堆積層)と言う論文が掲載され、568頁にルート図が、567頁にその柱状図が記載されています。どうやらこの南アルプス市の御勅使川(みだいがわ)から富士川町の大柳川附近までの間は海底で形成された火山岩系が多く分布する事が判りました。その中で、ルート2に玄武岩の枕状溶岩を示す記号が在りましたので、出かけて見たのがこの御勅使川左岸の御庵沢より上流の駒場地区です。
駒場地区でも右岸側は地形図で採石場が有る事は判っていましたが、現地に赴くと左岸側にも採石場が操業していたので、取り敢えず河川敷に降りて歩いてみました。河川敷にはこの様な岩塊が大きな転石として転がっているので、狙いは大きく外れてはいませんでしたが露頭は探し出す事が出来ませんでした。従って此処では「状況証拠」だけです。データNo_633
0 件のコメント:
コメントを投稿