2011年2月20日日曜日

富士川水系御勅使川駒場(8)

蛇足ではありますが、この附近で見掛けた「偽礫」の画像です。6番目の画像(中央上)に泥岩らしきものが見えたので枕状溶岩とは関係有りませんが、この地域には圧縮変形された泥層由来の「偽礫」を含む事が在る様なので敢えて触れました。10円硬貨のスケールが乗っている面は普通に黒色の泥岩礫が含まれているように見えます。これはこの面と直角の方向に圧縮されていて、横から見ると結晶片岩や溶結凝灰岩にみられる黒色レンズ部の様に、側面から観るとペチャンコです。平面形状を観なければ溶結凝灰岩のレンズと見間違うかも。僅かに画面左下にその雰囲気の部分が見えています。
黒色部分の縁辺を詳細に観察すると、これが泥岩礫が混入したのではなく、未固結の泥片が混入後に固結して偽礫となった事が良く判ります。

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