2012年1月8日日曜日

露頭情報:No.425;萩市(旧 田万川町)上小川東分(参考)


田万川コールドロン内の、伊良尾山火山溶岩がコールドロンに流れ込んだ水中火砕岩であり、「枕状溶岩」とは記載されていないが参考用にリストアップした。
「旧田万川町の南部、上小川東分の農道脇にあり、約33万年前に噴出した黒っぽい火山岩の玄武岩が、礫(れき)層と砂層をおおっている。この玄武岩は田万川本流と原中川にはさまれた標高100~110mの平坦な溶岩台地をつくり、ほぼ南北に細長く連なる。」と記載されている。
出典は「山口県の文化財HP」。此処には次のように書かれている。「田万川町の柱状節理と水中自破砕溶岩。①基盤となる安山岩、②礫の層、③「水中自破砕溶岩」の層、④玄武岩の「柱状節理」の層が見られ、これは、柱状節理の形成過程の順をあらわしている。かつて、基盤となる安山岩を浸食して川が流れており、礫の層ができた。その川底に、火山活動による高温の玄武岩溶岩が流出し、水蒸気爆発を起こし、破砕して、水中自破砕溶岩の層を形成した。破砕片は川の流路を変え、この地域は乾陸化した。そこに、さらに溶岩が噴出し、乾陸上で冷却したため体積収縮によって、断面の径0.4~1.0mの六角形あるいは五角形の柱状の「柱状節理」が生成された。」
場所は下記を想定している。数年目に此処を目指したが道を間違えたのかたどり着けなかった。
道路も狭く少し歩いて観ようとしたが、道路脇にマムシの死骸を二つ見付けて退散した。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=343411&l=1314040
この付近は阿武単成火山群の露頭なども有り興味深い地域です。

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