2012年6月18日月曜日

露頭情報:No.547;積丹半島神恵内 茂岩海岸


この露頭情報の出典は、旧北海道立地質研究所による「神恵内地域の地質」。この「Ⅳ 新第三紀の地層 Ⅳ.2.泊累層 Ⅳ.2.2.カブト火砕岩層 中部層」の項目に記載が在る。
「12頁 第8図:紫蘇輝石普通輝石安山岩質の水冷破砕岩。同心円状節理を示すピローが濃集している。」添付されている画像は黒すぎてスキャンしても修正が難しい状態なので此処では引用しないが、画像内のハンマーから想定してかなり大量のピローブレッチャ―が集まる崖らしい。
更に解説書には「火山角礫岩は径10数cmのピローや角礫と同質の凝灰質物質からなり・・何れも水冷破砕岩で・・・」とある。13頁の第9図には「紫蘇輝石普通安山岩質の水冷破砕岩。不規則な節理を示す角礫岩片と、同岩質の凝灰岩の基地からなる」と書かれている。また、第10図には
こわれた偽ピローのスケッチも掲載されている。
カブト火砕岩層の命名者はその後新潟大学に移動し、枕状溶岩の権威者となった山岸宏光氏と積丹団研グループ(1979).
地質関係者には有名な場所らしい。この付近なのだろうか?
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=430650&l=1402653

0 件のコメント: