2011年9月1日木曜日

露頭情報:No_183;精進湖東岸(訂正追記有)

久野久先生が陸上溶岩と水中に流入した溶岩との違いを観察するために訪れた露頭としても有名なのだが、水位の低い冬場にはこの付近を走る勇気が無くて夏場になんとか見る事が出来ないか?と望遠レンズを振り回しているが、今のところ収穫はない。
久野久先生のフィールドノートには写真が貼り付けて在ったと思う。足元が悪いがこの付近に行くのが良さそうだが?進入出来るのかな?
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352918&l=1383631
火山 第2集 第13巻 第3号の「水中自破砕溶岩」(1968)を参照して下さい。127頁に青木が原溶岩が本栖湖に流れ込んだ際の、陸上溶岩と水中溶岩の両方の画像があります。
110903:文献の紹介に抜けが在るのに気付いたので追記します。
日本大学文理学部自然科学研究所紀要 No.39(2004)pp.175-198 に「富士山青木ヶ原玄武岩質溶岩の表面形態」と言う論文が掲載されています。(小生のご案内する文献は特記以外はネットで自由に入手出来るものです。表題で検索する為に著者名は記さず論文表題のみを記載しています。)
この182頁に「5.4 Type-D(水底溶岩)」の項目があり、次頁の「図2 青木ヶ原溶岩流における溶岩表面形態の分類」に水底溶岩の分布領域が示されています。
著者がほぼ同じなので内容は重複しますが、山梨県環境科学研究所 富士火山(2007)のp.303-338に「富士火山貞観噴火と青木ヶ原溶岩」が掲載されており、309頁に同様の分布図が掲載されています。
金沢大学、海野進氏の作成された資料に「富士火山巡検案内」があります。この中に精進湖・本栖湖の溶岩についての説明が有ります。とても参考になる資料です。

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