2009年11月26日木曜日

長野県上田市霊泉寺(1)

菅平口と同じ上田市ですが、千曲川の反対側。内村川の支流である「霊泉寺川」の霊泉寺温泉近くにある枕状溶岩の露頭をご紹介します。最初はこの枕状溶岩の露頭の目印と成る巨大な「ポットフォール」です。スケールがありませんが、雑草の大きさから見てもこれが如何に巨大か?想像が付くのではないかと思います。ここの露頭については「改訂 長野県 地学のガイド」39頁に掲載されています。ポットフォールは「稚児ヶ淵」と呼ばれる「ひん岩」の岩脈に穿たれたものです。小さな柱状節理が見事です。
「地学のガイド」には「(稚児ヶ淵から)下流の霊泉寺川北岸の、河床から約30mの高さには、見事な枕状溶岩の露頭があります。ここから霊泉寺温泉へは800mの道のりです。」と書かれています。
最初の年には、このガイドブックの記載に従って北岸のひどい藪を歩きましたが露頭には出会えませんでした。2年目に、ここでは子供達がポットフォールに飛び込んで遊んでいました。その子供達に下流の河床に下る道(ポットフォール下流左岸)を教えてもらって何とか下流に下り両岸をチェックし露頭に出会えました。

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