2009年11月23日月曜日

長野県真田町菅平口(4)


小さな画像で恐縮ですが、これは菅平口の(2)でご紹介した画像の左上隅にあった岩の部分をトリミングしたものです。この部分に触れるのを忘れていたので、取り上げました。
これは、幾つかの岩のブロックが集まって居る様に見えます。八木博士がここは「擬」だと言われるのはこの岩体を見ての事かもしれないと思いました。尤も「擬」は「偽」であるべきなのですが、細かい事はさて置いて、これは放射状節理が現れているものだと私は解釈しています。
様々な文献なので急冷による放射状節理が溶岩の表面から中心部まで続く様に書かれているのを目にしますが、枕状溶岩がそこで「停止」してその状態で固結する場合は、放射状節理が中心まで繋がるかもしれませんが、通常は中心部まで放射状節理は繋がらず途中で中央部を残して停止します。大きな画像が無くて残念です。

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