2011年7月30日土曜日

露頭情報:No_130;大社町宇竜

1/50,000 「大社地域の地質」の10-25,53-58頁に「大社地域の地質: Ⅲ.2. 成相寺層 第9図 日御碕及びその東方海岸付近の成相寺層流紋岩の産状を示す地質図  54頁 第Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ図版 成相寺層の流紋岩枕状溶岩  玄武岩の枕状団塊と異なって明瞭な急冷殻を持たない 枕状溶岩に近い基底部では溶岩流からひきちぎれ転動してきた枕状団塊が多く認められる」。更に引用させて頂くと「 目御碕から桁掛半島を経て鷺蒲に至る地域では,目本海に面した海岸に沿って溶岩ドーム・溶岩流など流紋岩の様々な産状を見ることができる(第9図).・・・一部省略・・・ドームの内部や周辺には幅10cm-200mのガラス質流紋岩浅所貫入岩が多数分布する.大きなものはドームの上方に延びてドームを貫いている.またそれらと平行に舌状に延びる巨大な貫入岩は水冷破砕された流紋岩に貫入し,その延びと直交する断面に閉じた流理が認められる(第11図).これら流紋岩水底火山体内部の頁入岩は流紋岩マグマの通路とみなせよう.目御碕東方およそ1㎞の入江では宇竜周辺の流紋岩塊状溶岩から移化した水中溶岩が広く分布し,その上部は枕状となっている(第Ⅱ、Ⅲ図版). 枕状団塊(pillow)の径は30cm-1m.内部はガラス質で,放射状節理が認められ,また,縁辺部には多数の気孔とジグソーパズル様の水冷破砕構造が認められるが,玄武岩の枕状団塊と異なって明瞭な急冷殻を持たない.表面には流動方向に延びたしわと節理がある.大きな枕状団塊から押し出された,あるいは垂れ下がった溶岩はそれより小さな枕状団塊を作りながら前進する(第Ⅱ,Ⅲ図版).枕状溶岩は枕状溶岩片を含むハイアロクラスタイト(Fisher and Schmincke,1984)に移化する(第9図,第Ⅳ図版).その漸移帯には孤立した枕状団塊が点々と分布している.
それらの表面にはハイアロクラスタイトや枕状溶岩の岩片がへばりついており(第Ⅳ図版),枕状団塊を作りながら前進する溶岩流の前面にあるハイアロクラスタイトの上に千切れた枕状団塊が転動してきた事をうかがわせる。」下記の東側にある二つの半島が枕状溶岩で形成されているようだ。(第9図に地質図有)道路が在るのか?判らなかったので諦めた。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352601&l=1323846

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