2011年9月27日火曜日

露頭情報:No_234;四万十町志和

高知県のHPにある「土佐の自然 No_86 窪川町」に記載が在る。「土佐の自然」のアドレスは http://www.pref.kochi.lg.jp/~junkan/tosa/
「窪川町の地形と地質」は下記にあります。
http://www.pref.kochi.lg.jp/~junkan/tosa/frame0300.htm
最後の頁に「④興津メランジェ」として「興津峠付近を通る小鶴津断層より南側には、興津メランジェとよばれる特異な岩層が分布している。メランジェとは、多様な岩石が混じり合った岩体をさす用語である。台所で使うメレンゲのことで、「混じり合う」の意味のフランス語に由来している。細かく砕けた泥岩層の中に、岩石種も大きさも雑多な岩片、例えばチャートや玄武岩・石灰岩・凝灰岩などが含まれていて、その中の化石の時代を比べるとチャート・石灰岩などのほうが、周りの泥岩層よりも古いという共通した特徴がある。 このことは、メランジェのできかたを物語るもので、海洋底をつくるプレートが、海溝に沈み込むときに、遠洋性の細粒堆積物質と陸源性粗粒砕屑物質とが混じりあってできるのではと考えられている。」と書かれている。具体的な枕状溶岩についての記述は無いが、「興津メランジェ」には枕状溶岩の露頭が有るので、念の為この場所も記録に入れた。
興津峠は下記
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=133.190639&latitude=33.187058
興津海岸はこの付近が有名
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=331317&l=1331449
文献としては日本地質学会(1999)での論旨「現地性緑色岩含有層に伴われる赤色頁岩の起源について:後期白亜紀牟岐累層を例として」がある。

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