2011年4月10日日曜日

露頭情報:No_011;京北町芹生

この露頭の基本文献は「1/50000 京都東北地域の地質」 この地質図解説の Ⅲ.丹波帯 Ⅲ.3 Ⅱ型地層群  Ⅲ.3.2. 灰屋コンプレックス の項に「岩相:玄武岩質の塊状溶岩・枕状熔岩・熔岩角礫岩そしてハイアロクラスタイトを主体とする。鞍馬山周辺から芹生-芹生峠附近では塊状・および枕状熔岩が主でハイアロクラスタイトなどは少ない。・・・枕状団塊は径30-50cmで顕著な発泡が認められる事が多い。Hashimoto et al.(1970)は本図幅の鞍馬や貴船付近の緑色岩の化学組成からアルカリ玄武岩としている。」と書かれている。
場所は、京都府北桑田群京北町芹生(せりょう)集落の寺子屋橋から20mほど峠側。駐車余地は少ないが、橋を渡った直ぐの公衆電話附近に少しスペースがある。
京都貴船・鞍馬からの峠を一つ越えた場所と聞けば、素晴しいアクセスの様に聞こえるが、途中道路沿いに露頭を探そうかと思っても、急傾斜で離合の余地が殆ど無い狭い道で対向車にあったらどうして逃げようかと思うと途中で露頭を探す勇気など吹き飛んでしまいました。京都にアンナ悪路があるとは・・・貴船のある場所も真偽を確めようと思っていたが、貴船附近の余りの混雑と高価な昼食料金で、そりゃあ川の上での食事は清涼感溢れるものだろうが、庶民には縁無し、鞍馬神社前辺りが似合っている。しかも鞍馬なら石灰岩も枕状溶岩も確実に在る。
1/25000地形図では下記をコピペで
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=350927&l=1354505
ネットでは、京都府・レッドデータブック・地形地質自然現象にこの露頭情報が在る。
http://www.pref.kyoto.jp/kankyo/rdb/geo/db/soi0072.html
私のブログでは2009年9月25日から27日まで3枚の画像をご案内しています。
京都地学教育研究会HP
露頭クリック(大分前から試験公開中のまま)に露頭の目印となるカーブミラーの画像があります。なに、回りくどい事をしなくても橋の袂から歩けば直ぐ判る。
http://www.kcat.zaq.ne.jp/aaagq805/rotou/seri1.htm

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