2011年4月14日木曜日

露頭情報:No_015;小野上温泉岩井堂

利根川から渋川で分かれる吾妻川が渋川と中之条との境に差し掛かるあたりに「小野上温泉」が在る。JR小野上温泉前を過ぎ国道353号線が緩やかな右カーブを描いた先に左手に大きなみやげ物屋さんがある。混雑していない時には此処に駐車させて頂く手も在るが中々難しい。この裏手の河原に露頭が有る。駄目な時はもう少し上流の橋を対岸に渡り、運動公園から双眼鏡で観察するしかない。
この露頭に関する資料は、「日曜の地学 群馬の自然をたずねて」 第18項 小野上の河原(岩井堂)(98頁)を参照。この頁に図18-1:小野上の河原案内図、次の頁に 図18-2:まくら状熔岩の断面(写真)が掲載されている。ネットで参照出来る資料としては 
http://sound.jp/compass/kiroku/991127.html
日曜地学ハイキング 第333回 「小野子山火山の噴火史をさぐる」(土台をつくる海成層と湖成層 の部分を参照)に詳しい。地団研の関係行事記録としては珍しく詳しい資料を掲示していると思いましたら、参加された方の個人的HPの様です。但し、最近10年くらいは更新されていない。
この中では、「玄武岩質を枕状溶岩、安山岩質のものを偽枕状溶岩(シュードピロウ)と記載されているが、それでは、流紋岩質のものは何と呼ぶのだろうか? 地団研らしい!と言ったら叱られるかな?」湖の底で噴出したのは間違い無さそうなので、岩質はともかく意味が違う!枕状溶岩の事を普通に「枕状溶岩」として良いのではなかろうか?
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=138.89713888821&latitude=36.558986317361
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