2011年5月15日日曜日

露頭情報:No_042;宮崎県田野町宮崎大学演習林

2005年に「死都日本」のシンポジュームで宮崎を歩いた時に、偶々会場で地元の書店が店を開いていて、一冊だけ「宮崎地域の地質」置いていたので購入出来た。1984年版だが、当時は既に入手出来ない状態だったので幸運だった。(産総研・地調の図書室では閲覧可能)この旅では二日間に亘って「加久藤火砕流」露頭の観察をさせて頂いたので枕状溶岩を観察する余裕は無かった。
枕状溶岩はⅢ.四万十累層群 Ⅲ.2 内の八重層 の「ユニットA」と「ユニットD」に広く分布しており、20-24頁に画像とスケッチを含めて詳細に記述されている。
引用した画像は、この地質調査所(当時)発行の「宮崎地域の地質」の22頁に掲載された第21図:露頭写真のスケッチ図。これは田野町三角寺北西2㎞(田野町と高岡町の境界線附近)の宮崎大学演習林内の土石採集場で見られる内の八重層ユニット-Aの例。宮崎県では椎葉地区にも枕状溶岩の露頭が多いがこれは後日。

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