2009年9月14日月曜日

群馬県南牧村磐戸橋附近右岸(2)

岩石の露頭写真は大体一箇所に一枚の写真だけと言う事が多いのですが、実際に其処に行って見ると、様々な岩相が見えて戸惑う事があります。
それはマクロな世界でも言える事で、岩石薄片を作って3~4平方センチメートルの狭い世界の中にも、実に様々な構造が有って、何時間も見入ってしまう事があるのと同じだと思います。顕微鏡観察初心者の私が良く参考にさせて頂くブログに「一枚の薄片から」と題して、薄片の小さな中にある、様々な鉱物構成や構造を紹介して下さっているものが有ります。
このブログでもその「一枚の薄片から」を見習って、此処にもあそこにもと沢山の露頭をご紹介するのでは無く、同じ枕状溶岩でもどれひとつとして同じものが無いように思える中で、特徴的なものを選び出し、沢山の岩相をご紹介する方が面白いかな?と考えを切り替える事にしました。
その代わりに何処かに出掛けて不在の日以外は出来るだけ毎日1枚ずつの露頭写真をアップする様心がけたいと考えます。
この写真は、昨日の比較的大きな枕状溶岩からほんの数メートル離れた場所のこの附近では一番小さな枕状溶岩の部分です。スケールのハンマーはこの写真を写した頃はスケール以外に使った事がありませんでした。
似たようなものは神流川流域の譲原地すべり資料館にも展示されています。

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