2009年10月9日金曜日

千葉県鴨川青年の家(10)

さて、鴨川青年の家の露頭もそろそろ一区切りにしましょう。
これは千葉県の指定天然記念物に指定されている部分です。
枕状溶岩や柱状節理が海岸線で露出している時は、この様に大変に平坦な面が波蝕により構成される事があります。平坦部は断面構造の観察に、崖の麓は外形や熔岩の流れを見るのに好適です。
青年の上の裏山は高さ100mは在りそうです。海底の何処までこれが続いているのか判りませんが、これだけの熔岩が堆積するにはどれだけの時間が掛かった事でしょうね?沖に見える島も枕状溶岩で出来ています。画面の向こうの漁港にも多くの露頭がありますので、いずれこのブログでもご紹介する予定です。
嶺岡を含むこの附近の地質については現在東北大学に居られる平野氏の解説が大変参考になりますのでご覧下さい。これは平野さんが東京工業大学時代に書かれたものです。他にも嶺岡から鴨川附近については多くの方々が紹介されています。参考になさって下さい。

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