2009年11月11日水曜日

群馬県渋川市小野上岩井堂(1)

データNo.015 
群馬県渋川市岩井堂付近。http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=363337&l=1385347
この露頭については「日曜の地学 群馬の自然をたずねて」に詳しい。98頁からの「18.小野上の河原(岩井堂)」を参照。200万年前に東西30km,南北15kmの巨大な陥没が起こり火山活動がも始まったらしい。同じ群馬県で下仁田の「本宿」と同様の現象が起こったようだ。「本宿」については「日本油田・ガス田図 本宿 1969年」にを参照。陥没から現在に至る経過が図表で表現されている。陥没地に湖が形成され、そこに熔岩が流れ込ん、或いは、水底から熔岩が噴出して枕状溶岩が形成されたもの。
前記案内書「群馬の自然をたずねて」にはドライブインに駐車してその中を抜けてと記載してあるが混雑でそれも出来ず、吾妻川の上流から左岸を下ってみたが露頭の手前で支流に往く手を阻まれた。対岸に公園があるのでそこから観察。後に地形図をチェックした範囲で現場を踏んでいないが、下流側の農産物直売所附近から線路を越える事が出来れば、そこから川岸に出て遡上する事が出来そうな雰囲気が有る。
かなり繊細な構造の放射状節理と同心円構造を持った岩体の画像が、前記案内書には掲載されているがそれは見る事が出来なかった。最初の画像は全体の大きさを見て頂く為に国道353号線を走るライトバンを入れている。
次の画像でこの中央の画像を拡大してご覧頂く。
ここの岩体は一つ一つがかなり大きいのと、枕状溶岩の表面がブロック状に破砕されている事が特徴の様だ。

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