生利大橋右岸袂に階段が有る。長靴を用意するようお勧めする。長靴が無い人は万場高校側から双眼鏡を使って観察する事になるが、左岸側にも充分露頭はある。左岸側は河原になって居るので円礫を嫌わなければ濡れずに歩き易い。
右岸 階段を下ってホンの少し上流の藪の中の崖にも露頭があるが、やや形状が見極め難いのと、生ゴミの臭気が酷くお勧めしない。
水流に沿った細い踏み跡を辿ればこの転石に辿り着く。未だ有ると思う。無ければ崖上の道路のガードレールが見える場所まで遡る。上流の橋までおよそ600m。其処まで行く必要は無いから10分も掛からない。万場高校の校舎がやや下流に見える附近。
この写真だけでは枕状溶岩かどうか?判断し難い。だが緑色岩・ひび割れが閉じていて緩やかな曲線で構成されている・ひび割れの周辺と中心部で色が異なる事等からほぼ「枕状溶岩」と見当を付け証拠を探す。これまで見て来た様な枕状溶岩と異なり、今回の露頭の様にしっかり緑色岩になって良く判らない場合は、兎に角いろんな方向からこの転石を観察する。
地質屋さんは走向・傾斜が計れないから転石は駄目だと言われる方が居られるがそんな事は無い。誰が棄てたか判らない小さな礫でも、その上流に露頭が在る可能性を示している事の方が多い。露頭不明の転石の枕状溶岩でも5万の地質図の解説に記載されている例はある。疑問の向きは「屋久島西部地域の地質」35頁を参照下さい。
小生のデータNo.009 露頭の位置は下記周辺(訂正しました)
匿名:カラースケールさん カラースケールは石に合わせて撰べて楽しそうだが実用的ではない。白い用紙よりは、反射し難い事務用の茶封筒の裏側が便利だが、用紙が少々硬いので接着面積が稼げない為、風で飛ばされる事があり最近は使用していない。糊はスプレー型の3M-55が便利ですよ。
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