2009年10月23日金曜日

群馬県神流町万場高校附近(4)

2.5万地形図には記載されていないが、左岸の万場高校側からは河床に下る道が幾つかあるが駐車スペースの確保が難しい。短い時間だからと生利大橋の左折合流用のスペースに無理やり違法駐車かな?高校よりやや上流の細い道に入れるか?
橋と万場高校の間にこの露頭がある。左岸と右岸でこうも違うのか?と思うほど岩相が違うものがある。眺めただけで橋の下から下流はチェックしていないが、其処にも分布している可能性はある。
これは特に弱い部分が侵食されているので、右岸のほぼ一様に緑色岩化した様に見える岩体に比べて遥かに判り易い。ガラス質の層は色で、緑色が強く凹んでいるのは放射状節理を持っていた弱い変質し易かった部分だと思われる。変質の差が強度の差として現れて余計に摩滅しているのが興味深い。中央の大きな枕の右下方向に小さく枕状溶岩の構造が顔を覗かせている。スケールは無いが雑草の大きさから想像して頂けると思う。
町の文化財指定も、前述のHPの記載から見て右岸だけだと思われるので、この附近の岩ならこの様な特徴的な岩体を除いて、多少叩いて見る事は許されるのではないか?露頭で、ハンマーを用いて新鮮な破断面を見る事は観察に際して大変重要な事だけれど、特徴的な岩相を表しているものは出来るだけ残しておいて欲しい。周辺にも同じ岩相のものが沢山有るのだから。

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