2009年10月29日木曜日

群馬県神流町万場高校附近(10)


一見砂岩の様にも見えるが、これも枕状溶岩と見て間違いないだろう。
出来れば叩きかったが少々足場が悪かったし、当時はきちんとしたハンマーを買う余裕が無かった。(現在持っているハンマーは実は頂き物で、本当に感謝!感謝!なのです)前の転石と殆ど同じ場所に有ったがこれは小型なので恐らく流されているだろうと思う。撮影は2007年8月25日。
同じ様な場所に接近して存在していても、転石の場合は同じ露頭から流されて来たとは限らないので岩相が同じだとは限らない。移動する可能性の高い小型の転石なので、時間が有れば出来れば端っこでもハンマーで叩いて新鮮な面の状態を観察する事が必要だと思う。風化と川などで流された円磨した時の表面の色は実に多彩に変化する。表面だけの色合いで騙されてはいけない。流紋岩が白いとは限らないのと同じ。「色」にはとかく騙されやすい。これは左側の面に現れた形状と磨耗の段差が側面にまで繋がって居る状態で推定した。尤も、この転石を見た後に少し上流で石灰岩の大きな転石に出合った時、いい具合に侵食されていて、薄い枕状溶岩が隙間を持って積み重なっている!等と一瞬間違えてしまった。側面を見て石灰岩に気付いたが、注意!注意!
万場高校附近の枕状溶岩についてはこれで一段落、次回は万場から山を登って次の露頭へ!

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