2009年10月30日金曜日

群馬県神流町東御荷鉾山(1)

万場の町から北へ「みかぼ高原自然休暇村」を目指し「投石峠」に向かう。峠から「東御荷鉾山」方面にすこし下ると、道路の山側に枕状溶岩の露頭がある。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=360851&l=1385549
最初の写真がこれ。枕状溶岩を見慣れた方々は直ぐに察しが付くだろうが、慣れないと何故「枕状溶岩」なのか?何処がその特徴を示しているか?皆目判らないようだ。枕と枕の隙間が無い・急冷ガラス層がはっきりとした色の違いで見えない・段差が無い事に更に太陽の日差しが影を少なくしているので判り難い。
こんな時は、姿勢を変えて真横から見てみるとか、通過する車両に注意しながら、兎に角動き回っていろんな角度から岩を「凝視」するしかない!
正確な場所は判らないが、少なくとも「この附近に」枕状溶岩がある事が判っているのだから、露頭探しは気持ちの上で楽になる。但し、思い込みはとんでもない過ちを引き込む事になるので心を引き締めて証拠を探そう。この場所も実に参考文献が無い。群馬県ではここの露頭を天然記念物に指定したのか?判らない。「天然記念物緊急調査(地質鉱物)の開始」と題された下記「埼玉県立自然史博物館・自然史だより 第39号には、(始めるよとの事なので当然か!)記載が無い。尤も、お役所の方々や研究者の中には、露頭の場所を明らかにすると「荒らされる」からと、露頭情報を極力公開しない向きも多いのでそんなものかも知れない。
データNo.246 地図データはどうやら何かのモードが変わってリンク出来なく成ったらしい、ドラッグ&ペーストで飛んで下さい。

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