2010年1月23日土曜日

新潟県糸魚川市根知農村公園(7)

これは農村公園から少し外れた場所の枕状溶岩です。県道225号線から国道148号線に戻り少し北に行った場所に「フォッサマグナパークの駐車場がある。此処からの遊歩道と農村公園の北側からの道が合流する付近で山側の道路脇をゆっくり観察していれば見付ける事が出来ます。国道側からの遊歩道には色々と地質関連の案内表示が沢山在り興味深いのですが、この露頭に関する案内はありません。

2010年1月22日金曜日

新潟県糸魚川市根知農村公園(6)


2枚目にご紹介した画像とも一部分重なるのですが、この部分の溶岩の重なり方は少し面白いな!と思っています。やはり、堆積後に時計方向に回転したと考えるのが一番楽なのですがそれだけでは割り切れない部分があって、こんな画像で焼酎が飲めるのは私だけでしょうか?

2010年1月21日木曜日

新潟県糸魚川市根知農村公園(5)

露頭の中央付近に在るこの枕状溶岩は両側の枕状溶岩が自分の殻を持って並んだその上に跨って流れていたものが、下の凹みにも流れ落ちて隙間を満たしたものでしょう。拡大して見ると左側の枕状溶岩のこの岩体と接する部分に綺麗な放射状節理が観察されます。少し時間が経ってからこの縦長溶岩が流れ込んで来たのですね。

2010年1月20日水曜日

新潟県糸魚川市根知農村公園(4)

前の露頭写真と同じ露頭なのに、この画像の範囲の枕状溶岩達はかなり「根が良い連中」です。気持ち頭が右寄りに傾いている気配もありますが、マアマア傾きの雰囲気に統一性がありそうですし、それなりに内部の冷却節理らしきものも見て取れます。
素人の私が申し上げるのもナニですが、枕状溶岩だけでなく沢山ものを見る事が何処までも必要ですね。

2010年1月19日火曜日

新潟県糸魚川市根知農村公園(3)

露頭の左上の画像です。全体が少し傾いているのが判りますが、右上からの溶岩が一つ細長く縦に流れているのが他の溶岩となんとなく調和的ではありません。
マア、こんな時は全体的に少し時計回りに回転していると判断するしかないのでしょう。などと言ってもこの枕状溶岩の崖が、海底火山の一部なのか?ごろりと転がって来た大きな岩塊なのか?これだけでは判断のしようがないのも事実ですね。

2010年1月18日月曜日

新潟県糸魚川市根知農村公園(2)


少なからず重複する部分が在るとは思うけれど、崖の露頭の部分部分を少し拡大して観て頂く事にしたい。全ての枕状溶岩が平行に同じ方向を向いて流れている訳では無いので、この様にして崖でのスッパリと切れた断面を見ても、流れの方向やその傾斜を想像するのは難しい。

2010年1月17日日曜日

新潟県糸魚川市根知農村公園(1)


糸魚川のフォッサマグナミュージアムの近くに根知村の農業(農村?)公園があります。その公園には広い駐車場が在りますが、その一番奥の水路を隔てた場所にこの露頭があります。小さな水路に隔てられている為に直接取り付く事は出来ませんし、ご覧の様に表面には苔が生えていますので、ガラス質の急冷層や放射状冷却節理は観察出来ませんが、一つ一つの枕状溶岩の形状には不思議な面白さがあります。
場所は大体下記附近。国道148号から県道225に入り仁王堂に向って根知川を渡った橋のたもと、右岸になります。仁王堂はこの付近の字名です。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=365808&l=1375237
私のデータNo.017.糸魚川には「フォッサマグナミュージアム」はもとより、「青海自然史博物館」もあり、夫々附近の地質観察に有用な資料を各種揃えていますので是非立ち寄られる事をお勧めします。