2010年8月21日土曜日

鴨川市八岡海岸(7)弁天島

島の海蝕洞です。鴨川青年の家の裏手に在る枕状溶岩を凹型に削り込んで作った道路の様に、このような場所では枕状溶岩を立体的に観察するには好適ですね。この海蝕洞のでは側面と天井部で別の溶岩の流れが在ったように見えます。側面と天井部の枕状溶岩に繋がりが無いように思えます。

26日から31日まで、個人的な日本海西部の枕状溶岩と単成火山群を巡る旅に出ます。まだ露頭観察の為の資料の準備が完璧ではないのですが、中国地方の枕状溶岩露頭をかなり歩く事が出来るのではないかと楽しみにしています。旅行期間中は全くネットと無縁ですし、その前後も暫く画像のUPが出来ない可能性があります。気を張らずにのんびりと過す予定です。

2010年8月20日金曜日

鴨川市八岡海岸(6)弁天島

日陰の部分に明るさを合わせたので日が当たっている部分は少し富んでしまいましたが、縦に岩脈見たいに思える部分がありますが、恐らく枕状溶岩ののスベリ面だろうと思っています。

2010年8月19日木曜日

鴨川市八岡海岸(5)弁天島

島の中が現在どうなっているか?判りませんが大きな変化が起こっていなければ、反時計回りに回る壊れた遊歩道の残骸を辿るとまず、この岩体が目に止まると思います。この周辺には枕状溶岩の小岩体が幾つか分布しています。

2010年8月18日水曜日

鴨川市八岡海岸(4)弁天島

岩石ハンマーの上に左右の溶岩を押し分けるように顔を出した枕状溶岩の頭が見えます。その左側の楕円形の断面も綺麗な形状ですね。流出速度や溶岩の温度、流れ下る斜面の傾斜等でこの形状が決定されるのでしょうが、露頭でその重なりやサイズを見ながら噴出順序や分岐を想像するのは結構楽しい一時です。

2010年8月17日火曜日

鴨川市八岡海岸(3)弁天島

ハンマーの上に楕円形断面の整った形の枕状溶岩の断面が見えます。この様に整った楕円形断面だけなら他にも無い事は無いのですが、・・・・
その周辺を注意して観察して下さい。その楕円形の周囲を外側から包み込むような溶岩の輪郭が見えます。真偽の程は判りませんが、枕状溶岩のローブの中から新しい溶岩が流れ出そうとして、元々の溶岩から少し追いつかれて包み込まれたのではないかと小生は想像しています。

2010年8月16日月曜日

鴨川市八岡海岸(2)弁天島

鴨川漁港の防波堤に接していいる中でもひと際大きく、枕状溶岩の表情も豊かな「弁天島」です。現在は防波堤から島に渡る橋が傷んで危険なので通行禁止です。禁止となってから随分年月が経過したように思うのですが修理する予算は無いのでしょうか?
此処には、実は小生が大好きな形状の枕状溶岩があります。
又、灰色の「ドレライト」と赤色が顕著な「ソレアイト質玄武岩」が分布しています。そして、これは文献からの引用ですが、玄武岩は中央海嶺玄武岩・背弧海盆玄武岩と島弧的な性質を示す玄武岩も存在すると言う賑わいです。

2010年8月15日日曜日

鴨川市八岡海岸(1)

鴨川市にある青年の家から鴨川漁港方面を眺めた景観です。防波堤からは片岩が見られる屏風島、枕状溶岩が有るけれど現在は橋が破損して渡ってはいけない弁天島、凝灰岩の荒島(こうじま)やその他にも沢山の枕状溶岩の島が分布している。画面には入っていないが、左側は海水浴客も来る八岡海岸(ようか)ここは礫浜で房総南部の様々な岩石が礫となって分布し岩石採集には好適な場所となっています。久し振りに8月に訪ねたら沖合いの島の傍に漁船が居てスケールとして最適な状態だったので、古い画像を含めてこの附近の画像も紹介したい。