原則更新を停止します。 このブログは地質の素人の現70歳の素浪人が、地質図・論文・websiteを閲覧して露頭情報を収集し、その情報と主に足で稼いだ露頭画像を御紹介してきたブログです。素人故の恐れ知らずで取り組んでしまいましたが、残る人生の短さと現在の体力を歩き残した露頭の余りの多さとを天秤に掛けるとそろそろ「撤収」を考える時期だと思い至りました。 火山カメラの映像をUPしてまでこのブログを維持するのも如何かと思い至りましたので、このブログの更新を停止する事と致しました。 枕状溶岩関連記事についてはそのまま残そうと考えています。2年程度の心算で、2009年9月8日に始めたこのブログがここまで続けられるとは思って居ませんでした。 長い間お付き合い頂き有難う御座いました!
2012年2月23日木曜日
露頭情報:No.471;和歌山市和歌の浦
出典は1/50,000地質図の「和歌山・尾崎地域の地質」。この「Ⅲ.三波川結晶片岩」に以下の記述が含まれて居る。「12頁:第6図;三波川結晶片岩類のルートマップ 14頁:第8図;三波川結晶片岩類の苦鉄質片岩 A;和歌山市雑賀崎南方の海岸沿い 一部に枕状溶岩を含んでいる。海岸沿いの遊歩道が在りそう。」場所は、この付近から探すしかないと思う。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=341116&l=1350857
2012年2月19日日曜日
露頭情報:No.470;磯部町国道167号線恵利原:現存しない
道路工事中に現れた露頭であるが工事完了後は見えない状態と言う。
出典は地質学雑誌 第91巻 第3号に掲載された「志摩半島中央部,磯部町における仏像構造線の露頭」(1985)正確には「緑色岩」の記載であって本論は「仏像構造線」の位置を巡る議論。なので参考用情報。
236頁には「BTLに接して北側には緑色岩,さらにその北側にはチャートが露出する。破砕と風化のため,緑色岩の岩相の詳細は不明であるが,比較的新鮮な部分は玄武岩質である。また,稀に径1mm±のK方が密に発達する事から溶岩であると考えられる。全体として塊状で,形状不規則な層状チャートのブロック(最大径約50cm)を散点的に含み,稀に長径10数cm程度の結晶質石灰岩塊を含む。」とある。筆頭著者は坂幸恭氏。工事中に露頭が現れた位置は下記
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=342302&l=1364741
露頭情報:No.469;西予市城川町遊子谷(ゆすだに)
露頭位置は正確には判っていない。出典は地質学雑誌 第104巻 第9号に掲載された「付加体地質の観点に立った秩父累帯のユニット区分と四国西部の地質」(1998)。66頁にこの地域の地質区分図がある。露頭は北部秩父帯の遊子川ユニットに所属し、このユニットの塩基性火山岩類については638頁にこの様に記載されている。
「基性火山岩類に関しては,沢谷ユニットのものと同様のよく発泡した枕状溶岩であることが多く,数百m~数km大の大規模な岩体が含まれることもある.
また一部では,沢谷ユニットに由来すると考えられるペルム紀砕屑岩が,単独で小規模なブロックないし礫として,あるいは塩基性火山岩類に伴われて巨大なブロックの一部として,含まれていることがある.」 また 「本ユニットは,上吉田・住居附両ユニットに比して,チャートに乏しく,混在岩を主体とすることで特徴づけられる.遊子川ユニットは,北部秩父帯中の南半部に分布し,後述するように上吉田ユニットおよび住居附ユニットとは側方に漸移する関係にある.Yamakita(1988),山北(1989)のコンプレックスから既述の沢谷ユニットを除いた部分がこれにあたる.」
座標は城川町遊子谷とした。詳細不明!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=332518&l=1324508
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