2011年10月8日土曜日

露頭情報:No_252-3/3;高槻 本山寺


高槻市の本山寺周辺の枕状溶岩画像はこの6枚が私が撮影した大体代表的なもの。駐車場から奥の道沿いにも露頭が存在している様だったが、時間配分の都合で渓流を下る道を選択した。うっかり勘違いして本山寺への参道を最初に渓流沿いにしなかったのが失敗。バス停傍の道標につい道を間違えた。(お寺には行けるけれど)

2011年10月7日金曜日

露頭情報:No_252-2/3;高槻 本山寺

別のタイミングでご紹介する程枚数が億無いのでこの際本山寺で見た枕状溶岩の露頭画像をご紹介させて頂きましょう。変成されているのでやや観難いのですが、参道の渓流側には方々に枕状溶岩を見る事が出来ます。

2011年10月6日木曜日

露頭情報:No_258;宮崎市田野鰐塚山

残念ながら発見場所は朝陣野(83.9.m)中腹の土砂崩壊跡地で転石が見られただけでそれ以外の情報は無い。従って再発見される可能性は低いが、この付近は四万十層群上部の主として砂岩・頁岩の互層部分だが同じ田野の宮崎大学演習林には大きな露頭があるので、可能性が無い訳でも無い。情報不足!

露頭情報:No_259;南丹市日吉町佐々江

基本的な資料は「四ツ谷地域の地質」だが、この付近には「日吉ダム」と言う有名なダムが在る。水を貯めた時に群発地震が発生している。この地域は「 丹波帯 Ⅰ型地層群 Ⅲ.3.2. 佐々江コンプレックス」に属している。露頭位置はこの付近を想定しているが詳細不明。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=351146&l=1353418
群発地震については例えば「京都府・日吉ダム周辺の地震活動と湛水前後の活動の変化」がある。

2011年10月5日水曜日

露頭情報:No_257;美山町河内谷川

出典は 1/50,000 地質図「四ツ谷地域の地質」。「丹波帯 Ⅰ型地層群 Ⅲ.3.3. 由良川コンプレックス」の項目に触れられている他、「地調月報」第44巻12号の 「727-743頁 美濃帯-丹波帯の縞状珪質粘土岩とそれに随伴する緑色岩の産状,731頁 第3図 京都府美山町河内谷川沿いのルートマップ」を参照。
露頭位置は、京都府美山町河内谷川付近らしい。15頁の第6図から見るとこんな雰囲気かな?このやや上流にも、河内谷川との合流点のほんの少し下流側にも両岸に跨って存在する。
この地質図幅範囲内には「佐々江コンプレックス:No_259」も存在する。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=351640&l=1353805

露頭情報:No_256;若狭町熊川・上中町南部

出典は「熊川地域の地質」。 この解説書に「丹波帯 Ⅲ.3. Ⅱ型地層群 Ⅲ.3.3. 河内コンプレックス,12頁 第1表 コンプレックスの岩相と産状と堆積年代の関係,16頁 第10図 河内コンプレックスのルートマップ,33頁 第18図 コンプレックスの岩相」が記載されている。
具体的な露頭位置は「若狭町熊川・上中町南部の河内川-寒風川流域」。岩質は「玄武岩質:暗赤色-暗褐色を呈し塊状ないし枕状の熔岩として見られる。発泡構造有り」,丹波帯・河内コンプレックス 石炭紀・二畳紀の石灰岩を伴いジュラ紀混在岩層に包有。
場所は少々心もとないが、寒風川をじっくりと遡る事。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352524&l=1355459

2011年10月4日火曜日

焼津市虚空蔵:No.037-42

焼津虚空蔵の画像もそろそろ終わりに近づいています。後、4-5枚はチェック済の画像が在ります。
昨年秋からこの1年間は、何度も観察旅行のスケジュールが豪雨や震災の影響で中止するしかなく、殆ど新しい露頭を歩く事が出来ないでいます。この為画像のストックがいよいよ少なくなってきました。これまでにご案内した画像は465枚くらいでしょうか?
これまでにご案内した画像に取りこぼしが無かったか?チェックしてあればこれをご案内しますが、暫くは画像の無い露頭情報が続くかもしれません。
今の処、今月末には足尾の渡良瀬川沿いで1ヶ所、これは大きな転石(落石)が在る事が判っているので、これを見る事が出来そうです。出来ればその前にこの付近を探索したいと思って居ますが、この処仕事がきつくて・・・年齢を重ねる事はさびしい事です。

露頭情報:NO_255;小浜市下根来

下根来は「しもねごり」と読むらしい。1/50,000 地質図「熊川地域の地質」から3件の露頭情報中2件目。
「丹波帯 Ⅲ.3. Ⅱ型地層群 Ⅲ3.2. 下根来コンプレックス,12頁 第1表 コンプレックスの岩相と産状,14頁 第9図 多田コンプレックスと下根来コンプレックスのルートマップ,33頁 第18図 コンプレックスの岩相」等。
場所は「小浜市南東部の多田川-遠敷川流域」,岩質は「玄武岩質:暗赤色-暗褐色を呈し塊状ないし枕状の熔岩として見られる 発泡構造あり」,「丹波帯・下根来コンプレックスは石炭紀・二畳紀の石灰岩を伴いジュラ紀混在岩層に包有」とある。場所はこの付近?
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352618&l=1354708
地質図幅の解説が地質ニュース533号(1999)に掲載されています。
http://www.gsj.jp/Pub/News/pdf/1999/01/99_01_04.pdf

露頭情報:No_254;小浜市遠敷(おにゅう

出典は 1/50,000 地質図の「熊川地域の地質」。この「丹波帯 Ⅲ.3. Ⅱ型地層群 Ⅲ.3.1. 多田コンプレックス」に、12頁 第1表 コンプレックスの岩相と産状,14頁 第9図 多田コンプレックスと下根来コンプレックスのルートマップ,33頁 第18図 コンプレックスの岩相」等が書かれている。
この露頭に関しては14頁にルートマップがあるので、位置情報は比較的問題無さそう。「小浜市南東部の多田川-遠敷川流域,玄武岩質:暗赤色-暗褐色を呈し塊状ないし枕状の熔岩として見られる。発泡構造」等が書かれている。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=352812&l=1354611
但し、此処だけではないので、ルートマップを参照する事をお勧めする。
尚、福井市自然史博物館研究報告第51号(2004)に福井県における放散虫化石産地ノート その8 おにゅう峠がある。枕状溶岩の事には触れていないが、この付近の地質年代を検討するには参考になりそう。
その他のパートは福井市自然史博物館の「出版物」⇒「研究報告」を開けば目次一覧からpdfファイルで無償DL出来ると書かれています。
http://www.nature.museum.city.fukui.fukui.jp/shuppan/kenpou/kenpou.html
研究論文の無償DLはバックアップ組織を持たないアマチュアにとっては神様みたいな存在。マー大したことはやってないけれど・・・
つくばの産総研・地質調査総合センターに此処柏から行くと往復2,160円の交通費が必要です。勿論、TXつくばから産総研までは無料の連絡バスを使っての話。年金だけでは到底出来ない「道楽」をやらせて頂いとります!

露頭情報:No_253;小浜市阿納(あの)

出典は 1/50,000 地質図の「西津地域の地質」。この中の「丹波テーレン・Ⅲ.3.3. 世久見コンプレックス」に、20頁 第17図;世久見コンプレックスと超丹波テレーンの産状(ルートマップ),22頁 第19図:緑色岩の露頭 (a) 枕状溶岩(小浜市阿納) (b) 斜長石巨晶を含む玄武岩」の記載が在る。
市的には「小浜市阿納(あの)露頭位置は推定。福井県のDBには海岸部に緑色岩在りとされている。玄武岩:赤色珪質泥岩と玄武岩石灰岩礫岩有:海洋島玄武岩と海嶺玄武岩の中間的組成とされ、丹波帯・世久見コンプレックス(世久見層群・宮川層群・河内層群)に属しているらしい。
14頁の第10図「西津地域における丹波テレーンの地質概略図からこの付近で探すしかないか!思ったのがこの付近。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353138&l=1354651
20頁 第16図「模式地における世久見コンプレックスのルートマップ」に記載された緑色岩の分布は下記付近だが、22頁第19図の緑色岩の露頭写真(a)は小浜市阿納と書かれているので正直露頭位置は良く判らない。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=135.858083&latitude=35.572668
 現地に行かれる場合は地質図も良く参照して下さい。

2011年10月3日月曜日

露頭情報:No_252-1/3;高槻市本山寺参道

出典は 1/50,000 地質図「京都西南部の地質」。この、「第4章 丹波帯 4.3. Ⅱ型地層群 4.3.1. 本山寺コンプレックス」を参照して下さい。この22頁 第4.2図本山寺コンプレックス模式地ルートマップ,23頁 第4.5図 B:本山寺コンプレックス最上部の玄武岩溶岩露頭」が記載されている。高槻市本山寺の参道。この露頭は2009年8月8日に歩いているが、画像を紹介し忘れていましたね。何れ機会が在れば残りもご紹介しましょう。かなり変成を受けた扁平なものが多いが下の画像のもののように、周辺の冷却節理が残った岩体も観察される。
早朝の始発バスに乗る為に、高槻市駅近くのビジネスホテルに宿泊し、夕方から駅近くの繁華街を居酒屋を探して歩いたが結局宿泊したホテル1階に入っている不思議な居酒屋に入ってしまった。常連ばかりの固定客らしく席を譲り合ってカウンターで飲んだがつまみが全く出ないので参ったというのは脱線話。
更に北に行くと「ぽんぽん山」があり、この付近も付加体。午後は奈良の「どんずる峰」に回る予定でゆっくりは回れなかったがもう少し時間が欲しかった。
参考資料に「露頭紹介 西山,川久保渓谷中流に見られる緑色岩周辺」がネットで入手可能。ルートマップが在る。
また、地質学雑誌第112号第6号390-406頁(2006)に「京都西山地域の上部ペルム系高槻層,中部三畳系島本層及び三畳紀堆積複合岩体」が掲載されている。時代背景を見るには参考となると思う。この地域については論文も多数発表されているが、ネットで無償公開されているものはこの程度でしょう。露頭は分散しているので、前述の露頭紹介を参照して下さい。
大体この付近。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=345444&l=1353706
10月7日にこの地域の画像を2枚UPしました。引き続き後2-3枚をUPします。

露頭情報:No_251;十日市市清津川角間-西田尻間

出典は 1/50,000 地質図「苗場山地域の地質」。この「Ⅲ.7. 西田尻層(上・中部層)上部層は本図幅内では瀬戸峡谷から芝倉沢にのみ分布」に、21頁 第11図 西田尻層上部層中の枕状溶岩,55頁 第2表 西田尻層中の火山岩類の化学組成」が記載されている。場所的には、十日町市角間清津川流域角間西田尻間:清津川下流と書かれているが、詳細位置不明。清津川と言えば壮大な柱状節理群の「清津峡」が有名なのだが、こんな場所にもあるものですね。岩質は「安山岩:中部層は玄武岩ないし安山岩溶岩・同火山砕屑岩・玄武岩の枕状溶岩およびそれらを貫く安山岩岩脈からなる」とのこと。中新統 西田尻層に属している。場所は、角間と西田尻の間との事なので、清津峡トンネルの付近らしい。今夏、此処をスケジュールに入れていたのだが豪雨の為に中止してしまった。有名な柱状節理の下部にでもあるのだろうか?
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=365937&l=1384408

2011年10月2日日曜日

露頭情報:No_250;黒石市虹の湖南岸

恐らく、これも現在は見られない露頭だろうと思うのだが、念の為にご案内する。出典は No_248, 249 同様に「黒石地域の地質」。 この中で、「Ⅳ.5. 中新世貫入岩類 Ⅳ.5.2. 浅瀬石川玄武岩」に関する記述の中に、「38頁 第27図 浅瀬石川玄武岩の intrusive pillow lava (虹の湖南縁の319.6mピーク附近)が掲載されている。ここで興味深いのは、第27図にその画像と模式図が描かれているのだが、貫入岩の先端部が枕状溶岩となっている事です。その画像と模式図を此処に引用させて頂きますが、画像の背景から考えて整地されているので恐らく現在は無いのでしょう。
前項と同じ採石場を想定しています。

露頭情報:No_249;黒石市虹の湖温泉付近の採石場

この露頭は既に無くなっている可能性が高い採石場で観察された貫入岩の先端部に形成された大型の枕状溶岩。
出典は 1/50,000 「黒石地域の地質」図。この Ⅳ.3. 板留層 Ⅳ.3.1. 板留層下部層に、15頁 第12図 黒石図幅地域の地質総括図, 27頁 第19図 梨木沢凝灰岩部層中の枕状溶岩, 第20図 枕状溶岩中の杏仁状孔隙の最大粒径分布, 第19図中央の枕状溶岩について水平方向に計測」等の資料が在る。
この中で特に興味を惹かれたのは虹の湖南縁の319.6mピーク付近に現れた横幅約4.38mの枕状溶岩の「枕状溶岩中の杏仁状孔隙の最大径分布」図。中心部の直径1mの範囲において孔隙の径が最大7cmまで急激に大きくなっている事。
もう無いのだろうなと思いながら見てみたい場所ですね。この露頭情報を見るまで実は火山地帯の地質図は殆ど飛ばしていたのだが、現在は火山が在っても基盤には古い地質が在るのは当然だと気付いて、火山地帯の地質図もチェックするようになりました。
多分個の採石場に在ったのではないかと思っています。

露頭情報:No_248;黒石市浅瀬川沿い板留-下川

出典は1/50,000 地質図「黒石地域の地質」まさかこの様な火山地帯に枕状溶岩が在るとは思わなかったけれど、基盤岩は古いのだから何が在っても不思議は無い。
この「 Ⅳ.3. 板留層 Ⅳ.3.1. 板留層下部層。15頁 第12図 黒石図幅地域の地質総括図,26頁 第17図 板留層下部の枕状溶岩,第18図 板留層下部の elingate pillow,28頁 第3表 中新世火山岩類の化学組成」等が記載されている。
黒石市板留~下川間 浅瀬石川河床にあり、安山岩熔岩が卓越 ・浅瀬石川玄武岩岩脈に貫かれる。板留層下部層に相当。場所はこの付近だろうと思っています。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=403610&l=1404104