2010年2月13日土曜日

福井県三国町松島海岸付近(3)

前の画像で画面左手の黄色っぽいハイアロクラスタイトの中に含まれていた枕状溶岩の断面です。溶岩が細長い断面形状の為に、放射状節理も少し変形していますがこおれは綺麗な形状が保存されています。海水で多少は浸食されているでしょうが、方解石で埋められた気泡の形状も良く残っています。

2010年2月12日金曜日

福井県三国町松島海岸付近(2)

前の画像はこの画像の右手側に見えています。左手の茶褐色の地層にも枕状溶岩が混じり込んでいます。此処にあるのは比較的小型の枕状溶岩が多く、どちらかと言えば枕状溶岩と言うよりはピローブレッチャと言った方が正しいのかもしれません。遠くの方の崖には柱状節理が見えています。黄色の部分はハイアロクラスタイトですね。急冷した砕屑物です。

2010年2月11日木曜日

福井県三国町松島海岸付近(1)

2009年7月中旬に43年間勤務した勤め先を定年退職し、天下の素浪人になった後、突然に旅をする事になりました。長野⇒糸魚川⇒能登半島⇒福井⇒近江八幡⇒兵庫⇒奈良⇒静岡⇒帰宅と言う偶々休暇村を数日泊まり歩く旅のプランが纏まり、これにビジネスホテルを組み合わせ、カミサンの運転で露頭を巡る旅でした。越前海岸の東尋坊のやや東に越前松島海岸があり、かなり発泡した枕状溶岩や面白い形状をした柱状節理が有ります。偶々この海岸に面した休暇村の予約が取れたので、歩く事が出来ました。枕状溶岩から外れるものも有りますが、この附近の溶岩の面白さをご覧下さい。
最初は宿舎前の海岸で出合った発泡した枕状溶岩です。

2010年2月10日水曜日

福井県南越前町河野大橋附近(10)

この露頭の画像はこれで終わりです。これも転石ですが前の画像と同じ様な色合いです。色合いには良く騙されますが、変成岩になって居るケースが多いので色合いは無視して、岩の形状の中に隠れている形状の特徴を探してみて下さい。沢山観ていると、私の紹介した画像にも間違いがあるかも知れない事に気付くでしょう。実際地質の専門家が枕状溶岩と言っていても全く違う場合も有ります。そんな例も何れご紹介する予定です。

2010年2月9日火曜日

福井県南越前町河野大橋附近(9)

これもかなり巨大な転石です。画面左手に枕状溶岩らしき形状が見えます。断面が綺麗な平面の場合を除くと、枕状溶岩は見る角度によって全くそう思えない様な事が多く、ハッキリしない時はいろいろな角度から、岩の割れ目やを観察すると、ある角度でヤット典型的な枕状溶岩の形状が浮び出て来る事があります。これは鉄分が多いのでしょうか?鉄錆色が濃いですね。

2010年2月8日月曜日

福井県南越前町河野大橋附近(8)

この画像を含めて少し大きな「転石」の画像をご紹介します。枕状溶岩もあればハイアロクラスタイト:水中破砕岩もある。勿論、塊状溶岩も在る風景ですね。枕状溶岩を観察していると、どこから何処までを枕状溶岩と称するのか?どこから別の名前で呼ばなければいけないのか?境目が非常に判り難いものだと思い当たります。勿論、例えば花崗岩とチャートと砂岩の違いならマア、何とか見分けが付きそうでも、この岩石のSiO2は55%だから等と観ただけで成分が判る訳でもありませんからこの世界は不思議です

2010年2月7日日曜日

福井県南越前町河野大橋附近(7)

岩脈ではないのだが、枕状溶岩はこの様に大きな断面でスッパリト切り取られたものを良く見る。別に枕状溶岩に限ったものでは無いのだろうが時たま、その断面に美しい枕状溶岩の形状が現れる事が在るのだがこの場合は残念ながら見えない。