原則更新を停止します。 このブログは地質の素人の現70歳の素浪人が、地質図・論文・websiteを閲覧して露頭情報を収集し、その情報と主に足で稼いだ露頭画像を御紹介してきたブログです。素人故の恐れ知らずで取り組んでしまいましたが、残る人生の短さと現在の体力を歩き残した露頭の余りの多さとを天秤に掛けるとそろそろ「撤収」を考える時期だと思い至りました。 火山カメラの映像をUPしてまでこのブログを維持するのも如何かと思い至りましたので、このブログの更新を停止する事と致しました。 枕状溶岩関連記事についてはそのまま残そうと考えています。2年程度の心算で、2009年9月8日に始めたこのブログがここまで続けられるとは思って居ませんでした。 長い間お付き合い頂き有難う御座いました!
2012年3月25日日曜日
露頭情報:No.504;七ヶ浜町黒崎付近:枕状溶岩では無いが!
塩釜地域の地質の「41頁:韮山デイサイト部層 43頁:第36図;韮山デイサイト部層のデイサイト熔岩の露頭 44頁:第37図;韮山デイサイト部層のデイサイト自破砕熔岩の露頭」等の記載が有り、「枕状溶岩ではないが周辺急冷層を持つ水中火山の自破砕熔岩」と書かれている。
此処は出張で良く行く多賀城から目と鼻の先なので、一度訪ねてみたい場所ではあるが昨年の震災で被害を受けた場所。しかもこの「黒崎」がどうやら私有地を通らないと行けないらしい。
場所は http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=381651&l=1410323
引き潮時を狙ってこの付近の海岸線を歩くしか無さそう。
露頭情報:No.503;伊那市戸台川北岸(幕岩の西方)
出典は同様に「市野瀬地域の地質」。この「Ⅳ. 西南日本外帯 Ⅳ.1.2. 御荷鉾帯秩父帯 中部層」の項に、「34頁・26図 チャート層中の枕状構造を持つ緑色岩(幕岩西方の戸台川北岸)」と記載がされている。場所は大雑把な推定だがこの付近を探すしかないか!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=354638&l=1380860
露頭情報:No.502;伊那市戸台川上流赤河原
出典は市野瀬地域の地質。この「Ⅳ西南日本外帯 Ⅳ.3. 四万十帯 Ⅳ.3.1. 仙丈岳帯」の項に、「38頁・第29図:仙丈岳帯緑色岩の枕状構造(赤河原の転石 戸台川上流赤河原で枕状溶岩の転石ブロックが見られる・・この帯の緑色岩の原岩には枕状構造を持つ・・事は確実」と記載されている。従って、露頭の位置は不明。
別に「戸台川上流 丹渓山荘~甲斐駒ヶ岳 六合目小屋途中 赤川原に転石有り」との情報も有る。西南日本外帯・四万十帯・仙丈岳帯緑色岩。場所はこんなあたりでしょうか?登山路よりは渓谷に露頭があるのでしょう。此処は確かめには行けそうにない!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=354535&l=1381252
露頭情報:No.501;都幾川町・岩脈の見間違い?
地団研ハイクの記録を拝見して、八高線明覚駅から都幾川沿いに三波石渓谷まで歩いてみました。地団研の記録は部外者には判り難く、中々露頭に辿り着けない事が多いのですが(お前の知識と見識が足りないのだ!なんて怒られるかも!)此処も同様で、或いは此処を枕状溶岩と言っておられるのかな?と思うのですが、これは緑色岩の岩脈ですよね。直ぐ傍のお宅にお住まいの方が、「台風の後等に水が澄むととても綺麗な青い色が見えますよ。」と仰っていました。
地団研ハイクの記録には「八高線明覚駅の西から都幾川を上流に向かい、三波石渓谷までのコースを歩きました。岩石は御荷鉾緑色岩の、凝灰岩・溶岩・凝灰角礫岩・枕状溶岩などいろいろなタイプのものがみられました。」と書かれています。
三波石渓谷のやや上流の橋の近くには近づけなくて残念だけど枕状溶岩が丁度水際に顔を出しています。駅より下流にも少し怪しい緑色岩が顔を出していますが、丁度春の竹の子の季節に歩いたので、此処には「李下に冠を正せず」でしたっけ?足を踏み入れる具は犯しませんでしたが、
私も最初はこの付近に差し掛かった時にこれは枕状溶岩だと思い込んだほど風景は似ています。此処じゃなかったらゴメンナサイ!三波石渓谷に枕状溶岩が在ったと言う事なのか?途中に有ったと言う事なのか?判断に困って歩いた結果です。尚、上流の三波石渓谷には勿論 枕状溶岩が存在はしています。川沿いは路程標のある歩道が結構整備されています。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=360017&l=1391544
この付近の画像が下記日付付近にあります。
http://akashi1945.blogspot.jp/2010/06/7_28.html
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