2011年4月23日土曜日

露頭情報:No_326;鴨川市橋本西方(1/2)

突然番号が飛んでしまった!
先日、所要で鴨川附近に出掛けた、この時に、フットそう言えばこの近くに枕状溶岩の露頭が在った筈だがと思いながらその場所には行く機会が無かったのだが、帰宅してから調べてみたら画像が2枚在ったのに露頭の紹介をしていない事に気付いた。その露頭が、私のデータベース No_326 の鴨川市橋本のヤヤ西側のこの露頭。1/25000地形図では
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?b=350525&l=1400140
文献はまず、鴨川地域の地質: Ⅳ.新第三系・Ⅳ.2.安房層群・Ⅳ2.2.1.古房層・2)鴨川玄武岩 63頁:南の列の本岩は古房層中に産するが曽呂川に沿う各岩体は露出が乏しく,新屋敷の岩体を含めて古房層中の堆積物との直接の接触関係は観察できない。その中で橋本の西方では傾斜がほぼ垂直な玄武岩及び同角礫岩が厚さ30mにわたり見られ・・・(30mの崖を探したが発見できず,この小岩体のみが観察出来た)
この露頭は嶺岡附近の露頭の中でも比較的小型で、しかも道路に近いのに見つけ難い。しかし貴重なものだ。
整理番号を間違えていて、110612訂正しました。

2011年4月22日金曜日

露頭情報:No_023;球磨村蔀

場所は熊本県球磨村の蔀(しとみ)の球磨川河床らしい。想定した場所は 
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=321736&l=1303602
参考文献はネットで入手可能な「地質学雑誌」 第110巻 第4号:九州・四国の三宝山付加コンプレックスの玄武岩類の起源。225頁:地質図;Fig.3B,226頁;写真 4A, 4B 229頁:表2;全岩化学組成等が記載されている。ネットでは要旨だけだが「九州中央部,椎葉村-砥用地域の秩父帯の地質」も参考になるだろうか?
周辺地質に関しては、地質ニュース619号(2006年3月)の56-60頁に、『5万分の1地質図幅「砥用:ともち」-日本列島の縮図,149の凡例が示すもの―』もある。勿論、この地質図幅「砥用」も重要な参考文献だが普通の書店では手に入らないし、購入するにも6195円だもの個人では買いきれない。ネットで参照出来る資料としては「熊本地質ガイド」>芦北球磨川>枕状溶岩(地図の中の小さい文字だよ)
http://www.higo.ed.jp/ws/kchigaku/hp/kindex.htm
場所は「球磨郡球磨村蔀(国道219号線沿いにある球磨森林組合の工場横を通って球磨川に下りる」と記載されているので、1/25000地形図の細長い建物が森林組合なのだろうと勝手に思っている。以前は熊本県の文化財としての資料も在ったがアドレスが変わったのか?公開を辞めたのか?探し出せなくなって居た。

2011年4月21日木曜日

最近の地震

東北太平洋沖地震が発生以来、余震やら誘発地震、更には単独(独立?)の地震やら入り乱れて訳が判らない状態が続き、そんな地震の連続で睡眠が浅い状態が続くのか眠くて仕方が無い。気象庁の「毎日の地震」がやっと4月6日分まで公表されたので、そのデータを取り込んでグラフを更新してみた。7日以降は防災科研のAQUAメカニズム解の震源情報を使わせて頂いた。

4月25日追記:17日の項目にも追記したが、海上保安庁のHPに海底地形図に震源地をマッピングした震源情報が在って興味深い。私この資料は時系列に地震の発生状況を追ってみたもので、データの方向は異なるが、小生のこのつたない資料より遥かに判り易いのでご覧になるようお勧めします。アドレスは下記をコピペで!
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/jishin/11tohoku/index.html#epi_all
巧く入れない場合は、海上保安庁>海洋情報部>防災情報>東北太平洋沖地震>3月11日から14日までに発生した地震の震央分布 と 深さ60km以浅で発生した地震の震央分布:地震発生前後 です。

露頭情報:No_022;沢崎鼻・神子岩

この附近には見所が多い。神子岩から沢崎鼻附近。行った事が無いのが残念だが、正式の名前が「枕状溶岩トンネル」まである。沢崎鼻は下記
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=374919&l=1381217
案内書としては新潟大学の何方かが作られた下記「佐渡はなじらね」が意味不明だがお勧め。
http://env.sc.niigata-u.ac.jp/~uda/udat/sado/geolexcur.pdf
友人から聞いた話だが橄欖石の「オリビンサンド」が濃集している場所も在るらしい。但し、2011年12月に聞いた話だと乱獲で殆ど無くなったと言う情報も有ります。残念な話です。

2011年4月20日水曜日

露頭情報:No_021;横須賀市平作

ここの露頭は文献も多く露頭の場所も整備されているけれど、道路の下でしかも河川敷きにあるので、一人で近付こうとするとフェンスを乗り越えるのが少し怖い。望遠レンズか双眼鏡を持っていくか?教育委員会にお願いしてフェンスの鍵を開けて頂いた方が良い。但し、開けて頂けるかどうかは確めていない。三浦半島の地質観察に関しては何と言っても下記が一番!お勧めです。
http://www.edu.city.yokosuka.kanagawa.jp/chisou/search.html
観察地点No.7 平作6丁目
http://www.edu.city.yokosuka.kanagawa.jp/chisou/search/syosai_07.html
1/25000地形図ならば此処です!この附近の道路はもう1年以上前に完成しているのに、地図の変更は中々進まないものですね。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=351514&l=1393853
此処にも露頭の詳しい画像が紹介されています。
http://nh.kanagawa-museum.jp/kenkyu/kanagawa_chishitsu/chisou/yokosuka/hirasaku/hirasaku01.html
文献は地調月報の「三浦半島で発見された斬新-中新世の枕状溶岩」が良いと思う。
http://www.gsj.jp/Pub/Bull/vol_27/27-07_02.pdf

2011年4月19日火曜日

露頭情報:No_020;市川三郷町三帳地区

山梨県三珠町三帳地区。現在は市川三郷町になってしまった。多分この附近だろうと思う場所は下記!コピペでどうぞ!残念ながらこの場所は2往復したが見落としてしまった。その代わり他の露頭を見付けた。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=353148&l=1383354
もう少し上流なのだろうか?参照していた山梨地学会のHPはアドレスが変わっていた。其処には「三帳地区を過ぎ3つほどカーブを過ぎた左手の道路沿いに、枕を横にした様な岩石が入り混じっている・・・」と画像付きで描かれている。左右トンネル側から走るのか?川下から上流に向かって走るのか?それが問題なのだ!
http://www.ypec.ed.jp/webkyou/chishitsu/asigawa.htm
それにしても、この場所が判らないのに、芦川に沿っては枕状溶岩の露頭が多い。圧倒される枕状溶岩の露頭もこの附近に在る。
昨日は南房総で、ピクライト玄武岩、アルカリ玄武岩、蛇紋岩、曹長石、斑レイ岩、斑レイ岩礫を種とした火成岩礫を含む礫岩、へそ石等と玄武岩に掛かる滝などをめぐって久し振りの楽しいフィールドを過す事が出来た。

2011年5月3日追記:4月30日に再度この附近を歩いたがやはりこの露頭は残念ながら気付かなかった。但し、国道からこの県道に分かれる交差点から三帳地区までの区間には、モルタルの吹き付けで失われた場所も多いが、崖の自然面には実に枕状溶岩の露頭が多い。

2011年4月18日月曜日

露頭情報:No_019;奈良_玉置神社

ネットでの情報は多いが、私はマダ観に行っていない。場所はこの附近らしい。参道に露頭が面して居るとの事。但し、道路事情は余りよくないらしいので玉置(たまき)神社のHPを良く読んでから行く事。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=335537&l=1354946
玉置神社については下記を!新しくなってマダ工事中が多い。
http://www.tamakijinja.or.jp/
奈良教育大学和田准教授HP 切断面の画像と偏光顕微鏡画像がある。(奈良とその周辺の火山岩)
http://earth.nara-edu.ac.jp/wada/tamaki.htm

2011年4月17日日曜日

3月9日⇒4月16日 M4超震源の平面分布

地図無しで申し訳無いが、3月9日から昨日までのM4以上の地震の震源分布を描いてみた。下の時系列のデータと全く同じデータを使用している。M4以下を入れると重なり過ぎて何がなんだか判らない様に思えてこうしてみたのだがこれでナニが判るかと言えば素人にはマッタク判らないのだが、こんなグラフでも描いていなければ、余震だかなんだかの不安から逃げられない。青い記号は防災科研のAQUA解のデータから引用した。赤は気象庁の毎日の地震データからの引用。気象庁のデータの遅れはそう簡単に解消出来ないだろうと思っていたら今日は3月30日と31日のデータが出て来たので、夜遊びはこのデータの組込みでもやるか!
明日は久し振りにフイールドに出る。左手が捻挫らしく自由が利かないが、久し振りにハンマーを振るえるかと思うとなんだかほっとする。明日はピクライト玄武岩が目標だ!
なんだか?日々の閲覧状況を見てみたら枕状溶岩の露頭情報よりも地震関連の閲覧が増えてしまった。素人の地震情報(単なる自分本位のグラフなのに)検索して来て下さった方々!ゴメンナサイ!これは枕状溶岩のブログにチョッピリ地震について自分の興味を持った情報を引用したりしているだけなので、もっと専門家の情報をご覧下さい。

4月25日追記:海上保安庁のHPに海底地形図に震源地をマッピングした震源情報が在って興味深い。私のつたない資料より遥かに判り易いのでご覧になるようお勧めします。アドレスは下記をコピペで!
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/jishin/11tohoku/index.html#epi_all
巧く入れない場合は、海上保安庁>海洋情報部>防災情報>東北太平洋沖地震>3月11日から14日までに発生した地震の震央分布 と 深さ60km以浅で発生した地震の震央分布:地震発生前後 です。

3月9日⇒4月16日間:震源の時系列分布

気象庁HPの今日の地震データが31日まで公表されていたので下記に添付した画像を更新し、31日まで気象庁データとした。やはりホンの少しだけれど増えた。
気象庁から3月28日と29日の地震記録が公表されたのでデータを補正した。データ表示期間が思いの他長期間に亘り、M3クラスの地震まで表示すると真っ赤になるだけなのでグラフ表示から外した。M4-4.9の地震の累積数ですら1290を超えている。
M3以上の6時間辺りの地震発生数を追加。当初に較べると地震数は1/10には減っているが、相変わらず此処千葉県の柏市では良く揺れる。今朝の新聞によるとM5超が500個と書かれている。この統計では440回なので随分狂いがある事になる。M6超はピッタリあっている。気象庁のM5クラスのデータを再チェックが必要かも?最も気象庁HPでは「掲載してないものもある」と書かれて居るが・・・
尚、このデータの累積数には表示されていない部分のデータも北緯27-47度,統計137-150度の範囲が含まれており、で3月2日からカウントしている。東北太平洋沖地震の余震とも思えない地震(誘発地震?)も多いので表題を変更した。

露頭情報:No.018;焼津市小浜地区

地名と実際の位置が一致しない例が在って最初はかなり戸惑った。「小浜」と言う地域はかなり広い地域を包括しているのらしい。場所は此処! 


初めて虚空蔵山の露頭を歩いた時に、通りかかったタクシーに、用宗の海上橋附近に在ると聞いた「大崩」の露頭へ行く序に、立ち寄って頂いた。幸い、この運転手さんが以前にも何処かの大学の巡検らしい一行を乗せた事があったので、おぼろげな情報だったのが詳しく教えて頂いた。遥かな昔に「海洋牧場」と言う観光地を作っていた場所で、「地主が少々煩い」と言う噂があって駐車スペースは無い。トラブルが偶にあるらしい。運転手殿に教えて頂いて、旨く露頭に取り付く事が出来たのは幸いだった。道路もそれ程余裕が無く駐車しずらいし、私有地ばかり。これは県道416号にある喫茶店からの眺め。反対側には直ぐ下の「竹の子岩」を見る事が出来るが、それは別の整理番号に分類している。
この日は此処から望遠レンズで防波堤の大岩と一番奥の崖を望遠で捉えてみた。最初にこの地を訪ねた時は赤い屋根の側にタクシーを止めて頂き、横の空き地を崖の側まで行き、崖に沿った小さな階段から奥の露頭に取り付いた。文献は、手に入り難いのだが、「静岡地学 第41号:大崩海岸の枕状溶岩」2010年12月31日から1月14日まで15枚の画像をご案内している。