西に飛んで鞍馬寺の枕状溶岩です。鞍馬寺から貴船に掛けては石灰岩と緑色岩の分布で知られています。これは鞍馬寺の本殿から魔王殿に向う参道の階段脇に見られる枕状溶岩です。枕状溶岩といっても放射状節理あまり良く見えませんが、境内には数箇所に緑色岩とか枕状溶岩の案内板が掲示されています。大部分は草木に覆われていますが、この階段脇は比較的良く見える状態です。さて、今年の画像はこの画像で一段落。来年1月2日頃まで観察の旅に出掛けますので、数日間お休みとなります。
原則更新を停止します。 このブログは地質の素人の現70歳の素浪人が、地質図・論文・websiteを閲覧して露頭情報を収集し、その情報と主に足で稼いだ露頭画像を御紹介してきたブログです。素人故の恐れ知らずで取り組んでしまいましたが、残る人生の短さと現在の体力を歩き残した露頭の余りの多さとを天秤に掛けるとそろそろ「撤収」を考える時期だと思い至りました。 火山カメラの映像をUPしてまでこのブログを維持するのも如何かと思い至りましたので、このブログの更新を停止する事と致しました。 枕状溶岩関連記事についてはそのまま残そうと考えています。2年程度の心算で、2009年9月8日に始めたこのブログがここまで続けられるとは思って居ませんでした。 長い間お付き合い頂き有難う御座いました!
この水源地橋下の露頭画像はこれが最後です。画像は対岸から偏光フイルターを使用して撮影しました。この画像に入っている範囲は枕状溶岩と思われます。後1枚この水源地橋入口バス停から一つ坂の上方面に移動した交差点附近の風景をご紹介して葉山町の露頭の紹介は終ります。
溶岩の表面を接写して見ました。かなり汚れているので、これが溶岩の本来の色ではありません。スケールは10円硬貨。附近の雑草を使って表面をこすって見ましたが、緑色の草の色が追加されただけで駄目でした。
最初にこの場所を歩いた時には雨の後で濁った濁流が流れていました。しかも橋の下流には河床に下る事の出来るスロープが造られて河床がしっかり固められて居たので、もう枕状溶岩は無くなってしまったと思いました。その後、なんとも気になって三浦半島に出掛けた晴れた日にもう一度此処を訪れてこれを観付けました。これまで、これ程に表面に気泡が見えている枕状溶岩を観た事が無かったので驚きでした。
横須賀のお隣の葉山町にも枕状溶岩の露頭があります。性状は横須賀市平作とは異なり大変に発泡しています。河川敷に露頭が有り、ほんの少しの雨でも見る事が出来なくなりますし、生活排水が流れているのでしょう、余り綺麗な観察場所ではありませんが、こんな場所にもある事をご紹介しておきたいと考えました。橋の右岸のフェンスの傍にタラップがありますので、ここから降りる事が出来ます。
井上の枕状溶岩は妙徳山(1293.5m)の山麓に有りますが、実はこの妙徳山の中腹附近にも枕状溶岩が分布していると言う「うわさ」があります。残念ながらあくまでも「うわさ」で色々なHPの画像を探してみましたが今の所見付かって居ません。尚、長野市大柳の枕状溶岩もこの妙徳山の山麓ですから、山腹に枕状溶岩が在る可能性は否定出来ません。
国道254号線がこの画像の上のガードレール。霊泉寺川が内村川に合流した少し下流。虚空蔵と言う古刹がある。上田から鹿教湯温泉に向って左側。虚空蔵の駐車場を利用させて頂き、参拝後少し上流に歩けば案内看板と河床に下る階段(画面の左側)がある。河床と道路下の広い範囲に枕状溶岩が露出している。右岸は農地から山林に続いていて分布は確認出来ない。河岸の露頭は苔が生えている。コンクリート構造物は農業用水路と思われる。右端では枕状溶岩をくり抜いて用水を通している。画面右下の岩体は美しい緑色。河床の岩体は流れに削られていて形は判り難いが苔がないので観察はし易い。ここの画像はかなり在るので10枚以上観て頂く積り。内村川に沿って広い範囲に分布しているのか?ゆっくり歩き回ってみたい気持ちも強いが中々出来ない。画像の範囲内では無いが附近には幾つが岩脈が有る。




前の画像では枕状溶岩が孤立した状態で存在していましたが、この部分では大きな枕状溶岩が沢山積み重なって居ます。でも、表面のガサガサした雰囲気は変わりませんね。これまでにご紹介した枕状溶岩の中では外側がこんなにガサガサした「礫岩」の様な雰囲気の処は珍しいのですが、こんな雰囲気の枕状溶岩は私の歩いた範囲では神奈川県の山北と言う場所にもあります。
データNo.015
これは枕状溶岩ではなさそうだが・・