2011年2月12日土曜日

富士川月見橋(6)

これは柱状節理の断面の様な形状ですね。夫々の稜が直線的です。でも小さいので偶々そう見えただけかもしればせん。これも10円硬貨のスケールです。「月見橋の露頭は鹿島の流山だろう」等と書き記しましたが、最近読んだ「中富町(現:身延町)史誌」の地誌の部分には月見橋の対岸を更に西に向かった現在の富士川カントリークラブ附近は「足の平」と言うらしく櫛形山層の解説の中に「足の平の丘陵台地は、石英安山岩、黒色安山岩、緑色凝灰岩、枕状溶岩、凝灰角礫岩を含む凝灰質砂岩及び頁岩で構成されている」と書かれている。
まだまだこの附近は枕状溶岩の露頭が存在して不思議は無い様です。
この附近では情報は在るのに探し出せない露頭が幾つかありましたので、明日からも支流を含む富士川流域の画像を探し出してご案内しましょう。

2011年2月11日金曜日

富士川月見橋(5)

それでも、小さい部分を見てみると気を引かれるものに出会う事が時々あります。スケールは10円硬貨です。

2011年2月10日木曜日

富士川月見橋(4)

これは対岸の風景だった様に思いますが、チョット記憶が有りません。対岸は崖に近付いて観察する場所が乏しく残念ながら観察は全く出来ませんでした。でも、此の附近の何処かに枕状溶岩の延長部分が露出していないかと思い、撮影した中の1枚です。
ゆっくり時間を割いて歩けると良いのですが、この地域の様に、多数の露頭が集まって居る場所はつい、あれもこれもと駆け巡ってしまいます。

2011年2月9日水曜日

富士川月見橋(3)

表面は何処もこの様に粘土で汚れ地衣類が蔓延っているので弱ります。たまにタワシ持参でごしごしやる事も有りますが、この時は長野からの帰途に甲府に宿泊し歩いたので清掃用具は持参していませんでした。

2011年2月8日火曜日

富士川月見橋(2)

露頭はそれ程広くは有りませんし、この様に雑草で覆われていて余り良い観察環境ではありません。それでも枕状溶岩で有る事は判りますね。

2011年2月7日月曜日

富士川月見橋(1)

富士川の露頭をひとつ抜かしていました。この地域の地質案内書にはこの富士川の月見橋の近くの川の中に枕状溶岩の露頭が在ると書いてありました。橋を行きつ戻りつしながら露頭を探したのですが見付からないので諦めかっけたのですが、左岸上流側の堤防に続くこの小さな流山の様な高まりの部分が気になって行って見居たらこれが枕状溶岩の露頭でした。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?meshcode=53382455
1/25000地形図を眺めても本当に小さな高まりなので、むしろ神社のマークの方が目立つくらいなので、地質図も調べずに書いてしまうのも不遜ですが、上流の鹿島等からの山崩れの流山ではないでしょうか?最初は右岸側の急傾斜地を探していました。アプローチは簡単ですし、露頭側の橋の袂に車を置けるほどのスペースも在ります。但し、露頭の状況は余り良く在りません。枕状溶岩データベースNo_131です。データベースの番号は此処に有る!と判った順です。確たる証拠も無しに兎に角リストアップしていき、現在は649箇所を登録しています。

2011年2月6日日曜日

絶壁の露頭(5)

前の画像より少し広い面積をみてみました。これだけ巨大な露頭が何故知られていないのか?崖が急峻で巨大なので危険だからかもしれないですね。現地に行かれる方は、垂直に切立った崖の崩壊が何時発生するか判らないので、危険な場所には近付かないで頂きたい。
明日からは富士川やその支流の露頭に戻りましょう。