2010年2月20日土曜日

福井県三国町松島海岸付近(10)

前の画像から枕状溶岩から外れましたが、同じ場所で観察する事の出来る露頭なのでこのブログで続けてご紹介しましょう。これは凝灰岩の柱状節理を上から観た画像です。枕状溶岩から東の方に少し歩いた場所にあります。凝灰岩の柱状節理は何故か断面が比較的大きなケースが多い事、断面が六角形とは限らない不定形のものが多い事などの特徴があります。この附近にはリーゼガングのリング模様や圧密されていない軽石を含む部分や、圧密された軽石が含まれている部分など興味深い観察場所が続きます。
スケールが有りませんが、画面左手の鉄錆の塊風のものは鉄の箱舟の様なもので、幅が大体1m程度です。

2010年2月19日金曜日

福井県三国町松島海岸付近(9)

枕状溶岩では勿論在りませんが、この附近には溶岩だけでなくこのような岩脈も有ります。岩脈の冷却節理の特に外側の部分は、枕状溶岩の冷却節理に通ずるものがあります。枕状溶岩の冷却速度の方がこの様な岩脈に比べて冷却は遥かに早く行われるのは質量の相違からも明らかですが、この岩脈でも外側の冷却節理と内部とは不連続ですね。
枕状溶岩の分布域から東に行くと凝灰岩が厚く堆積している部分があり、更に水族館附近からはより大きな岩脈群による柱状節理が数多く不思議な風景を作り出しています。

2010年2月18日木曜日

福井県三国町松島海岸付近(8)

幾つかこの附近の枕状溶岩の形状を観ていただきます。表面が風化して良く判りませんが、これも方解石らしい白い部分が沢山在りますので、気泡が多かったのでしょう。でもその分布には特に規則性は無いように思います。

2010年2月17日水曜日

福井県三国町松島海岸付近(7)

この画像も何故か90度反時計方向に回転してしまいました。もう少し、この附近の枕状溶岩の形状を観て頂ければと考えています。

2010年2月16日火曜日

福井県三国町松島海岸付近(6)

枕状溶岩やハイアロクラスタイトが散在している海岸でこんなものを見付けました。チョットシタ溶岩堤防の雰囲気ですが、或いは溶岩の流れた後の溶岩チューブとか、大型の枕状溶岩のローブが内部に出来た冷却節理で綺麗に割れてしまって、波に浚われた跡なのか?チョット面白いですね。光が飛んでしまっている左上の部分に遊歩道から波打ち際に下る道や休屋が見えます。これで場所は特定出来ますね。

2010年2月15日月曜日

福井県三国町松島海岸付近(5)


何故かこの画像も90度反時計方向に回転してしまいました。風景の画像ではないので問題は無いでしょうが、折角横幅を1280pxに設定して画像を大きくみて頂こうと考えて居るのに困ったものです。改めてオリジナル画像から圧縮をし直してみたのですが駄目でした。
この画像では中心部に流れた様な構造が出来ています。表面が固化した後も全体としては流動性を失わずに流れ続けたのでしょう。

2010年2月14日日曜日

福井県三国町松島海岸付近(4)


前の画像の枕状溶岩の一部分を接写したものです。気泡を埋めているのは方解石でしょう。かなり発泡率の高い方ではないでしょうか?この画像も何故か90度左へ回転してしまいました。時々起こるこの画像の勝手な回転には困ったものです。