2010年5月15日土曜日

埼玉県高麗川流域平戸地区(5)

枕状溶岩が流れた先端部なのでしょうか?表面の亀甲模様が面白いですね。枕状溶岩の表面の形状も夫々表情豊かです。
今日は久し振りに群馬県と埼玉県の境を流れる神流川を歩きました。以前写した画像が少し物足りない部分が有った事と、一箇所新たな露頭を探そうと言う意気込みでした。画像の方は良い画像が撮れましたが、新しい露頭については残念ながら諦めました。次回此処を歩く時はやはり長靴が必要だとしみじみ思いました。

2010年5月14日金曜日

埼玉県高麗川流域平戸地区(4)

前の画像を少し詳しく観てみましょう。二つの枕状溶岩が組み合わさって居る様に思えます。表面の汚れを取ればもう少し冷却節理の発達状態も確認出来るのだと思いますが、10円硬貨の傍などはかなりハッキリしています。

2010年5月13日木曜日

埼玉県高麗川流域平戸地区(3)

左側に破断面が、右側には冷却節理の表面構造が見える枕状溶岩が並んでいる。破断面を見ると表面に直角の冷却節理は意外と薄く奥まで入っていない。此処は駐車スペースに困るけれど、見学するには良い場所かもしれない。
今日は所要で出掛けたついでに大磯・高根の枕状溶岩の失われた露頭を訪ねた。以前この附近は歩いて以前採石された跡が老人保養施設に変わって今は露頭がなくなって居る事は確認したのだが、その時の画像がフイルムカメラの時代のもので行くえ不明なので、画像が欲しかったのとその時気になって居た場所を確めたかった事をやって置こうと思った次第。以前歩けなかった血洗川の源流附近でタマネギ状風化の中に硬い玄武岩を見付けた。グスグスの風化岩が放射状節理の様な雰囲気だった。土地の人に聞いた話だと、今は高齢者施設となった場所から採掘された岩石は新幹線の敷石になったのだと言う。

2010年5月12日水曜日

埼玉県高麗川流域平戸地区(2)

崖を降りようとしてまず目に付くのが対岸の岩相です。流れの透明度が高い事と、旨い具合にPLフイルターの効果が有って、奥の方から手前に向って枕常溶岩が流れた様な形状が旨く見えていると思われませんか?大人数で行く場所では有りませんが、観察し易い場所です。まだ寒い時期で所々に氷が見えました。

2010年5月11日火曜日

埼玉県高麗川流域平戸地区(1)

東吾野駅で下車し一端線路を潜って池袋方向に向いながら左岸に出て下流側に向うと道路が川と接した場所に消防用水利を採る為の用地が有ります。
ここから河床に下る部分に枕状溶岩の露頭があります。画像は西武池袋線の鉄橋下から下流側の露頭を眺めたものです。駅の直ぐ傍の露頭よりは少し大きな溶岩を見る事が出来ます。対岸(右岸)も枕状溶岩の様ですが、移動出来ないので対岸から眺めるしかありません。

2010年5月10日月曜日

埼玉県高麗川流域東吾野下流寄り道(5)

さて寄り道もこの辺にしておきましょう。最初からこの崖の下の方が良く見えていたら、崖の前までは行かなかったかもしれません。下の方には層状の如何にも「チャート」な部分が在りました。
産総研の1/20万の地質図ではこの場所から少しはなれた所にチャートの帯があります。「日本の変成岩」を書かれた橋本光男氏の関係する論文には、この高麗川流域には数多くの緑色岩が存在する事が書かれているので、(勿論、この場所がそうだとは書いていない)素人の悲しさで寄り道をしてしまった次第。でもいろんな岩石の露頭を良く観察しておく事は無駄な事ではないと思います。実は極く最近、石灰岩に層状のチャートに似た雰囲気のものが有る事を始めて現物に接して驚いたばかりなのです。

2010年5月9日日曜日

埼玉県高麗川流域東吾野下流寄り道(4)


この画像も、こうして細かい部分まで見えてしまうと確かにこれはチャートだと理解出来るのだが、大きな扁平なブロックが斜めに積み重なっている様子は罪作りである。このチャートの崖は全体像をご紹介して終りましょう。
昨日は足利市内の渡良瀬川河川敷を歩いたが此処もチャートが結構多い場所でした。足尾の唐風呂附近やお隣の桐生にもチャートが多い場所ですね。午後に歩いた葛生では層状石灰岩なるものを見る事が出来ましたが、チャートと紛らわしいものがあるものですね。何れ画像をご紹介しましょう。