2011年3月5日土曜日

枕状溶岩画像も500枚

このブログを2009年9月8日に鴨川の小さな枕状溶岩の画像でスタートして早くも1年と6ヶ月が経過しました。枕状溶岩とは関係ない画像も紛れ込ませましたが、枕状溶岩の関連画像だけでもほぼ500枚に達しました。このところ、遠隔地の露頭を歩く機会もそうそう多くは無いので少し画像のストックが少なくなってきました。後半年程度がこのブログの限界かもしれません。現在の枕状溶岩データベースには、間違い情報を含めて650箇所を登録済み。その中の70箇所ほどを廻りました。以前は枕状構造を残していたのに今はもうそれを見る事の出来ない露頭も増えてしまった様です。まだまだ外を歩ける間は、枕状溶岩と付き合って行きたいものだと考えています。尚、現在、このブログは大体一日に25人ほどのペースでご覧頂いています。もうひとつの「岩と土の表情」のブログは大体15名程度です。最近、古墳の岩質関連の記載を連載している為か、分野外の方々が観て下さるのか?ゆっくりと増加傾向にあります。この様な類のブログで閲覧して下さる方々の人数が多いのか少ないのか?判りませんが嬉しい事です。有難う御座います。

十谷温泉大柳渓流公園(9)

前の画像の転石の一部接写で拡大したもの。紫色の玄武岩の中心部を見て頂きたい。10円硬貨の直ぐ上に丸い窓が開いている。周辺を沸石か方解石で囲まれているが、窓の中に溶岩の先端がひょっこりと開いている。枕状溶岩が流れながら、供給が追い付かずに空洞が出来てしまって、マア、溶岩洞窟のミニチュア版とでもしますか!後から流れて来た溶岩が此処まできて冷却されてこの細い部分を通り抜ける事が出来なかった。
面白い構造である。綺麗に取り出すことが出来れば、本棚に置いて酒でも飲みながら鑑賞したい代物だった。

コメントを頂戴しました。このブログを始めて1年半程になりますが、初めて嬉しいコメントでした。
ナルホド、コメントを頂いて改めてこの溶岩片が欲しくなりました。でも両手で振るう程の大ハンマーを持ち込まないと取れそうに無かったのが残念です。

2011年3月4日金曜日

十谷温泉大柳渓流公園(8)

前の画像のハンマーの位置の小さな枕状溶岩の断片。溶岩が流れながらその勢いで千切れてしまって大量の火山灰の中に埋もれてしまったのかとばかり思っていたのだが、同じこの岩塊の別の部分を見てから考えが変わってしまった。この画像の中の二つの岩片は片方は殆ど発泡していないように見えるが、右手の方は気泡だらけでそれをしっかり鉱物が埋めている。周りは妙に白っぽいので火山灰なのだろうか? これが今の自分には判断出来ない、若い内にもう少し勉強しておけば良かったというのは老人の繰言。あの頃は勉強なんて大嫌いだった。

2011年3月3日木曜日

十谷温泉大柳渓流公園(7)

この転石が今回の目玉!
これは何とか割ってその一部分を持ち帰りたかったのだが手に負えなかった。紫色の玄武岩の部分と周辺のやや白い凝灰岩部分が際立っている。実は、この岩塊の中に在る玄武岩の小さな塊の形と構造が実に面白いのです。似たような構造は観た事があるのだが、これ程小さなものは初見。余り岩の実物サンプルは集めない主義なのだが、これは欲しかったのです。でも諦めましたがね!
露頭情報整理番号:No.421 山梨県鰍沢町十谷

2011年3月2日水曜日

十谷温泉大柳渓流公園(6)

これは、周辺の岩の中に見える気泡を埋めた鉱物に着目。特別珍しいものでも無さそうだが、気泡を埋めた鉱物の中に妙に半透明なものがある。
例えばスケールの10円硬貨の左上の灰色の気泡は半透明であり、或いはメノウかもしれない。

2011年3月1日火曜日

十谷温泉大柳渓流公園(5)

これも小さいけれど大きな気泡が多い 良く発泡した溶岩片。
(ラベルを整備したので掲載リストは削除した)

2011年2月28日月曜日

十谷温泉大柳渓流公園(4)

色々な転石の岩相を見て頂こう。この大きな転石のもピローブレッチャが含まれている。ハンマーの附近のものには放射状節理らしいものも見える。但し、このくらいの大きさの転石は、この絵の様なハンマーでは全く太刀打ち出来ない。この後にも幾つか、これは何とか割って持ち帰りたいな!!!と言うものが在ったのだが、手に負える硬さではなかった。

2011年2月27日日曜日

十谷温泉大柳渓流公園(3)

渓流公園の河川内から上流側を眺めた景色。結構大きな転石が転がっています。上流に見えるのが十谷温泉の一部でしょう。かなりの急傾斜となっています。この右手に駐車場が在り数台の車が居ました。一般道から此処まで下る道もかなりの急傾斜ですが、十谷温泉には駐車スペースが少ない様ですが一応バスの終点附近にはそれらしきスペースがありました。