2010年4月24日土曜日

埼玉県高麗川流域高麗摩利支天(16)

この地点の画像もそろそろ終わりです。上流に遡る前に周辺の水際の岩石を眺めてみましょう。この附近も緑色岩で、恐らく枕状構造を示していると思われるのですが、対岸を歩くのは大変そうなので諦めました。機会があれば再訪したい場所です。

画像のUPをお休みした間に寄居・秩父附近の荒川⇒鬼石の神流川沿いの秩父瀬⇒鮎川と鏑川の合流点附近を巡って来ました。枕状溶岩の露頭には巡り合えませんでしたが(コースの選定に当初から入れていませんでしたが)鮎川と鏑川の合流点附近の河原では、明らかに枕状溶岩と思える大礫や、これは薄片で調べてみたい緑色岩を見掛けました。

2010年4月21日水曜日

埼玉県高麗川流域高麗摩利支天(15)

そろそろこの露頭関係の画像も残り少なくなってきました。この画像の中でハイアロクラスタイトの部分がかなり「うねっている」のが判ります。この様な画像を見るとこの露頭はどこからか流されてきた火山噴出物が堆積したのだな!と思ってしまいます。静かに堆積したばかりではなさそうですね。
明日、明後日は埼玉と群馬の県境付近を雨の中歩く予定なので更新をする事が出来ません。

2010年4月20日火曜日

埼玉県高麗川流域高麗摩利支天(14)

同じ岩片の反対側です。気泡(杏仁)だらけですね。沸石がこの気泡の部分を埋めなければ一体どの程度の空隙率だったのでしょうね?

埼玉県高麗川流域高麗摩利支天(13)

杏仁構造の接写です。スケールは細かい目盛が2.5mm角です。形状と寸法はかなりばらばらです。もう一枚この岩片の上部の画像もありますので、次に見て頂きます。画像の四隅が暗いのは、デジカメに無理やり偏光フイルターを取り付けている為です。光学的に色々なフイルター効果を作り出せるのでフイルターをつける必要が無い!と言うのがメーカーの言い分ですが、レンズの保護や偏光フイルターの効果は出来ない事に気付かないのでしょうか?

2010年4月19日月曜日

埼玉県高麗川流域高麗摩利支天(12)

前の画像に比べて杏仁構造の粒径が大分小さいですね。それと、岩片の周囲を結構な厚みの層が取り巻いています。急冷によるガラス質とも思えないのですが、10円硬貨の右側では少しガラスかな?と言った雰囲気があります。左側は火山灰が流れた様な構造ですね。尤も目視の観察ではチョットシタ割れ目や凹み(それも硬さのさの現れなのでしょうが)によってかなり差が出てしまうので、出来れば顕微鏡観察をしてみたいものです。

2010年4月18日日曜日

埼玉県高麗川流域高麗摩利支天(11)

溶岩片の一つを接写してみました。杏仁構造が顕著に広がっています。結構大きなものが沢山在りますね。この杏仁構造の中の沸石類を分析した文献がかなり有りますので、枕状溶岩の露頭に関する文献を探す時に沸石類は大切なキーワードです。