2011年1月29日土曜日

甲府市梯地区(5)

この部分の枕状溶岩は少し変わっています。二つの枕状溶岩の間に薄い溶岩層が挟まれているのでしょうか?風化が進んでいるので或いは凝灰岩なのかもしれません。下の溶岩よりも少し食み出しているのは、結構硬いのかもしれませんが、かなりスッパリと切断されたように面が揃っているようです。圧縮前の画像を拡大して見ましたが、地衣類で表面は良く判りません。

2011年1月28日金曜日

甲府市梯地区(4)

前の二つの画像の中間に当たるのでしょうか?正確な位置関係は忘れてしまいましたが、芦川の右岸に見える畑の置くの露頭です。畑に踏み込む様な常識の無い人間が横行すると、地域に自然観察に対する嫌悪感が生まれて、段々と露頭の観察を難しくしますね。自然を観察しながら、自然や農業を踏みにじる行為は厳に慎みましょう。なんだか少し説教じみた解説でスミマセン!最近、露頭を荒らす人々の事が話題になる事が多くてつい・・・

2011年1月27日木曜日

甲府市梯地区(3)

これは少し下流側の崖に見える露頭です。上にかなり大量の溶岩が覆い被さっているのは、溶岩の噴出量が変化したのですね。上から少し下の溶岩に覆い被さった様に見える部分に、チョコンと小さな頭が突き出している様に見える部分が在りますね。小さな溶岩洞窟に後から別の溶岩流が流れ下り此処で閉塞したのかもしれません。似たような岩石はこれまでにも観た事が有ります。(未だ紹介して居ない様ですね。何れ)

2011年1月26日水曜日

甲府市梯地区(2)

道路脇の露頭です。ネットで保護されている様に見えるのは、落石が道路に転がり落ちるのを防いでいるのでしょう。枕状溶岩は非常に崩れやすい事が多い岩石露頭なのです。台風の後に、それまで見えていた岩体が無くなっているなんて事は珍しくもないので、荒天時の崖の露頭には特に近寄らない事です。
芦川や富士川流域には、それこそ伊豆東部単成火山群の如く海底火山群が「群雄割拠」していまして、露頭も非常に多い地域です。無理をせず露頭観察を楽しんで下さい。薄い溶岩が斜めに入っていますね。

2011年1月25日火曜日

甲府市梯地区(1)

芦川に沿った市川三郷市の三帳地区に枕状溶岩が在るとの事で、この附近を走ってみたが残念ながらそれらしい露頭に出会えず、何度か往復してみたが駄目でした。この画像は芦川が358号線と交わる甲府市梯(かけはし)地区の露頭。甲府市内から国道358号を精進湖方面に向かい右左口(うばくち)トンネルを抜けて直ぐ左にカーブした処にある信号を右折し県道36号に入り坂を下る途中の右側にこの露頭はある。即ち、枕状溶岩の上を国道358号が走っている状況になる。一部はモルタルを吹き付けられて居る。道路と露頭が直接接している部分はネットを被せている。道路の幅も狭いので駐車位置に注意。国道の信号の手前にトイレが在ったような記憶が在るので駐車出来るかも?でも確認して下さい。この附近にも枕状溶岩の露頭は多い。
尚、露頭の大部分は私有地の畑に面して居るので畑を踏み荒らさない事。データベース番号N0_642.

2011年1月24日月曜日

富士川町鹿島(10)

富士川町鹿島の露頭最後の画像は下流側の岩石の状態。富士川の攻撃面に当たるので、川沿いの道は無く確認出来なかったので、画像をご紹介しておきましょう。但し、この部分に枕状溶岩が在るかどうか?は判らない。
次回からは少し上流の富士川支流である芦川に沿った露頭をご案内する。もっとも、ネット情報で当初探した露頭には出会えず、別の二つの露頭をご案内します。

2011年1月23日日曜日

富士川町鹿島(9)

地衣類が繁茂している為に個々の岩の表面構造などは良く観察出来ませんが、表面に出来た凹凸の一つの例を示しておきましょう。この地域の枕状溶岩の画像はもう一枚、下流側の岩の状況を示す遠景の画像を一枚残して終ります。
明日からまた、出張なので次回は数日後になるかもしれません。