原則更新を停止します。 このブログは地質の素人の現70歳の素浪人が、地質図・論文・websiteを閲覧して露頭情報を収集し、その情報と主に足で稼いだ露頭画像を御紹介してきたブログです。素人故の恐れ知らずで取り組んでしまいましたが、残る人生の短さと現在の体力を歩き残した露頭の余りの多さとを天秤に掛けるとそろそろ「撤収」を考える時期だと思い至りました。 火山カメラの映像をUPしてまでこのブログを維持するのも如何かと思い至りましたので、このブログの更新を停止する事と致しました。 枕状溶岩関連記事についてはそのまま残そうと考えています。2年程度の心算で、2009年9月8日に始めたこのブログがここまで続けられるとは思って居ませんでした。 長い間お付き合い頂き有難う御座いました!
2012年1月25日水曜日
露頭情報:No.454;高知市鏡 鏡川水系鏡ダム北
出典は、露頭情報No.451と同じく「伊野地域の地質」40頁からの「第9章 ジュラ紀付加コンプレックス(秩父累帯北帯)」を参照。9.3土佐山ユニット(42頁~ )に所属する。 42頁の露頭付近のルートマップが余りに狭い範囲なので位置を特定出来ない。 43頁:第9.3図;土佐山ユニットの主な岩相,(c)枕状溶岩(高知市鏡ダム北方)」。露頭位置の詳細は不明だが一応この付近にポイントを置く。
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=333634&l=1332830
ルートマップに高知市鏡白岩西方尾根の上とあるので、或いはこの付近かも知れない。ルートマップに方位も無いので判り難い!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?longitude=133.45330555474&latitude=33.615633225794
露頭情報:No.451;吾川郡いの町槙 土居の谷
出典は地質図「伊野地域の地質」。この40頁からの「第9章 ジュラ紀付加コンプレックス(秩父累帯北帯)」中に記載が在る。
48頁から始まる「9.6勝賀瀬ユニット,49頁:ルートマップ,」が記載されている。50頁には「玄武岩は暗緑色ないし暗赤褐色を示し、枕状構造を有する玄武岩溶岩、火山砕屑岩及び凝灰角礫岩有」
林道の雰囲気からこの場所だろうか?
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=333355&l=1332554
露頭情報:No.453;海草郡紀美町(旧 美里町)高城 高城谷
出典は地質図「粉河地域の地質」この18頁から「3.5.美里ユニット(三波川結晶片岩),20頁:第3.9図;美里ユニットの柱状図,21頁:第3.10図美里ユニットの岩相,E:枕状溶岩の構造を示す苦鉄質片岩.美里町高城谷,23頁:美里ユニット泥質片岩中の白雲母のK-Ar年代:72.1-80.0Ma」等の記載が在る。
20頁には「美里町高城谷では枕状溶岩の産状を呈する玄武岩溶岩や長径30cm以下の溶岩片を含む火山性角礫岩も認められる。」とある。
下図は21頁の第3.10図E「枕状溶岩の構造を示す苦鉄質片岩。横幅約80cm。美里町高城谷」
露頭情報:No.452;野郡天川村不動滝
出典は、地質図「山上ヶ岳地域の地質」。この32頁以降の「Ⅳ.4. 天川亜層群」の中の「Ⅳ.4.1.山西累層」について「37頁;天川亜層群の岩石記載,91頁 付図 A-15 No.76 地点,40頁;第6表 天川亜層群の緑色岩類の化学組成」等がある。
34頁の第17図は「天川亜層群九尾累層の玄武岩質枕状溶岩(上北山村ナメゴ谷)」が掲出されているが、ナメゴ谷を確認出来ない。
地点76は道路と反対側右岸であり露頭にアクセスできるか?疑問!
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.html?b=341215&l=1354639
2012年1月22日日曜日
露頭情報:No.449;八戸市(旧 南郷村)島森地区 新井田川流域左岸
出典は岩石鉱物科学,第30巻1-16頁に掲載の「北部北上帯,島守層に産する海洋島ソレアイト起源緑色岩の岩石学(2001)」
この3頁に「第1図:ルートマップ」,4頁「第2図:露頭写真」,6頁 「表1 全岩化学組成」等が記載されている。P-MORB;海洋島型ソレアイト玄武岩に類似しているとの事。
Ⅲ.緑色岩の産状と記載の項目には「玄武岩は枕状溶岩・塊状溶岩・岩脈として産する。枕状溶岩は調査地域北部の新井田川沿いの露頭,および南部の採石場の露頭に見られる。
新井田川沿いの露頭は露出が悪く連続的に観察出来ないため,他の玄武岩との層位学的な相互関係は不明である。
採石場の露頭では、枕状溶岩に無斑晶質の玄武岩岩脈が貫入するのが見られ、枕状溶岩は,露頭表面ではその西側には断層を挟んでドレライトが見られる。枕状溶岩は、露頭表面では灰緑色を呈し、その新鮮な断面は暗灰色である。長さ約40-50cm,直径約20-30cm程度のぴろーローブが露頭の東側から西側に向けて累重する構造が観察出来る。この枕状構造の配列は,西側が層序学的に上位に相当する事を示している。」と記載されている。下図は4頁に掲載の図2.
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