下部の比較的細粒の部分と、比較的大きなブロックが重なっている部分との境目附近で、間に「静岡地学」91号の「東海支部巡検会報告」の45頁に「図4.板見漁港(Stop4)の凝灰質砂岩層とブレッチャー、凝灰質砂岩層には、スコリア質の粒子が多い」と書かれた部分が挟まっています。と書かれているのはこの部分の事を示しているのだと思います。
二つの地学系素人画像的ブログに掲載した画像が788枚、283MBに達しました。このペースなら後2年は広告も無しで小生の経済的負担の無い無料のママ充分やっていけそうです。画像は古いものを覗いて1280x800サイズを出来るだけ守る様に選択編集しています。DLは御自由にどうぞ!
原則更新を停止します。 このブログは地質の素人の現70歳の素浪人が、地質図・論文・websiteを閲覧して露頭情報を収集し、その情報と主に足で稼いだ露頭画像を御紹介してきたブログです。素人故の恐れ知らずで取り組んでしまいましたが、残る人生の短さと現在の体力を歩き残した露頭の余りの多さとを天秤に掛けるとそろそろ「撤収」を考える時期だと思い至りました。 火山カメラの映像をUPしてまでこのブログを維持するのも如何かと思い至りましたので、このブログの更新を停止する事と致しました。 枕状溶岩関連記事についてはそのまま残そうと考えています。2年程度の心算で、2009年9月8日に始めたこのブログがここまで続けられるとは思って居ませんでした。 長い間お付き合い頂き有難う御座いました!
2010年12月18日土曜日
2010年12月17日金曜日
下田市板見漁港(20)崖側露頭
崖側露頭のほぼ全景です。海側露頭の確か一番高い場所に立って撮影したものです。少し崖に近付き過ぎたので見え難い部分も在るので、もう一枚似た様な画像ですがやや堤防よりの位置から撮影した画像も見て頂きましょう。
この画像では下部の成層した部分の構造が前の画像と違って良く判って頂けると思います。下部はかなり成層した静かな堆積層の雰囲気が在りますが、この中にも随分と不思議な構造が含まれています。幾つかの小生が気づいた部分については細部の画像で補足します。少なくともこの画像の範囲では枕状溶岩とは言い難い、崖の大部分を占めるのは敢えて言えば「擬似枕状溶岩」の岩相としたい雰囲気です。しかし、別の角度から見たものの中には、特に上部には枕状溶岩が在る様な雰囲気があります。放射状節理に見える部分も有り、下部の比較的平らな成層部分の上は土石流のような堆積で、不整合なのではないでしょうか?枕状溶岩を含むまだ固結していなかった溶岩流がずるずる滑ってきたのかな?と私は勝手な想像を巡らしています。
この画像では下部の成層した部分の構造が前の画像と違って良く判って頂けると思います。下部はかなり成層した静かな堆積層の雰囲気が在りますが、この中にも随分と不思議な構造が含まれています。幾つかの小生が気づいた部分については細部の画像で補足します。少なくともこの画像の範囲では枕状溶岩とは言い難い、崖の大部分を占めるのは敢えて言えば「擬似枕状溶岩」の岩相としたい雰囲気です。しかし、別の角度から見たものの中には、特に上部には枕状溶岩が在る様な雰囲気があります。放射状節理に見える部分も有り、下部の比較的平らな成層部分の上は土石流のような堆積で、不整合なのではないでしょうか?枕状溶岩を含むまだ固結していなかった溶岩流がずるずる滑ってきたのかな?と私は勝手な想像を巡らしています。
2010年12月16日木曜日
下田市板見漁港(19)海側露頭
緑泥石らしきものは見て頂きましたが、それに比べると此方は緑ではなく明るい青色です。どちらかと言うと銅の酸化物である「緑青」(水酸化炭酸銅)の様にも見えますが、もっと明るい青「明青色」と言えそうです。
明日からは「崖側」露頭の画像をご案内します。
以前、これと良く似たものを、国立科学博物館のつくば実験植物園の入口(浜松産の球状橄欖岩の傍です)にある岩石で観た事があり、どんな鉱物なのか?問合せをしたら「何故其処にあるのか判らない!」から「どんな岩石・鉱物か判らない」と言った雰囲気の回答が在りました。次に実験植物園に見学に行った時にもう一度キチント写真を撮ろうと思ったら、モルタルか何かでその明青色の物質が覆われており、およそ「国立科学博物館」らしからぬ対応にがっかりした事があります。
明日からは「崖側」露頭の画像をご案内します。
以前、これと良く似たものを、国立科学博物館のつくば実験植物園の入口(浜松産の球状橄欖岩の傍です)にある岩石で観た事があり、どんな鉱物なのか?問合せをしたら「何故其処にあるのか判らない!」から「どんな岩石・鉱物か判らない」と言った雰囲気の回答が在りました。次に実験植物園に見学に行った時にもう一度キチント写真を撮ろうと思ったら、モルタルか何かでその明青色の物質が覆われており、およそ「国立科学博物館」らしからぬ対応にがっかりした事があります。
2010年12月15日水曜日
下田市板見漁港(18)海側露頭
2010年12月14日火曜日
下田市板見漁港(17)海側露頭
2010年12月13日月曜日
下田市板見漁港(16)海側露頭
2010年12月12日日曜日
下田市板見漁港(15)海側露頭
これも枕状溶岩の長手方向断面と言っても通りそうな画像ですが、「岩体」と「岩体」の間に在るものは(14)で示したものと同様な沸石か方解石膜の様です。この部分は実に微妙なカーブを描いていますが、少なくともこの画像からは水冷時の急冷縁は見えません。光っているのはスケール代わりの1円硬貨です。周辺の岩石の風化面・浸食面は一様ではありません。
表面が潮風で風化してくると実にその構造を読み難いものですね。所々で10mm以下の小さな豆の様にポコンと表面から飛び出しているものは一体何だろうかと他の画像を探してみましたが、残念ながらその辺を詳細に撮影した画像は見付かりませんでした。前の画像と同じ様な気泡を埋めたメノウなのかもしれません。機会が在ったら取り出してみたいと思っています。
表面が潮風で風化してくると実にその構造を読み難いものですね。所々で10mm以下の小さな豆の様にポコンと表面から飛び出しているものは一体何だろうかと他の画像を探してみましたが、残念ながらその辺を詳細に撮影した画像は見付かりませんでした。前の画像と同じ様な気泡を埋めたメノウなのかもしれません。機会が在ったら取り出してみたいと思っています。
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